導入方法
インストール
SNMPトラップ転送プログラムは、以下ディレクトリに格納されています。
E:\pkg\ (CD-ROMドライブがEドライブの場合)
格納ディレクトリに移動し、以下コマンドでインストールします。
[Red Hat Enterprise Linux 5の場合]
# cd CD-ROMのマウントポイント/tools |
[Red Hat Enterprise Linux 6、Red Hat Enterprise Linux 7の場合]
# cd CD-ROMのマウントポイント/tools |
Systemwalker Network Manager で使用するポート番号の変更
Systemwalker Network Manager では「49162/udp」のポートを使用します。通常は設定の変更は必要ありません。
ポート番号を変更したい場合だけ、以下の手順を実施します。
以下のservicesファイルを開きます。
/etc/services |
記載されている以下の行のポート番号を、変更したいポート番号に編集します。記載されていない場合は、追加して下さい。
mpwksttr-trap xxxxxx/udp |
SNMPトラップを受信する他のアプリケーションのポート番号の変更
他のSNMPトラップを受信するアプリケーションを使用する場合は、SNMPトラップを受信するポート番号を変更します。変更方法については、各製品開発元に確認して下さい。
SNMPトラップ転送定義ファイルの編集
手順2と手順3で変更したポート番号を、SNMPトラップ転送定義ファイルに指定します。
ファイルの形式はK.2.1 SNMPトラップ転送定義ファイルを参照してください。
手順2でポート番号を変更していない場合は49162を指定します。net-snmpをインストールしている場合は5972を指定します。
※SNMPトラップ転送プログラム起動後にローカルIPアドレスが追加される場合には、SNMPトラップ転送ローカルIPアドレス定義ファイルの設定が必要です。詳細は、K.2.2 SNMPトラップ転送ローカルIPアドレス定義ファイルを参照してください。
公開鍵のインポート
Red Hat Enterprise Linux 7.1 (RHEL7.1)以降において、Secure Boot機能が有効になっている場合は、以下を実施して公開鍵をUEFIにインポートします。
mokutilコマンドを実行し公開鍵をインポートします。
なお、mokutilコマンドを実行するとパスワードの設定を要求されます。このパスワードは「Shim UEFI key management」の中で使用されます。
# mokutil --import /opt/FJSVsttr/drv/Linux_RHEL7/FJJ_DB.der |
システムを再起動します。
[Shim UEFI key management]を起動します。
[Enroll MOK]を選択します。
[Continue]を選択します。
証明書のインポートを実行するため、[Yes]を選択します。
a.で設定したパスワードを入力します。
[OK]を選択し、システムを再起動します。
keyctlコマンドを実行し公開鍵の追加に成功したことを確認します。
# keyctl list %:.system_keyring |
セットアップ
MpSttrSet(SNMPトラップ転送プログラム設定コマンド)を実行し、SNMPトラップ転送プログラムを設定します。コマンドの形式はK.3.2 MpSttrSet(SNMPトラップ転送プログラム設定コマンド)を参照してください。
システムの再起動
システムを再起動します。
解除方法
SNMPトラップ転送プログラムの停止
MpSttrCtrl(SNMPトラップ転送プログラム制御コマンド)を実行し、SNMPトラップ転送プログラムを停止します。コマンドの形式はK.3.1 MpSttrCtrl(SNMPトラップ転送プログラム制御コマンド)を参照してください。
アンセットアップ
MpSttrSet(SNMPトラップ転送プログラム設定コマンド)を実行し、SNMPトラップ転送の設定を解除します。コマンドの形式はK.3.2 MpSttrSet(SNMPトラップ転送プログラム設定コマンド)を参照して下さい。
SNMPトラップを受信する他のアプリケーションのポート番号を元に戻す
他のSNMPトラップを受信するアプリケーションを使用していた場合は、受信するポート番号を変更しているので、変更前に戻してください。変更方法については、各製品開発元に確認してください。
公開鍵の削除
以下の手順を実施し、公開鍵を削除します。
なお、本手順を実施しなくてもシステムに影響を及ぼすことはありません。
mokutilコマンドを実行し公開鍵を削除します。
なお、mokutilコマンドを実行するとパスワードの設定を要求されます。このパスワードは「Shim UEFI key management」の中で使用されます。
# mokutil --delete /opt/FJSVsttr/drv/Linux_RHEL7/FJJ_DB.der |
システムを再起動します。
Shim UEFI key managementを起動します。
[Delete MOK]を選択します。
[Continue]を選択します。
証明書の削除を実行するため、[Yes]を選択します。
a.で設定したパスワードを入力します。
[OK]を選択し、システムを再起動します。
keyctlコマンドを実行し公開鍵の削除に成功したことを確認します。
# keyctl list %:.system_keyring |
システムの再起動
システムを再起動します。