ここでは、アンインストールする前に、準備と確認が必要な事項について説明します。
アンインストールする前の注意事項
システムイメージやクローニングイメージの確認
本製品で採取したシステムイメージとクローニングイメージは削除されます。
イメージ格納ディレクトリを変更している場合、本製品で採取されたシステムイメージやクローニングイメージは、イメージファイル格納ディレクトリに残ります。
HBA address renameの確認
HBA address renameを利用している場合、マネージャーにより、管理対象サーバのHBAにWWNが設定されています。
マネージャーをアンインストールする場合、必ず以下の順番で行ってください。
サーバの削除 (注)
マネージャーのアンインストール
注) サーバの削除方法については、「操作ガイド VE」の「11.2 管理対象サーバの削除」を参照してください。
注意
HBA address renameを利用している場合、サーバの削除を行わずにマネージャーをアンインストールすると、サーバのWWNが工場出荷状態にリセットされません。
必ず、サーバ削除後にマネージャーをアンインストールしてください。
WWNがリセットされないまま運用した場合、ほかのサーバへ同じWWNが設定されたときに、同一ボリュームアクセスによってデータが破損する危険性があります。
また、マネージャーをクラスタで運用している場合、マネージャーのアンインストールの前に、クラスタ設定を解除してください。クラスタ設定の解除方法については、「付録C マネージャーのクラスタ運用設定・削除」を参照してください。
証明書の退避(コピー)
マネージャーをクラスタで運用している場合、アンインストールする前に証明書を退避(コピー)してください。
マネージャーの証明書は、マネージャー用の共有ディスクに格納されています。
格納先フォルダーは以下になります。
【Windowsマネージャー】
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\certificate
【Linuxマネージャー】
共用ディスクのマウント先/Fujitsu/ROR/SVROR
定義ファイル
本製品を利用する際に作成した各種定義ファイルは、削除されます。
必要な場合、本製品をアンインストールする前に以下のフォルダーをほかのフォルダーに退避(コピー)してください。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/custmize_data