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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

6.1 レポート出力ツールの活用方法

注意

レポート出力ツールで作成したレポートに表示されるログ件数と、ログアナライザの目的別集計結果のログ件数は、一致しない場合があります

レポートに表示されるログ件数は、管理サーバからログアナライザサーバへログの移入処理を実施した時点での絞込条件、除外条件で集計した結果です。
このため、集計後に変更された絞込条件/除外条件や、集計後に移入されたログ(注)は反映されていません。

一方、ログアナライザの目的別集計では、リアルタイムに集計します。最新の絞込条件/除外条件で、移入済のログを集計した結果です。

したがって、レポート出力ツールで作成したレポートに表示されるログ件数と、ログアナライザの目的別集計結果のログ件数は、一致しない場合があります。

レポートに、集計後に変更された絞込条件/除外条件で、集計後に移入されたログを含めた集計結果を表示したい場合(最新のデータと条件で集計し直したい場合)は、再集計する必要があります。
再集計については、“リファレンスマニュアル”の“DTTOOLEX.EXE(ログアナライザサーバへのデータ移入・削除)”を参照してください。

注)集計後にログが移入される場合とは

クライアント(CT)がネットワークに接続されていなかったなどの理由で、管理サーバに操作ログが遅れて転送される場合があります。そのためログアナライザサーバに移入されるログが遅れて反映される場合があります。

レポートの[グループ名]に対象グループ以外の部門が表示される場合について

対象グループに所属する端末の中に、他部門から移動してきた端末が含まれている場合は、その端末が他部門所属時に採取したログも集計対象となります。

また、これらのログは採取時点でのグループ名で集計されます。

そのため、上記のような端末が存在する場合は、グループ名として対象グループ以外の部門名が表示されることがあります。

PrintScreenキー禁止ログの取り扱いについて

本章で取り扱うPrintScreenキー禁止ログは、区分が「違反」のログだけが対象となります。

印刷量監査レポートに出力される印刷用紙代、CO2排出量について

印刷量監査レポートに出力される印刷用紙代およびCO2排出量は、それぞれ対象期間の総印刷ページ数に1ページあたりの印刷用紙代、CO2排出量を掛けて算出したものです。
そのため目安の値とはなりますが、正確な印刷用紙代、CO2排出量を表したものではありません。

未配置グループについて

サーバ設定ツールの[システム設定]の[未配置グループ設定]で[未配置グループで管理する]を設定していた場合、レポート出力ツールでは、「未配置」グループでクライアント(CT)を管理せず、「ルート」グループでクライアント(CT)を管理します。

スマートデバイス(エージェント)の操作ログについて

スマートデバイス(エージェント)の操作ログは集計対象外です。

レポート出力ツールとは

レポート出力ツールを利用すると、以下の目的に応じたレポートの作成、印刷およびファイル出力ができます。
レポートはMicrosoft® Excel形式のファイルで出力され、そのまま利用したり、加工して利用したりできます。

生成可能なレポートは以下のとおりです。

レポート種別

概要

情報漏洩分析

情報漏洩分析

情報漏洩の危険性という観点で、操作ログを集計・分析した結果を出力します。

端末利用分析

端末が適切に利用されているかという観点で、操作ログを集計・分析した結果を出力します。

違反操作分析

禁止されている操作を実施したときに記録されたログを、集計・分析した結果を出力します。

総合分析

上記3つの観点の診断の要約を出力します。

エコ監査

印刷量監査

印刷操作ログを利用して、毎月の印刷量や印刷コストを算出し、CO2排出量に換算します。分析結果を、印刷量、印刷コスト、前月と比較したCO2の削減量として、レポート出力します。また、印刷上限をオーバーした端末の一覧なども出力できます。

使用できる人

レポート出力ツールは、システム管理者と部門管理者が使用できます。ただし、レポート作成時に分析可能なログの範囲は、管理者によって異なります。

管理者の種類

分析可能なログの範囲

システム管理者

当該ユーザーIDが登録されている管理サーバまたは統合管理サーバで閲覧できるすべてのログ

部門管理者

自分が部門管理者として割り当てられている部門配下のすべてのログ

使用できる環境

レポート出力ツールを使用するときは、以下の条件をすべて満たす環境を整えてください。

レポート出力に要する処理時間に影響を与えるのは、データベースに格納されているログ量と、ログCSVファイルに出力されるログ量です。
データベースに格納されているログ量が約3000万件の場合、以下の時間がかかります。ただし、処理時間は参考値です。PCのCPU、メモリ、ディスク性能、他のアプリケーションの動作状況などの要因で変化します。