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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

12.2 保護支援関数(DecodeProc)

[機能]

保護支援対象のデータを処理します。

[記述形式]

記述形式を示します。

[説明]
srcp

入力文字列へのポインタを指定します。

dstp

出力域のポインタを指定します。

dstsize

出力域サイズ(バイト単位)を指定します。

mode

List Creatorで出力方法を判定して以下の処理モードを設定します。

0:

印刷、FAX送信

1:

上記以外(OWFファイル生成、PDFファイル保存、Excelファイル出力、TIFF出力、電子保存)

preserve

将来拡張用(NULL)

reserve

将来拡張用(0)

[復帰値]

復帰値を示します。

復帰値

意味

0

保護支援関数が正常終了しました。

負の値

保護支援関数が異常終了しました。(*1)

*1:印字データの保護支援のライブラリ作成元で規定して利用してください。

      保護支援関数で問題が発生した場合に、印字データの保護支援のライブラリ作成元での調査情報として利用する

      ことを目的としています。

[備考]
  • 印字データの保護支援のライブラリでは、第4引数(mode)の情報から保護支援処理の制御を行ってください。

  • 保護支援関数が正常に行われた場合、出力域のデータの最終にNULL文字('\0')を設定し、通知してください。

  • 出力域に指定するテキスト項目の文字列の文字コードは、以下のように入力データの文字コード系で指定してください。

    帳票出力サーバがWindowsの場合
    • prprintコマンドの-indatacodeオプションに「SJIS」を指定した場合、Shift-JIS

    • 環境設定画面で[全般]タブの「文字コード系」に「Shift-JIS」を指定した場合、Shift-JIS

    • 上記以外を指定した場合、UNICODE(UTF8)

    帳票出力サーバがUNIX系OSの場合
    • 環境変数LANGで指定した文字コード系

  • 保護支援関数をエントリポイントとするライブラリ名については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。