イベント通知機能とは、List Creatorのコマンドを使用して帳票を出力したときの出力要求に対する状態遷移をユーザアプリケーションで取得するための機能です。
帳票の出力要求に対する状態が変化したときに、ユーザアプリケーションにイベントとして通知します。イベントが通知されるのは、Print Managerで定義したプリンタに帳票を出力した場合のみです。
イベント通知機能は、例えば、帳票を出力したアプリケーションとは別のアプリケーションで、帳票の出力結果を取得したい場合に利用します。
印刷時に利用してください。
イベント通知機能では、イベントを取得するイベント通知APIを提供します。
イベント通知APIを使用して、帳票出力アプリケーションとイベント監視アプリケーションを作成してください。
以下に、イベント通知機能の概要を示します。
帳票出力アプリケーション
帳票を出力するユーザアプリケーションです。List Creatorのコマンドを起動します。
List Creatorのコマンド
帳票出力アプリケーションによって起動されるList Creatorのコマンドです。
以下のコマンドを起動したときに、イベントを取得できます。
prputprtコマンド(Windows上でのみ、使用できます。)
イベント監視アプリケーション
List Creatorのコマンドを使用して帳票を出力したときに発生したイベントを取得するユーザアプリケーションです。
2種類の待ち合わせモードを使用して、イベントの待ち合わせを行うことができます。
モード1
出力完了や、保留、削除、エラー発生(紙詰まり、用紙なし)など、帳票の出力要求の状態が変わったときのみ知りたい場合に指定するモードです。
モード2
出力完了や、保留、削除、エラー発生(紙詰まり、用紙なし)など、帳票の出力要求の状態が変わったときに加え、用紙交換通知など、帳票出力業務の運用中にユーザに通知するメッセージの状態が変わったときも知りたい場合に指定するモードです。