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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

1.2.1 帳票定義情報とは

帳票定義情報とは、List Creatorデザイナで設計した帳票のフォーマットおよび帳票を出力するときの動作に関する定義情報のことです。以下の情報から構成されます。

以下に、帳票様式情報と帳票業務情報について説明します。

1.2.1.1 帳票様式情報

「帳票レイアウト情報」と、「帳票レイアウト情報と入力データとの関連付け情報」から構成される情報です。帳票様式情報を定義することを「帳票様式定義」といいます。

帳票レイアウト情報

帳票の見た目やレイアウトに関する情報です。

帳票レイアウト情報は、いろいろな構成要素から成り立っています。

帳票レイアウト情報を構成する要素については、以下を参照してください。

⇒“1.3 帳票のレイアウト情報を構成する要素

なお、帳票レイアウト情報は、帳票形式によって構成要素などに違いがあり、注意が必要です。

帳票形式の詳細については、以下を参照してください。

⇒“1.4 帳票形式とは

帳票レイアウト情報と入力データの関連付け情報(関連付け情報と略記することもあります)

帳票レイアウト情報に合わせて、入力データをどのように出力するかを定義した情報です。

帳票レイアウトと入力データの関連付け情報として、「データ定義」および「拡張定義」を定義します。

データ定義

データ定義では、帳票様式定義で定義した項目と入力データの関連付けや、関数などの演算を指定します。

演算としては、主に以下のものが指定できます。

  • BREAK制御

  • 組込みメディア項目のメディアデータの種類

  • 文字列操作

  • 条件判定

  • 関数(四則演算や総和など)

  • ページ番号や総ページ数の設定

データ定義は、帳票様式情報を定義する際に、データ定義画面で指定します。

拡張定義

集計表形式、またはフリーフレーム形式(フレーム定義あり)の場合にのみ、パーティションの出力条件や演算のタイミングなどを指定する拡張定義を行います。

拡張定義は、帳票様式情報を定義する際に、データ定義画面の[拡張定義]タブで指定します。

また、入力データとの関連付け情報として、レコード情報を定義することもできます。

レコード情報の定義では、入力データの繰返し情報の定義や、同じ項目名を持つ複数の項目を定義するなど、定義した項目に合わせて出力時の条件を指定できる定義です。

レコードの定義は、帳票レイアウト情報の定義と合わせて項目のプロパティなどで指定します。

1.2.1.2 帳票業務情報

帳票業務情報とは、出力時の属性(プロパティ)や動作などを定義した情報です。

帳票の出力方法(印刷、PDFファイル保存、Excelファイル出力など)や、出力方法ごとに出力時の動作などの情報を定義します。

例えば、次のような情報です。