任意間隔グリッド使用時の留意事項について以下の順に説明します。
グリッドの初期値と単位指定について
任意間隔グリッド操作時の留意事項について
グリッド強制に関する留意事項について
自動補正配置に関する留意事項について
任意間隔グリッドをグリッドの初期値にすることはできません。必ず固定間隔グリッドが初期値となります。
任意間隔グリッドに変更した場合、変更直後は、以下のグリッド間隔が設定されます。
縦:120ドット
横:360ドット
帳票様式定義では、任意間隔グリッド使用時の単位の指定を「ドット」の指定を推奨します。
ドットを指定した場合、解像度を720dpiで換算した値を指定してください。
●任意間隔グリッド操作時の留意事項について
グリッドに対する操作は、[編集]-[元に戻す]を選択しても、操作前の状態に戻す(復元する)ことはできません。
帳票様式定義画面が「レイアウト作成(固定パーティション)画面」または「レイアウト確認画面」の場合は、グリッドを操作できません。必ず「レイアウト作成(標準)画面」で操作してください。
グリッド間隔の最小値と最大値は以下のサイズになります。操作した結果、以下のサイズより小さいまたは大きいサイズになる場合は、操作できません。
グリッド線やグリッド間隔を操作する場合、帳票様式定義画面の編集領域のルーラー目盛り上のグリッド補助線およびグリッド間隔を操作します。
複数のパーティションをまたいでグリッド間隔(縦方向)を選択することはできません。グリッドは、パーティションごとに設定してください。
グリッド間隔を変更する場合、パーティションの縦幅以上にサイズを変更することはできません。
グリッド間隔のサイズ変更は、必ずパーティションの縦幅サイズ以内で調整してください。
●グリッド強制に関する留意事項について
任意間隔グリッドを使用している場合、グリッド間隔を変更すると、グリッドの強制間隔もそれに合わせて変更されます。
任意間隔グリッドを使用している場合は、以下の操作時はグリッド強制は有効になりません。
プロパティ画面(プロパティリスト)での位置、またはサイズ変更
項目の繰返しを指定する場合の繰返し間隔(ボディ部集団項目を含む)
オブジェクトの整列
繰り返し複写の複写間隔
パーティションのサイズ変更
固定パーティションの開始位置変更
複数のオブジェクトを選択して移動、サイズ変更、またはマウス操作で複写する場合、選択範囲の上下左右(四隅)のいずれかがグリッド位置に合うように移動、または複写されます。そのため、オブジェクトがグリッド位置に配置されない場合があります。
●自動補正配置に関する留意事項について
自動補正配置画面で、「対象範囲」に「すべて」が指定されている場合、編集領域に表示されていないパーティション内のオブジェクトもすべて強制の対象になります。
自動補正配置で「文字ピッチを合わせる」は指定できません。