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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

8.5.3 バーコード補正情報ファイル

バーコード補正情報ファイルは、帳票にバーコードを出力する場合に、出力先の環境に合わせてバーコードの出力結果を補正する情報を指定するファイルです。

通常は、指定する必要はありません。出力したバーコードがバーコードリーダーで読み取れない場合に指定してください。

バーコードの補正方法には、以下の方法があります。

バーコードの補正情報を指定できるのは、EAN-128(コンビニエンスストア向け)のバーコードです。また、補正情報の指定は、帳票を印刷、PDFファイル保存、Excelファイル出力、TIFF出力、またはOWFファイルを印刷する場合のみ有効です。

バーコード補正情報は、印刷時は出力するプリンタ装置ごとに指定が必要です。したがって、帳票がどの出力先で出力されるのかを考慮し、バーコード補正情報ファイルを作成する必要があります。

バーコード補正情報ファイルの作成方法と配置、文字コード系、指定方法については、以下を参照してください。

⇒“8.5.1 情報ファイルとは

以下に、バーコード補正情報ファイルの記述形式について示します。

バーコード補正情報ファイルの記述形式(帳票出力サーバがWindowsの場合)

バーコード補正情報は、以下の形式で指定します。

    [プリンタ名/\\PDF\\/\\XLSX\\/\\TIFF\\]
BARCONVENIDOT 設定値
BARPDFRESOLUTION 設定値
BARXLSXRESOLUTION設定値
BARCONVENIIMAGE 設定値

注意

  • 同じセクション名を複数指定した場合、またはセクション内で同じ情報を複数指定した場合、最後に指定した設定値が有効となります。


[プリンタ名/\\PDF\\/\\XLSX\\/\\TIFF\\](セクション)(必須)

バーコード補正を行う対象として、印刷時は出力先の印刷プリンタ名、PDFファイル保存時は「\\PDF\\」、Excelファイル出力時は「\\XLSX\\」、TIFF出力時は「\\TIFF\\」を指定します。

印刷時、出力先のプリンタを複数指定する場合は、プリンタごとに指定します。


BARCONVENIDOT(ドット補正)(任意)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのモジュール幅(各バーの幅)を補正するドット数を1~255の範囲で指定します。

ドット数は、1から順に数値を上げ、バーコードの読み取り結果(印刷した結果)を確認しながら指定してください。

ドット数を指定すると、帳票出力時に指定した値だけバーコードの黒色バーの幅を細く、白色バーの幅を太くして出力されます。

省略した場合、バーコードのモジュール幅(各バーの幅)に対して、ドット補正は行われません。

注意

  • 印刷時、以下のいずれかが[プリンタ名]に指定されていない場合、指定は無効となります。

    • 帳票出力時に指定されたプリンタ名

    • 通常使うプリンタのプリンタ名(帳票出力サーバがWindowsの場合)


BARPDFRESOLUTION(PDFファイル保存時のドット補正解像度)(任意)

PDFファイル保存時に、ドット補正を行う場合(「BARCONVENIDOT」を指定する場合)に、ドット数の解像度を1~65535の範囲で指定します。

この解像度には、出力するPDFファイルを実際に印刷するプリンタの解像度を指定します。

PDFファイル保存時に、ドット補正する場合は、必ず指定する必要があります。


BARXLSXRESOLUTION(Excelファイル出力時のドット補正解像度)(任意)

Excelファイル出力時に、ドット補正を行う場合(「BARCONVENIDOT」を指定する場合)に、ドット数の解像度を、以下のいずれかの値から選択して指定します。

729614424030040060012002400

この解像度には、出力するExcelファイルを実際に印刷するプリンタの解像度を指定します。

Excelファイル出力時に、ドット補正する場合は、必ず指定する必要があります。


BARCONVENIIMAGE(イメージ出力補正)(任意)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコード全体を1つのイメージとして出力するか、各バーを個々の図形として出力するかを指定します。

Y:

バーコード全体を1つのイメージとして出力します。

N:

バーコード内の各バーを個々の図形として出力します。

省略した場合、「N」が指定されたものとして動作します。

注意

  • この指定が有効になるのは、出力方法が「印刷」、およびOWFファイルを印刷する場合のみです。

  • バーコード全体をイメージとして出力する場合、処理性能の劣化、またはスプールサイズの増大などにも留意し、指定を行ってください。


バーコード補正情報ファイルの記述形式(帳票出力サーバがUNIXOSの場合)

バーコード補正情報は、以下の形式で指定します。

    [\\PDF\\/\\XLSX\\/\\TIFF\\]
BARCONVENIDOT 設定値
BARPDFRESOLUTION 設定値
BARXLSXRESOLUTION設定値
BARCONVENIDOT設定値

注意

  • 同じセクション名を複数指定した場合、またはセクション内で同じ情報を複数指定した場合、最後に指定した設定値が有効となります。


[\\PDF\\/\\XLSX\\/\\TIFF\\](セクション)(必須)

バーコード補正を行う対象として、PDFファイル保存時は「\\PDF\\」、Excelファイル出力時は「\\XLSX\\」、TIFF出力時は「\\TIFF\\」を指定します。


BARCONVENIDOT(ドット補正)(任意)

EAN-128(コンビニエンスストア向け)バーコードのモジュール幅(各バーの幅)を補正するドット数を1~255の範囲で指定します。

ドット数は、1から順に数値を上げ、バーコードの読み取り結果(印刷した結果)を確認しながら指定してください。

ドット数を指定すると、帳票出力時に指定した値だけバーコードの黒色バーの幅を細く、白色バーの幅を太くして出力されます。

省略した場合、バーコードのモジュール幅(各バーの幅)に対して、ドット補正は行われません。


BARPDFRESOLUTION(PDFファイル保存時のドット補正解像度)(任意)

PDFファイル保存時に、ドット補正を行う場合(「BARCONVENIDOT」を指定する場合)に、ドット数の解像度を1~65535の範囲で指定します。

この解像度には、出力するPDFファイルを実際に印刷するプリンタの解像度を指定します。

PDFファイル保存時に、ドット補正する場合は、必ず指定する必要があります。


BARXLSXRESOLUTION(Excelファイル出力時のドット補正解像度)(任意)

Excelファイル出力時に、ドット補正を行う場合(「BARCONVENIDOT」を指定する場合)に、ドット数の解像度を、以下のいずれかの値から選択して指定します。

729614424030040060012002400

この解像度には、出力するExcelファイルを実際に印刷するプリンタの解像度を指定します。

Excelファイル出力時に、ドット補正する場合は、必ず指定する必要があります。