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Systemwalker Desktop Keeper リリース情報
FUJITSU Software

1.3.5 V15.0.0で追加・変更された機能

Systemwalker Desktop Keeper V15.0.0で追加・変更された機能について説明します。

1.3.5.1 追加された機能

ユーザー操作ログ検索機能

ログビューアを利用して、ログ閲覧データベースのログをユーザー単位に検索できる機能です。
ユーザー情報をもとに、システムを構成する全管理サーバのログを横断的に検索できます。
ユーザーポリシーのユーザー情報をもとにログを検索できるため、従来の管理方法がそのまま使用できます。また、ユーザーポリシーに未定義のユーザーについても、ログから抽出したユーザー情報をもとにログを検索できます。

詳細は、“運用ガイド 管理者編”の“[ユーザー操作ログ]画面で参照する”を参照してください。

スマートデバイスの機能拡張

スマートデバイスの動作OSとして、新規にiOSをサポートします。

また、スマートデバイスに対するセキュリティを強化するために、Androidでも機能が追加されます。

リストアコマンドの新規提供

リストアコマンドによるログ閲覧データベースへのデータリストア機能を提供します。
この機能を利用すると、従来のバックアップコマンドを使用した運用データベースからのデータの退避と、ログ閲覧データベースへの取り込みが一連のバッチ処理として夜間に処理可能であり、翌日にはログ閲覧データベースでの検索が可能です。

1.3.5.2 変更された機能

ファイル操作ログ取得機能の改善

ファイル操作ログ記録機能において、取得できるログの種別に「別名保存」ログが追加されました。
アプリケーションの操作でファイルの別名保存を行った場合、従来は「作成」または「更新」ログとして記録されていましたが、本バージョンからは「別名保存」ログとして記録されます。

詳細は、“運用ガイド 管理者編”の“ファイル操作ログ”を参照してください。

ポータブルデバイス、イメージングデバイスの接続制御

従来、ドライブレターが割り当てられるリムーバブル装置やCD/DVD装置について、読み込みや書き出しの禁止が可能でした。本バージョンからは、ドライブレターが割り当てられないデジタルカメラやICレコーダ、スキャナなどのポータブルデバイス、イメージングデバイスについて、読み込みの禁止が可能です。

詳細は、“運用ガイド 管理者編”の“ファイル持出し・読み込み”を参照してください。

部門管理者のログ閲覧機能

従来、部門管理者はログ閲覧データベースを参照できませんでした。本バージョンからは、部門管理者も、ログビューアを利用してログ閲覧データベースを参照できます。ユーザー操作ログ検索機能についても利用可能です。

Windowsストアアプリで動作する機能

従来、Windowsストアアプリで制限となっていた以下の機能が、本バージョンからは動作可能です。

記録機能
  • アプリケーション起動ログ (注1)

  • アプリケーション終了ログ (注1)

禁止機能
  • アプリケーション起動禁止 (注2)

注1) アプリケーション起動ログおよびアプリケーション終了ログは、プロセス単位に取得されます。そのため、Windowsストアアプリなど、共通のプロセスで複数のアプリケーションが実行される場合、起動ログおよび終了ログからアプリケーションを特定することはできません。ウィンドウタイトル取得ログを併用してアプリケーションを特定してください。

注2) アプリケーション起動禁止はプロセス単位の設定となります。そのため、Windowsストアアプリなど、共通のプロセスで複数のアプリケーションが実行される場合、アプリケーション単位での起動禁止は設定できません。共通のプロセスを起動禁止に設定することで、Windowsストアアプリ全体の起動を禁止することは可能です。

Webアップロード禁止機能の改善

従来、Webアップロード禁止が設定されていた場合でも、ファイル選択ダイアログが表示される場合のアップロードは禁止できませんでした。本バージョンからは、ファイル選択ダイアログの表示が無効となり、ファイルのアップロードも禁止できます。

レポート出力ツールの改善

従来、レポート出力ツールで出力されるレポートのログ情報は、操作日時順に表示されていました。本バージョンからは、従来の操作日時順に加えて、グループ+端末+ユーザーの順でも表示が可能であり、レポート出力ツールで表示順を選択できます。

詳細は、“運用ガイド 管理者編”の“情報漏洩分析レポートを出力する”を参照してください。

記録機能

クライアントから管理サーバに送信するデータを圧縮する機能が、Microsoft .Net Framework 4.0、4.5に対応しました。

Microsoftアカウント対応

各ログのユーザー名およびドメイン名がMicrosoftアカウントの認証で使用した情報で記録されます。Microsoftアカウントでログオンした場合でも、Localのユーザーポリシーを適用できるようになります。また、Microsoftアカウントをログオン禁止対象として指定できます。