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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

7.13.1 ログアナライザサーバを移行する

運用中にログアナライザサーバを他のコンピュータに移行する手順を、以下に説明します。

  1. 移行前(現在運用中)のコンピュータにおいて、共有フォルダ(ログデータの転送に指定しているフォルダ)のログ情報退避CSVファイルを、外部媒体などへフォルダ構成を維持したままコピーします。

  2. LADBBKRS.bat(ログアナライザ設定情報退避・復元コマンド)のバックアップオプションを使用して、ログアナライザ設定情報を外部媒体などへ退避します。

    退避先フォルダパスを“E:\LAMASTERINFO”とした場合の実行例:

    [ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV\LADBBKRS.bat -bs -d E:\LAMASTERINFO
  3. 移行先のコンピュータに、ログアナライザサーバをインストールします。

  4. 移行先のコンピュータに、運用環境保守ウィザードを使用して運用環境を構築します。

  5. LADBBKRS.bat(ログアナライザ設定情報退避・復元コマンド)のリストアオプションを使用して、ログアナライザ設定情報を復元します。

    退避元フォルダパスを“E:\LAMASTERINFO”とした場合の実行例:

    [ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV\LADBBKRS.bat -rs -d C:\LAMASTERINFO
  6. 外部媒体などへ退避した共有フォルダのデータを、フォルダ構成を維持したまま、移行先のコンピュータの共有フォルダへコピーします。

    移行するデータの量は、運用環境構築時に指定した[保存月数]を超えないようにしてください。

  7. コピーしたフォルダ配下に存在する、以下のファイル名を変更します。

    • 変更前のファイル名:conv_end

    • 変更後のファイル名:trans_end

    上記ファイルは、期間フォルダ(例:20130421_20130421)ごとに存在します。
    フォルダ数が多い場合は、以下のようにバッチ処理で変更すると便利です。

    バッチファイルの例:

    ECHO OFF
    IF %1.==. GOTO NOPARAM
    FOR /R %1 /D %%f IN (*) DO (
      IF EXIST %%f\conv_end (
        move %%f\conv_end %%f\trans_end
      )
    )
    GOTO END
    :NOPARAM
    ECHO フォルダパスを指定してください。
    :END
    ECHO ON

    バッチファイルを“conv.bat”、共有フォルダパスを“C:\LASVDATA”とした場合の実行例:

    conv.bat C:\LASVDATA
  8. DttoolEx.exe(データ移入・削除コマンド)を使用して、ログアナライザサーバへデータを追加します。

    共有フォルダパスを“C:\LASVDATA”とした場合の実行例:

    [ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\dttool\DttoolEx.exe -f C:\LASVDATA
  9. LADBBKRS.bat(ログアナライザ設定情報退避・復元コマンド)のリストアオプションを使用して、ログアナライザ設定情報を再度復元します。

    退避元フォルダパスを“E:\LAMASTERINFO”とした場合の実行例:

    [ログアナライザサーバインストールフォルダ]\bin\SWDTLAENV\LADBBKRS.bat -rs -d C:\LAMASTERINFO

    注意

    手順9.のログアナライザ設定情報の再リストアを行わないと、ユーザーIDが削除される、設定内容が最新の状態でないなど、正しく復元されない場合があります。