運用中にログアナライザサーバを他のコンピュータに移行する手順を、以下に説明します。
移行前(現在運用中)のコンピュータにおいて、共有フォルダ(ログデータの転送に指定しているフォルダ)のログ情報退避CSVファイルを、外部媒体などへフォルダ構成を維持したままコピーします。
LADBBKRS.bat(ログアナライザ設定情報退避・復元コマンド)のバックアップオプションを使用して、ログアナライザ設定情報を外部媒体などへ退避します。
退避先フォルダパスを“E:\LAMASTERINFO”とした場合の実行例:
[ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV\LADBBKRS.bat -bs -d E:\LAMASTERINFO
移行先のコンピュータに、ログアナライザサーバをインストールします。
移行先のコンピュータに、運用環境保守ウィザードを使用して運用環境を構築します。
LADBBKRS.bat(ログアナライザ設定情報退避・復元コマンド)のリストアオプションを使用して、ログアナライザ設定情報を復元します。
退避元フォルダパスを“E:\LAMASTERINFO”とした場合の実行例:
[ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV\LADBBKRS.bat -rs -d C:\LAMASTERINFO
外部媒体などへ退避した共有フォルダのデータを、フォルダ構成を維持したまま、移行先のコンピュータの共有フォルダへコピーします。
移行するデータの量は、運用環境構築時に指定した[保存月数]を超えないようにしてください。
コピーしたフォルダ配下に存在する、以下のファイル名を変更します。
変更前のファイル名:conv_end
変更後のファイル名:trans_end
上記ファイルは、期間フォルダ(例:20130421_20130421)ごとに存在します。
フォルダ数が多い場合は、以下のようにバッチ処理で変更すると便利です。
バッチファイルの例:
ECHO OFF IF %1.==. GOTO NOPARAM FOR /R %1 /D %%f IN (*) DO ( IF EXIST %%f\conv_end ( move %%f\conv_end %%f\trans_end ) ) GOTO END :NOPARAM ECHO フォルダパスを指定してください。 :END ECHO ON
バッチファイルを“conv.bat”、共有フォルダパスを“C:\LASVDATA”とした場合の実行例:
conv.bat C:\LASVDATA
DttoolEx.exe(データ移入・削除コマンド)を使用して、ログアナライザサーバへデータを追加します。
共有フォルダパスを“C:\LASVDATA”とした場合の実行例:
[ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\dttool\DttoolEx.exe -f C:\LASVDATA
LADBBKRS.bat(ログアナライザ設定情報退避・復元コマンド)のリストアオプションを使用して、ログアナライザ設定情報を再度復元します。
退避元フォルダパスを“E:\LAMASTERINFO”とした場合の実行例:
[ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV\LADBBKRS.bat -rs -d C:\LAMASTERINFO
注意
手順9.のログアナライザ設定情報の再リストアを行わないと、ユーザーIDが削除される、設定内容が最新の状態でないなど、正しく復元されない場合があります。