企業内ネットワーク(LAN)などにおいて、物理的なケーブルやマシンの接続形態に依存せず、LAN上の特定のノードだけで仮想的なグループを作る技術のことをVLAN(Virtual LAN)といいます。VLANはルータやスイッチングハブの付加機能として提供されます。
ビュー編集エクスプローラやビュー監視ウィンドウでツリー表示域の右側に表示されている表示域です。ツリー表示域で選択されているビューアイコンまたはビュードメインアイコンに含まれるビューや、ビューノード/リンク/リンクグループ/エッジ/エッジグループ/ビュードメインといった情報を一覧で表示します。また、障害状態に応じて各アイコンの色が変化します。
分散構成において運用管理サーバの負荷軽減を目的としたサーバで大規模なネットワークを監視する場合に利用されます。運用管理サーバ(エージェント)には、運用管理クライアントを接続することはできません。
Systemwalker Network Managerのデータベースに監視対象機器や機器間ケーブル、VLANなどを登録する際にアイコン化してマップに表示されるノード、リンク、エッジなどを総称してオブジェクトと呼びます。
Systemwalker Network Managerに登録されたノードやリンク、エッジなどが多くなって来ると、ネットワークデータベース編集ウィンドウやトポロジ/サービスマップでは、ネットワークの一部しか表示できないようになってきます。ガイドマップ機能は、ネットワーク全体のオブジェクトを●で表示し、どの部分が実際にウィンドウに表示されているかが一目でわかるので、マップ内の目的の場所へ容易に移動できます。
システム管理用の権限を持ち、すべての操作を行うことができるグループです。利用者の登録/変更/削除、ビューの登録/変更/削除、ネットワークデータベースの編集の操作権限を持っています。グループユーザAdminはこのグループに所属し、このグループから外せません。監視が許可されているビューのみ監視が可能です。
グループとは複数のユーザの集まりで、Systemwalker Network Managerでは登録されたグループ毎に情報の各種権限を管理することができます。ユーザは同時に複数のグループに所属することができます。
グローバルビューは、ネットワークに存在するすべての監視対象機器を抽出したビューです。グローバルビューは、ネットワークデータベース編集により物理的なデザインが変更されると自動的に反映されます。このグローバルビューは削除することはできません。
サービスビューの監視者用の権限を持ち、すべてのサービスビューを監視可能なグループです。初期状態ではすべての操作を行うことができますが、各種操作の権限を外して制限を行うことができます。
ノードを監視サーバに登録する時点で機器が無いもしくは接続されていない場合に、事前登録ノードとしてネットワークデータベースに登録することができます。機器が設置されたら、事前登録ノード管理開始機能により一括で管理を開始することができます。
ノード管理アドレス入力時など、IPアドレスの入力を行う操作であらかじめプリセット値(よく使われる上位ビットのアドレス)をファイルに登録しておくと、管理アドレス入力域のコンボボックスから選択することができる機能です。
特定のノードやリンク、リンクグループに対して障害マスクを設定することで、障害の検出に対してフィルタリングを行います。ただし、完全にフィルタリングするわけではなく障害履歴表示の方には障害マスク中でも障害の発生/復旧が出力されます。
ネットワーク内で発生した物理障害やサービス障害の履歴を表示する機能です。本機能を使用することによって過去の障害情報の発生状況などを確認することができます。障害履歴表示機能は、ビューに関する履歴で最近のものから順に表示します。また、障害情報の履歴ファイルをダウンロードすることもできます。
障害が発生した場合、オペレータによる承諾操作が行われるまではアイコンが点滅することにより、たとえ承諾操作前に障害が復旧したとしても、オペレータには障害が発生したことが分かるようになっています。しかし、すべての障害発生に対して承諾操作が必要となるとオペレータの作業が大変になってしまいます。そこで、軽微な障害の場合などは、障害に対して承諾操作を行う必要がないようにすることができます。
Systemwalker Network Managerに登録されているすべてのユーザが自動的に所属するグループです。このグループから任意のユーザを外すことはできません。全ユーザグループに対して監視の権限が与えられているビューのみ監視を行うことができます。
ビュー編集エクスプローラやビュー監視ウィンドウでウィンドウ右側に表示されている表示域です。監視可能なビューの一覧と、その配下のビュードメイン構造をツリー形式で表示します。また、障害状態に応じて各アイコンの色が変化します。
トポロジL3ビューは、任意のL2ビューよりサブネット単位でノード、リンクやエッジといった監視対象機器を抽出し作成されたビューです。トポロジL3ビューはトポロジL2ビューから自動編集されるためマップのデザインはできません。
Systemwalker Network Managerでは、トポロジ収集機能によりSNMP通信を実装した監視対象機器を探索し、結果を一覧形式で表示することができます。トポロジ探索には、定期的に収集する探索とトポロジ収集機能の操作により探索する2通りの探索方法があります。
ノード、リンクやエッジといったネットワークの物理的な接続構成と状態を管理するビューです。トポロジビューにはトポロジL2ビューとトポロジL3ビューが存在し、これら2つを総称してトポロジビューと呼びます。
Systemwalker Network Managerでは、ドメインという用語をネットワークデータベースおよびビュー内を仮想的に階層化して表現するという意味で使用しています。この用語は、Windows NT(R)、Windows(R)2000またはWindows Server(TM)2003のドメインおよびDNSのドメインとは関係がありません。
各マップ・ウィンドウ(ビュー監視ウィンドウは除く)に指定した画像ファイルを背景図として配置することができます。また、背景図のサイズも指定して表示させることができます。背景図として、JPEG、BMPあるいはPNG形式の画像ファイルを使用して下さい。
Systemwalker Network Managerでは、監視対象機器をEAMにより監視しています。EAMで監視がサポートされていない機器を監視する場合、汎用ノード(Ethernet)として標準的な監視のみを行うことができます。標準的な監視としてノード監視およびポート監視があります。なお、ポート監視については、監視が可能な機器と不可能な機器が存在します。
Systemwalker Network Managerで監視しているすべてのビューや各ビュー内のオブジェクトの状態を一覧で確認することができ、ネットワーク全体の障害状況を容易に把握することができるウィンドウです。ネットワークで障害が発生すると、障害が発生したノードや回線が含まれるビューアイコンのみが障害表示されるので、障害の影響範囲が一目で分かりポイントを絞った対応が可能となります。
それぞれのビューに対してビューオブジェクト(ビュードメイン/ビューノード/ビューリンク/ビューリンクグループ/ビューバスリンク/ビューエッジ/ビューエッジグループ/ビューサービス)の登録/更新/削除を行うウィンドウです。
ネットワークデータベースで管理されている編集可能なビュー(トポロジ/サービスビュー)を一覧表示するウィンドウをビュー編集エクスプローラウィンドウと呼びます。ビュー編集エクスプローラウィンドウでは複数ビューの編集、複数ビューオブジェクト(ビュードメイン/ビューノード/ビューリンク/ビューリンクグループ/ビューバスリンク/ビューエッジ/ビューエッジグループ/ビューサービス)の編集を行うことができます。
Systemwalker Network Managerにログインすると最初に表示されるダイアログです。メインメニューからSystemwalker Network Managerで提供されている機能を展開します。
ネットワークデータベース編集ウィンドウ、ビュー編集機能のマップおよびウィンドウでは、自由に張り付けが可能なメモを登録することができます。このメモは、何枚でも貼り付けることができ、複数行の入力が可能です。
利用者とは、ネットワークを実際に使用しているユーザを意味します。たとえば、監視対象ネットワークに複数の業者が存在する場合、ネットワークを切り出し使用する業者を利用者として定義することができます。Systemwalker Network Managerでは利用者を管理することができ、ビュー定義機能によって各ビューと対応付けることができます。
複数の物理的なリンクを仮想的な1本のリンクとして扱うリンクを示します。たとえば、1Gbpsの帯域幅のリンクを8本束ねて、8Gbpsの帯域幅の仮想リンクとして使用するリンクをリンクアグリゲーションと呼称します。