導入時に必要なOS、アプリケーションをインストールします。
手動でのOSのインストールは、MB(マネジメントブレード)やiRMC(リモートマネジメントコントローラー)の画面を起動し、リモートコンソールでのインストールをお勧めします。
必要に応じて、設定変更やパッチの適用を行ってください。
終了したあと、管理対象サーバが正しく動作するか確認してください。
クローニングイメージを採取する管理対象サーバでDHCPクライアントが有効になっているか確認してください。
同じ名前のクローニングイメージは、クローニングイメージの保存世代数まで保持できます。
すでに保存世代数以上に採取されている状態で、新たにクローニングイメージの採取を行う場合、削除するクローニングイメージを選択してください。
クローニングイメージの保存世代数はデフォルトで3世代です。
クローニングイメージの保存世代数の変更方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「6.4 クローニングイメージの保存世代数の変更(物理サーバ)」を参照してください。
操作対象のサーバがPRIMEQUESTのサーバの場合、対象サーバに設定されているブートオプションとBIOSに設定されているブートオプションの設定がLegacy bootになっていることを確認してください。
どちらかの設定がUEFIである場合、Legacy bootに変更してから処理を行ってください。
ブートオプションの変更方法については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「7.1.10 ブートオプションの変更」を参照してください。
【Windows】
NetBIOS over TCP/IPを有効にしてください。
ボリュームライセンスが必要です。また、本製品のエージェントをインストールする際に、ボリュームライセンスの情報を入力しておく必要があります。
詳細は、「2.2.1.2 必要な情報の収集と確認」と「2.2.2 インストール【Windows】【Hyper-V】」を参照してください。
エージェントをインストールする際にボリュームライセンスの情報を入力しなかった場合や、インストールしたあとに修正する場合は、利用するWindowsの種類に応じて、管理対象サーバ上で以下のライセンス情報定義ファイルを編集してください。
Windows Server 2003の場合
インストールフォルダー\Agent\scw\SeparateSetting\sysprep\sysprep.inf
以下の1行を編集し、プロダクトキーを修正してください。
ProductID=Windowsのプロダクトキー (注1) |
注1) 5桁の値をハイフン("-")で5つつないだもの
例
ProductID=11111-22222-33333-44444-55555 |
注意
プロダクトキーの値や形式に誤りがあった場合、採取したクローニングイメージの配付がエラーになります。定義ファイルを編集した際は、値に誤りがないことを十分に確認してください。
Windows Server 2008以降の場合
インストールフォルダー\Agent\scw\SeparateSetting\ipadj\activation.dat
定義ファイルの[ActivationInfo]セクションに1行ごとに"パラメーター = 値"という形式で記述してください。
パラメーターについては、以下の表を参照してください。
方式 | パラメーター | 値 |
---|---|---|
KMS | .cmd.remotescript.1.params.kmscheck (必須) | KMSホストの検索方法です。 以下のどちらかの値を選択します。
|
.cmd.remotescript.1.params.kmsname | KMSホストのホスト名(FQDN)、コンピュータ名、またはIP アドレスです。 | |
.cmd.remotescript.1.params.kmsport | KMSホストのポート番号です。省略時は"1688"になります。 | |
MAK | .cmd.remotescript.1.params.makkey (必須) | MAKキーです。 |
共通 | .cmd.remotescript.1.params.ieproxy | プロキシサーバのホスト名(FQDN)とポート番号をコロン(":")でつないだものです。 |
.cmd.remotescript.1.params.password | Administratorのパスワードです。 以前設定していた場合、暗号化された文字列が記載されています。 | |
encrypted | Administratorのパスワードの暗号化状態です。 |
例
KMS(自動探索)の場合
[ActivationInfo] |
KMS(手動設定)の場合
[ActivationInfo] |
MAKの場合
[ActivationInfo] |
Administratorのパスワードを変更した場合、以下のコマンドを実行してください。定義ファイルの.cmd.remotescript.1.params.passwordパラメーターに記述されているパスワードが暗号化された文字列に変更され、暗号化したことを示す"encrypted=yes"の行が追加されます。
詳細は、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「5.8 rcxadm deployctl」を参照してください。
>"インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm" deployctl passwd -encrypt <RETURN> |
MAKの場合(暗号文)
[ActivationInfo] |
【Windows】
物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」と「9.1.3 業務LANとiSCSI LANの物理ネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号を添字として指定します。
例
ラックマウント型サーバの背面の一番左側のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"ローカルエリア接続1"を指定してください。
【Linux】
物理L-Serverの場合、「設計ガイド CE」の「9.1.1 管理LANのネットワークの設計」と「9.1.3 業務LANとiSCSI LANの物理ネットワークの設計」で決定したラックマウント型サーバまたはタワー型サーバの場合のNIC番号から1を引いた値を添字として指定します。
例
ラックマウント型サーバの背面の一番左側のNIC番号を"1"と決定した場合、ここでは"eth0"を指定してください。
参考
ネットワークインターフェース名の添え字と、ラックサーバの背面のNICの番号をそろえる方法の例を示します。
詳細はOSのマニュアルを参照してください。
RedHat Enterprise Linux
ラックサーバの背面のNICのMACアドレスを/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX
ファイルのHWADDRに設定します。
SLES
udevを使用します。