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Systemwalker Desktop Patrol 解説書
FUJITSU Software

2.1.6 セキュリティ情報

セキュリティ情報として、以下の機能を提供します。

自動ログオン、スクリーンセーバー起動など、セキュリティ設定が低いPCを特定できます。

管理者は、コンピュータウイルスの脅威やセキュリティホールなど、セキュリティ上の問題のあるPCを特定でき、PCの防御能力を高めます。

セキュリティ情報は、メインメニューの[PC情報]-[セキュリティ情報]画面で表示されます。

ただし、Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0より前のバージョンがインストールされているPCのセキュリティ情報は参照できません。

セキュリティ情報(システムセキュリティ情報とユーザーセキュリティ情報)は、使用しているOSによって、収集可能なセキュリティ情報が異なり、確認できる項目が異なります。

注意

ユーザーセキュリティ情報は、ログオン時に収集されます。CTインストール後、一度もログオンされていないCTでは収集されていません。

収集できるセキュリティ情報、および表示イメージは以下のとおりです。

システムセキュリティ情報

OSごとに収集可能なシステムセキュリティ情報を以下に示します。

分類

情報

2003

2003
x64

Vista

Vista
64bit

7/8/10

7 64bit/
8 64bit/
10 64bit

2008

2008 64bit/
2012
/
2016

備考

ハードウェア(注1)

BIOS起動パスワード

BIOS設定パスワード

BIOSハードディスクパスワード

OS

自動ログオン

ようこそ画面

Windows Server® 2003以外のOSでは、必ず「表示する」が設定されます。

最後のユーザー名

Guestアカウントのセキュリティ

自動更新の設定

ユーザーアカウント制御(UAC)

安全でない共有フォルダ

スタンバイ回復時のパスワード入力

複雑なパスワードを必要とする設定

アプリケーション

ファイアウォール(注2)

ウイルス対策ソフトウェアのリアルタイム検索(注3)

ウイルス対策ソフトウェアの定時スキャン状況(注4)

ウイルス対策ソフトウェアのスキャン対象範囲(注5)

○:収集できます。

△:OSや機種によっては、収集できない場合があります。

-:収集しない、または該当情報なし。

2003:Windows Server® 2003

2003 x64:Windows Server® 2003 x64 Edition

Vista:Windows Vista®

Vista 64bit:Windows Vista® 64ビット版

7:Windows® 7

7 64bit:Windows® 7 64ビット版

8:Windows® 8

8 64bit:Windows® 8 64ビット版

10:Windows® 10

10 64bit:Windows® 10 64ビット版

2008:Windows Server® 2008

2008 64bit:Windows Server® 2008 64ビット版

2012:Windows Server® 2012

2016:Windows Server® 2016

Systemwalker Desktop Patrolでサポートしている上記OSの各Service Packの詳細については、“3.2.1 動作OS”を参照してください。

注1)

機種によっては、情報が収集できない場合があります。情報が収集できなかった場合は「収集不可」が設定されます。サポートしているか機種かどうかを確認するためのコマンド(BIOSパスワード設定状況確認ツール)が、Systemwalker技術情報ホームページで公開されていますので、このコマンドを使用して事前確認を行ってください。

また、コマンドモードCTでは管理者権限で実行しない場合、BIOSハードディスクパスワードは「収集不可」となります。

注2)

各製品のファイアウォール機能は以下の表記ですが、本書では総称して「ファイアウォール」とよびます。

  • Microsoft Windowsの場合:「Windowsファイアウォール」

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「パーソナルファイアウォール」

  • McAfee VirusScanの場合:「ポートブロック」

注3)

各ウイルス対策ソフトのリアルタイムスキャン機能は以下の表記ですが、本書では総称して「リアルタイム検索」とよびます。

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「リアルタイム検索機能」

  • McAfee VirusScanの場合:「オンアクセススキャン機能」

注4)

各ウイルス対策ソフトの定時スキャン機能は以下の表記ですが、本書では総称して「定時スキャン状況」とよびます

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「予約検索」

  • McAfee VirusScanの場合:「オンデマンドスキャン」

注5)

各ウイルス対策ソフトのスキャン対象範囲は以下の表記ですが、本書では総称して「スキャン対象範囲」とよびます

  • Trend Micro ウイルスバスターの場合:「検索するファイル」

  • McAfee VirusScanの場合:「スキャンアイテム」

サポート対象の製品一覧および監査可能なリアルタイム検索、ファイアウォール、定時スキャン状況、スキャン対象範囲は以下のとおりです。

表2.1 サポート対象の製品一覧(2017年2月時点)

メーカ

製品名

バージョン

ファイアウォール

リアルタイム検索

定時スキャン状況

スキャン対象範囲

Microsoft®

Windows Vista®

なし, SP1, SP2

Windows® 7

なし, SP1

Windows® 8

なし

Windows® 8.1

なし

Windows® 10

なし

Windows Server® 2003

SP1, SP2

Windows Server® 2008

なし, SP1, SP2

Windows Server® 2008 R2

なし, SP1

Windows Server® 2012

なし

Windows Server® 2012 R2

なし

Windows Server® 2016

なし

TrendMicro

ウイルスバスター コーポレートエディション

Ver10.0, 10.5, 10.6,11.0

○(注1)

Symantec

Endpoint Protection

12.1(注2)

McAfee

VirusScan Enterprise

8.7i, 8.8

○:監査できます。

-:監査しない、または該当機能なし。

注1)Client/Server Suite Premium™などファイアウォール機能を有する製品で有効にした場合

注2)Symantec Endpoint Protection 12.1は、RU1 MP1(12.1.1100)以降をサポートします。

ユーザーセキュリティ情報

OSごとに収集可能なユーザーセキュリティ情報を以下に示します。

分類

情報

2003

2003
x64

Vista

Vista
64bit

7/8/10

7 64bit/
8 64bit/
10 64bit

2008

2008 64bit/
2012
/
2016

備考

OS

スクリーンセーバー

スクリーンセーバー起動までの時間

スクリーンセーバーパスワード

ログオンユーザーのセキュリティ

Internet Explorer

インターネットゾーン

アプリケーション

Googleデスクトップ「複数のコンピューター上のデータ検索」

○:収集できます。

2003:Windows Server® 2003

2003 x64:Windows Server® 2003 x64 Edition

Vista:Windows Vista®

Vista 64bit:Windows Vista® 64ビット版

7:Windows® 7

7 64bit:Windows® 7 64ビット版

8:Windows® 8

8 64bit:Windows® 8 64ビット版

10:Windows® 10

10 64bit:Windows® 10 64ビット版

2008:Windows Server® 2008

2008 64bit:Windows Server® 2008 64ビット版

2012:Windows Server® 2012

2016:Windows Server® 2016