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NetCOBOL V11.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

9.3.3 Windowsファイアウォールの例外の登録

“Windowsファイアウォール”が有効となっている場合、リモート開発機能が使用できません。

この問題を回避するためには、次のプログラムを“Windowsファイアウォール”の対象外とします。

表9.8 Windowsファイアウォールの例外とするファイル

プログラム名

格納フォルダ

備考

COBRDC32.exe

NetCOBOLインストールフォルダ

リモートデバッガコネクタ


以下の手順で、COBRDC32.exeを、“Windowsファイアウォール”の例外として登録します。

なお、リモート開発機能を使用しないのであれば、この操作は必要ありません。

  1. Windowsのスタートメニューから[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [Windowsファイアウォールによるアプリケーションの許可]をクリックします。([コントロールパネル]の[表示方法]が「カテゴリ」の場合)
    →  [許可されたアプリ]ウィンドウが表示されます。

  2. [設定の変更]ボタンをクリックします。

  3. [別のアプリの許可]をクリックします。
    →  [アプリの追加]ダイアログボックスが表示されます。

  4. [参照]ボタンをクリックします。

    →  [参照]ダイアログボックスが表示されます。

  5. NetCOBOL製品のインストールフォルダに格納されている“COBRDC32.exe”を選択して、[開く]ボタンをクリックします。
    →  [アプリの追加]ダイアログボックスに[NetCOBOL Debugger]が表示されます。

  6. [追加]ボタンをクリックします。

    →  [許可されたアプリおよび機能]に「NetCOBOL Debugger]が表示されます。

セキュリティを強化する

上記の方法で、プログラムを“Windowsファイアウォール”の対象外として登録した場合、そのプログラムに対するスコープを変更することによって、セキュリティを強化することができます。スコープの変更は、次の手順で行います。

  1. Windowsのスタートメニューから[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ] > [Windowsファイアウォール]をクリックします。([コントロールパネル]の[表示方法]が「カテゴリ」の場合)
    →  [Windowsファイアウォール]ウィンドウが表示されます。

  2. [詳細設定]をクリックします。
    →  [セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール]ウィンドウが表示されます。

  3. 画面の中央に[ローカル コンピューターのセキュリティが強化された Windows ファイアウォール]と表示されます。画面左側にある[受信の規則]をクリックします。
    →  [受信の規則]が表示されます。

  4. スコープを変更するプログラムを選択し、コンテキストメニューから[プロパティ]を選択します。

    →  [プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

  5. [スコープ]タブを選択します。

  6. [これらのIPアドレス]を選択して、[追加]ボタンをクリックします。
    →  [IPアドレス]ダイアログボックスが表示されます。

  7. 対象コンピューターのIPアドレスを入力して、[OK]ボタンをクリックします。

  8. [プログラムの編集]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。

  9. [これらの IPアドレス]に、入力したIPアドレスの内容が表示されていることを確認します。

  10. [OK]ボタンをクリックします。

Linux(Itanium)サーバとの連携で処理時間が遅くなる場合の回避方法

Linuxサーバとの連携で、“Windowsファイアウォール”が有効となっており、かつ、サーバ側のNetCOBOLリモート開発サービスではなくftpd/rexecサービスを使用する場合、Linuxサーバとの連携で処理時間が極端に遅くなる場合があります。

この現象を回避するには、以下の手順で113番ポートを“Windowsファイアウォール”の例外として登録します。

  1. Windowsのスタートメニューから[コントロールパネル] > [システムとセキュリティ]をクリックします。([コントロールパネル]の[表示方法]が「カテゴリ」の場合)

  2. [Windowsファイアウォール]をクリックします。
    →  [Windowsファイアウォール]が表示されます。

  3. [詳細設定]をクリックします。
    →  [セキュリティが強化されたWindows ファイアウォール]が表示されます。

  4. 画面の中央に[ローカル コンピューターのセキュリティが強化された Windows ファイアウォール]と表示されます。画面左側にある[受信の規則]をクリックします。
    →  [受信の規則]が表示されます。

  5. 画面右側の[操作]から、[新しい規則]をクリックします。
    →  [新規の受信の規則ウィザード]が起動されます。

  6. [ポート]を選択して[次へ(N)]ボタンをクリックします。
    →  [プロトコルおよびポート]ページが表示されます。

  7. [プロトコルおよびポート]ページで以下の値を設定します。

    • [TCP]をチェックする。

    • [特定のローカルポート]をチェックして、“113”を入力する。

    [次へ(N)]ボタンをクリックします。
    →  [操作]ページが表示されます。

  8. [接続を許可する]をチェックして、[次へ(N)]ボタンをクリックします。ウィザードの指示に従って、設定を進めます。