3.2 待機活用（1:1 運用待機＋1運用）の運用操作

待機活用のSAP HANAの構成は、1:1運用待機の構成のSAP HANAセカンダリシステム(本稼動用)にSAP HANAシステム(非本稼動用)を配置した構成です。

図3.2 待機活用のSAP HANAシステムとクラスタの構成

ここで説明する例は以下の設定であることを前提としています。

項目	設定
システム構成	待機活用(1:1運用待機+1運用)
SysNode 名	クラスタノード1 : node1RMS クラスタノード2 : node2RMS
SAP システム ID	PRD (本稼動用), DEV(非本稼動用)
実行ユーザー	prdadm (本稼動用), devadm(非本稼動用)
SAP HANA システムのインスタンス番号	00 (本稼動用), 96(非本稼動用)
初期状態にプライマリシステムで動作する SysNode	node1RMS
初期状態にセカンダリシステムで動作する SysNode	node2RMS
userApplication 名	hanaprd(本稼動用), hanadev(非本稼動用)

参照

1:1運用待機の構成(本稼動用)のSAP HANA を含むクラスタシステムのFull Sync の有効化と解除手順、異常時の切替え手順については、スタンバイ運用の場合と同様です。