システムの処理
重大度コードがIの場合、プログラムの処理を続行し、重大度コードがUの場合、プログラムを異常終了させます。なお、重大度コードは、ファイルの定義にFILE STATUS句が指定されている場合Iとなり、FILE STATUS句および誤り処理手続きの指定がない場合Uとなります。
プログラマーの処置
$3で設定された文字列を参考にエラーの原因を取り除き、再度実行してください。
$1には入出力エラーが発生したCOBOLの文(OPEN、CLOSE、START、READ、WRITE、REWRITEまたはDELETEのどれか)が設定されます。
$2にはファイル処理の対象となったファイルのファイル名またはアクセス名が設定されます。
$3に設定される文字列の意味を下表に示します。
$4にはエラーアドレスが設定されます。
$3 | エラーの原因 |
---|---|
AT-END | ファイル終了条件発生後、さらにREAD文が実行されました。 |
DUPL-OPEN | すでに開かれたファイルに対してOPEN文が実行されました。 |
LOCKED | LOCK指定のCLOSE 文実行後そのファイルを開こうとしました。 |
NO-READ | 直前が成功したREAD文でありません。 |
NOSPACE | NO-SPACE状態発生後、さらにWRITE 文が実行されました。 |
NOT-OPENED | 開かれていないファイルに対して入出力文が実行されました。 |
OPEN-MODE | OPENモードが正しくありません。 |
POS-ERROR | ファイル位置指示子が不定です。 |