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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

3.4.1 CTポリシーを変更する

CTポリシーを変更する

「削除したCT」グループに所属するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)のCTポリシーは、変更できません。名称、備考も変更できません。

CTポリシーの変更手順を説明します。

  1. [管理コンソール]を起動します。

  2. CTグループツリーから、ポリシーを変更するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)が所属するCTグループを選択します。

    注意

    CTリストで複数のクライント(CT)を選択した場合

    CTリストで複数のクライアント(CT)を選択した場合は、端末初期設定のポリシーが表示されます。この状態でポリシーを変更した場合は、選択したクライアント(CT)のポリシーがすべて端末初期設定のポリシーと同じポリシーとなります。

    →最新のポリシー情報が表示されます。

    注意

    以下の場合は、CTグループやCTリストの情報を最新にしてください

    以下の条件のどちらかを満たす場合、画面に表示される統合管理サーバ配下の管理サーバの、CTグループ、およびCTリストの情報は最新になっていないことがあります。

    • 管理サーバ側でCTグループツリーが変更された場合

    • Active Directory連携が実行され、グループツリーが変更となった場合

    最新にするには、[ツリー設定]メニューから[ツリー最新表示]を選択してください。

  3. CTリストからポリシーを変更するクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)を選択します。

  4. ポリシーツリーでポリシーを選択し、ポリシーを変更します。

    ポリシーの設定項目の説明は、“2.4.1 端末初期設定を行う”を参照してください。

  5. 必要に応じて、CTリストに表示されている[名称]または[備考]を変更します。

    [名称]および[備考]に入力できる文字は、以下のとおりです。

    • [名称]:半角で40文字(全角で20文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号を入力できます。

    • [備考]:半角で127文字(全角で63文字)までの英数字、漢字、ひらがな、カタカナ、または記号が入力できます。

  6. 以下のどちらかのボタンをクリックし、ポリシーをCTに反映します。

    • [次回起動時に更新する]ボタンをクリックする場合

      各ポリシーがデータベースに反映されます。ただしクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)には、即時にポリシーが反映されません。最新のポリシーが反映されるタイミングは以下になります。

      • クライアント(CT)

        ・次回のクライアント(CT)起動時、クライアント(CT)が接続するサーバ(統合管理サーバ、または管理サーバ)と通信が行われたとき。

      • スマートデバイス(エージェント)

        ・スマートデバイス(エージェント)側で「今すぐ同期する」ボタンを選択したとき。

        ・管理サーバとの自動同期(12:00~13:00)が実行されたとき。

    • [即時更新を行う]ボタンをクリックする場合

      • クライアント(CT)

        各ポリシーがデータベースに反映され、稼働しているクライアント(CT)にも反映されます。

        ・[ファイル持出し・読み込み]の設定は、即時更新を行ったクライアント(CT)で持出しユーティリティが起動されていた場合は、次回の持出しユーティリティ起動時からポリシーが反映されます。

        ・[印刷・PrintScreen]で許可しているアプリケーションが、即時更新を行ったクライアント(CT)で起動されていた場合は、次回のアプリケーション起動時からポリシーが反映されます。

        ・[ログオン]の設定でログオフまたはシャットダウンする設定にした場合、起動中のクライアント(CT)には即時に反映され、ログオフまたはシャットダウンされます。なお、稼働していないクライアント(CT)や、上位サーバと通信できないクライアント(CT)では、次回のクライアント(CT)起動時、クライアント(CT)が接続するサーバ(統合管理サーバ、または管理サーバ)と通信が行われたときに、最新のポリシーが反映されます。

      • スマートデバイス(エージェント)

        各ポリシーがデータベースに反映されます。ただしスマートデバイス(エージェント)には、即時にポリシーが反映されません。最新のポリシーが反映されるタイミングは以下になります。

        ・スマートデバイス(エージェント)側で「今すぐ同期する」ボタンを選択したとき。

        ・管理サーバとの自動同期(12:00~13:00)が実行されたとき。

    ポイント

    クライアント(CT)数が多い場合は、[次回起動時に更新する]を選択することを推奨します

    統合管理サーバまたは管理サーバと接続されていないクライアント(CT)との接続タイムアウト時間は、クライアント(CT)1台につき5秒です。また、ネットワーク環境にも依存しますが、統合管理サーバまたは管理サーバと接続されているクライアント(CT)に、[即時更新]を行うと、ポリシー適用に要する時間は、クライアント(CT)1台につき1秒程度かかります。
    そのため、ポリシーの設定対象とするCT数が多いときは、[次回起動時に更新する]ボタンをクリックする運用を推奨します。

    →[名称]または[備考]を変更した場合は、ポリシーが反映されると、入力した情報が、CTリストに反映されます。

    クライアント(CT) およびスマートデバイス(エージェント)にグループポリシーを適用する場合

    クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)にCTポリシーを適用せず、そのクライアント(CT) およびスマートデバイス(エージェント)が所属するCTグループのグループポリシーを適用することもできます。この場合は、[グループポリシーを適用]チェックボックスをチェックし、ポリシーの反映操作を実施してください。

    CTグループを選択して配下のクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)のポリシーを一括変更する

    CTグループポリシーの設定時に、そのCTグループ配下のクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)にも、ポリシーを一括で設定できます。この場合、CTポリシーの設定値とCTグループポリシーの設定値は、同じです。

    設定手順の詳細は、“3.2.1 CTグループポリシーを変更する”を参照してください。

参考

グループポリシーを適用している場合

CTポリシーでの運用に備え、グループポリシー適用状態のままでCTポリシーの編集を行いたい場合は、以下の操作を行ってください。

  1. [グループポリシーを適用]のチェックを外します。
    →ポリシー一覧およびポリシーツリーが選択・編集可能です。

  2. CTポリシーを任意の値に編集します。

  3. [グループポリシーを適用]にチェックします。

  4. [即時更新を行う]または[次回起動時に更新する]ボタンを押してポリシーをCTグループに反映させます。[次回起動時に更新する]の場合は、CTの再起動後にサーバとの通信が必要となります。
    →グループポリシー適用状態のまま、CTポリシーが更新されます。

CTポリシーをコピーする

クライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)または、CTグループポリシーにすでに設定されているポリシーを、ほかのクライアント(CT)およびスマートデバイス(エージェント)または、CTグループにコピーできます。

設定方法は、“CTグループポリシーまたは、CTポリシーをコピーする”を参照してください。

ポリシー適用ツールを作成する

注意

ポリシー適用ツールを起動できる端末について

ポリシー適用ツールはクライアント(CT)を導入しているPCで起動できます。スマートデバイス(エージェント)が導入されているスマートデバイスでは起動できません。

ポリシー適用ツールの適用バージョンについて

V15.0.1以前のクライアント(CT)を選択してポリシー適用ツールを作成した場合、V15.0.1以前のクライアント(CT)にだけ適用できます。

V15.1.0以降のクライアント(CT)を選択してポリシー適用ツールを作成した場合、V15.1.0以降のクライアント(CT)にだけ適用できます。

管理サーバと接続できないクライアント(CT)のCTポリシーを変更するツールを作成できます。

手順を以下に示します。

  1. [管理コンソール]を起動します。

  2. ポリシー適用ツールを作成するクライアント(CT)を選択します。

  3. [ポリシー適用ツール作成]ボタンをクリックします。

    →ポリシー適用ツール作成画面を表示するかどうかの確認画面が表示されます。

  4. ポリシー作成画面を表示する場合は[はい]を、ポリシー作成をキャンセルする場合は[キャンセル]をクリックします。

    ポイント

    [はい]を選択すると、[管理コンソール]にポリシー適用ツールを作成中のメッセージが表示されます。その間は管理コンソールを操作できません。

  5. [ポリシー適用ツールの作成]画面で設定を行います。

    項目名

    説明

    [選択したCTのコンピュータ名]

    選択したクライアント(CT)のコンピュータ名を表示します。変更できません。

    [名称]

    選択したクライアント(CT)の名称を表示します。変更できません。

    [適用種別]

    ポリシー適用ツールを実行できるクライアント(CT)の範囲を選択します。

    • 選択のCTのみ適用可
      選択したクライアント(CT)だけでポリシー適用ツールを実行できます。

    • 全てのCTに適用可
      選択したクライアント(CT)以外でもポリシー適用ツールを実行できます。
      ただし、V15.0.1以前のクライアント(CT)を選択してポリシー適用ツールを作成した場合、V15.0.1以前のクライアント(CT)にだけ適用できます。
      また、V15.1.0以降のクライアント(CT)を選択してポリシー適用ツールを作成した場合、V15.1.0以降のクライアント(CT)にだけ適用できます。

    [実行可能期間]

    ポリシー適用ツールを実行できる期間を指定します。

    指定できる期間は以下のとおりです。

    年:2000-2037

    月:1-12

    日:1-31

    [実行可能時間]

    ポリシー適用ツールを実行できる時間を指定します。

    指定できる時間は以下のとおりです。

    時:0-23

    分:0-50(10分単位)

    [設定しない]をONにすると本設定は無効化され、期間だけの判定になります。

    [起動パスワード]

    ポリシー適用ツールを起動する際に入力するパスワードを設定します。

    ・入力は32文字までです。

    ・半角文字だけ入力できます。

    ・大文字小文字を区別します。

    ・使用できない記号は、「&」、「\」、「:」、「?」、「"」、「~」、「^」、「'」、「<」、「>」、「|」です。

    ・半角の空白は入力できません。

  6. [作成]ボタンを選択します。
    →ポリシー適用ツールを作成するかどうかの確認画面が表示されます。

  7. 問題なければ、[OK]ボタンを選択します。
    →[フォルダの参照]画面が表示されます。ポリシー適用ツールの保存先を選択してください。

  8. 保存先を選択したら[OK]ボタンを選択します。
    ポリシー適用ツールが正常に出力された旨のメッセージが表示されます。

  9. [OK]ボタンを選択し、[ポリシー適用ツールの作成]を終了します。

  10. 保存したポリシー適用ツールをクライアント(CT)へコピーします。ポリシー適用ツールの実行方法は“運用ガイド クライアント編”の“オフラインポリシーを適用する”を参照してください。

    注意

    ユーザーポリシーが有効なPCでポリシー適用ツールを実行する場合

    ユーザーポリシーが有効なPCでポリシー適用ツールを実行した場合、CTポリシーは変更されますが、ユーザーポリシーは変更されません。