高性能マシン(マルチCPU、マルチコアにより、多数のスレッドが同時に動作可能なマシン)上でコネクタ連携機能使用時、少量ページの帳票を多重で同時に出力すると、帳票出力までの時間が均一でない場合があります。
例えば、少量ページで同じサイズの帳票を多重で同時に出力した場合、ある帳票はすぐに出力されるが、ある帳票の出力には時間がかかるという現象が発生する場合があります。
コネクタ連携機能のサービスを複数起動することにより、待ち時間が最も少ないサービスをList Creatorが自動で選んで帳票を出力するため、帳票出力までの時間を均一にできます。
図E.1 【コネクタ連携機能のサービスが1つの場合(従来)】
図E.2 【コネクタ連携機能のサービスが複数の場合】
コネクタ連携機能のサービスの複数起動は、以下のすべての条件を満たす場合に有効です。
高性能マシン(マルチCPU、マルチコアにより、多数のスレッドが同時に動作可能なマシン)を使用している
アプリケーションサーバ、帳票出力サーバがSolarisでList Creator V9.3.0以降を使用している
帳票出力インタフェースとして、Javaインタフェースを使用している
注意
性能に問題がない場合、コネクタ連携機能のサービスを複数起動する必要はありません。性能に問題が発生した場合のみ、本章に記載の設定を行ってください。
帳票出力インタフェースとして、コネクタ連携コマンド、またはCFXカスタムタグインタフェース(ColdFusion MX)を使用している場合は、有効となりません。
COBOLアプリケーション連携機能を使用している場合は、有効となりません。