クライアント(CT)と管理サーバ間の通信方式を変更する方法について説明します。
管理サーバでファイルを使用して変更する
通信方式を変更するには、管理サーバでファイルを使用して変更します。
また、クライアント(CT)-管理サーバ間で通信を行うための通信ポート番号も同時に変更できます。
注意
【Windows® 8、Windows® 10の高速スタートアップ機能について】
Windows® 8、Windows® 10で高速スタートアップ機能が有効な場合、ログオンしていない状態でシャットダウン操作を行うと、通常、PC起動時に実施する「移行対象情報ファイル」や「CT動作パラメーター情報ファイル」の反映動作、CTポリシーの要求動作、自己版数アップのチェックが動作しないことがあります。確実にこれらの動作を行わせるためには、シャットダウンではなくOSを再起動してください。
変更手順は、以下のとおりです。
移行対象情報ファイル(DTKServerChange.txt)を作成し、管理サーバに保存します。
移行対象情報ファイルの詳細は、“リファレンスマニュアル”の“移行対象情報ファイル”を参照してください。
格納場所
Windows Server® 2003の場合
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016の場合
C:\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
通信方式を変更する場合は、移行対象情報ファイルの11番目の項目に、以下の値を設定します。
設定する値 | 動作 |
---|---|
0または空文字列 | クライアント(CT)にすでに設定されている値を変更しません |
2 | 独自通信方式(V15.1.1以前の通信方式)を使用 |
3 | セキュア通信方式を使用 |
注意
管理サーバの変更がない場合、移行対象情報ファイルの3番目の項目(サーバIPアドレス)は空欄を設定してください。クライアント(CT)に設定されている管理サーバのアドレスと同じサーバIPアドレス、または、ホスト名を設定した場合、通信方式、ポート番号が変更されません。
ポート番号を変更する場合は、移行対象情報ファイルの6番目~10番目の項目に、ポート番号の値を設定します。
→クライアント(CT)起動時または管理コンソールからの即時更新時に、設定内容がCTポリシーとしてクライアント(CT)に情報通知されます。
通知結果は、移行対象情報ファイル・実行ログ(DTKServerChange.log)として、管理サーバの以下に出力されます。
Windows Server® 2003の場合
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016の場合
C:\ProgramData\Fujitsu\Systemwalker Desktop Keeper
クライアント(CT)にポリシーが適用された後に、クライアント(CT)を再起動してください。ポリシーが適用されたかどうかは、管理コンソールの「クライアントポリシー更新日時」が更新されたかどうかでご確認ください。
設定が変更されたことを確認した後、移行対象情報ファイルを削除するか、格納場所以外の場所へ移動します。