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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

A.1.4 パスワードコマンド(prsetpasswd

ここでは、リモート帳票出力ユーザのパスワードを設定するコマンドについて説明します。

ポイント

  • Administrators権限を持つユーザのみ、リモート帳票出力ユーザを登録/削除できます。Administrators権限を持たないユーザの場合は、リモート帳票出力ユーザの表示のみできます。

  • リモート帳票出力ユーザの登録/削除を行う場合は、「管理者: コマンド プロンプト」からパスワードコマンドを実行してください。
    「管理者: コマンド プロンプト」を起動するには、[スタート]メニューの[コマンド プロンプト]のアイコンを右クリックし、表示されるメニューから「管理者として実行」を選択します。

A.1.4.1 [機能]

リモート帳票出力を行う場合のリモート帳票出力ユーザを設定できます。また、現在の設定値を表示できます。

通常は、リモート帳票出力ユーザを設定する必要はありません。

以下の運用を行う場合、リモート帳票出力を行う前に、アプリケーションサーバ上でprsetpasswdコマンドを使用して、リモート帳票出力ユーザを設定してください。

ポイント

  • リモート帳票出力には、仕分け機能、XBRLデータ対応機能、Navigator連携機能、およびDatabase Direct連携機能を使用したリモート帳票出力型も含まれます。

A.1.4.2 [記述形式]

コマンドの記述形式を示します。

[  ]は、省略できることを示します。

ユーザを登録/変更する場合
prsetpasswd  -a
             -u   ユーザ名
            [-p   パスワード]
登録されているユーザを削除する場合
prsetpasswd  -x
             -u   ユーザ名
登録されているユーザを表示する場合
prsetpasswd  -l

A.1.4.3 [説明]

オプションについて説明します。

ユーザを登録/変更する場合
-a

ユーザを登録する場合、および登録されているユーザのパスワードを変更する場合に指定します。


-u ユーザ名

登録/変更するユーザ名を指定します。ユーザを登録する場合は、帳票出力サーバに登録されているユーザ名を指定します。指定できるユーザ名は、空白を含む半角英数字で48文字以内で指定されたユーザ名です。

半角英字は大文字と小文字の区別がされず、同じユーザ名として扱われます。


-p パスワード

登録/変更するパスワードを指定します。

指定できるパスワードは、空白を含む半角英数字で14文字以内で指定されたパスワードです。

省略すると、画面にパスワードの入力を促すメッセージが表示されます。

注意

  • -pオプションを指定した場合、コマンド実行時にパスワードがそのまま画面に表示されてしまうため、注意が必要です。


登録されているユーザを削除する場合
-x

登録されているユーザを削除する場合に指定します。


-u ユーザ名

削除するユーザ名を指定します。


登録されているユーザを表示する場合

-l

登録されているユーザを一覧表示する場合に指定します。ユーザの一覧は、登録されている順序で表示されます。


A.1.4.4 [復帰値]

復帰値を示します。

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

A.1.4.5 [注意]

以下に、リモート帳票出力ユーザの登録順序と、実際に適用されるリモート帳票出力ユーザ名の例を示します。