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PRIMECLUSTER Wizard 4.4 for SAP HANA(R) 導入運用手引書
FUJITSU Software

はじめに

本書では、FUJITSU Software PRIMECLUSTER Wizard 4.4 for SAP HANA(R)(以降、PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA)の導入から運用までの流れを説明します。

本書の読者

本書は、PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA の導入、または運用管理を行う、システムエンジニアやシステム管理者を対象にしており、PRIMECLUSTER 4.4 および SAP HANA の知識を有していることを前提にしています。

本書について

本書の構成は以下のとおりです。

章タイトル

内容

第1章 概要

PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA の概要について説明しています。

第2章 導入

PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA の導入手順について説明しています。

第3章 運用

SAP HANA システムレプリケーションを含むクラスタシステムの運用操作について説明しています。

第4章 コマンド

PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA のコマンドについて説明しています。

第5章 メッセージ一覧

PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA のメッセージについて説明しています。

付録A トラブルシューティング

PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA でトラブルが発生した場合の対処方法について説明しています。

関連マニュアル

以下のマニュアルは必要に応じて参照してください。

注意

PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA の関連ドキュメントには上記マニュアル以外に以下のドキュメントがあります。

  • PRIMECLUSTER ソフトウェア説明書/インストールガイド

  • PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA ソフトウェア説明書/インストールガイド

これらは、各製品に添付されるソフトウェア説明書およびインストールガイドです。データは各製品の“DVD”または“CD”に格納されています。

用語について

本書の表記について

表記
プロンプト

実行にシステム管理者(ルート)権限が必要なコマンドライン例の場合、先頭にシステム管理者プロンプトを示すハッシュ記号(#)が付いています。システム管理者権限を必要としないエントリーの場合、先頭にドル($)が付いています。

マニュアルページのセクション番号

Linux(R)オペレーティングシステムコマンドの後ろにマニュアルページのセクション番号が括弧付きで示されています。―例: cp(1)

キーボード

印字されない文字のキーストロークは、<Enter>や<F1>などのキーアイコンで表示されます。たとえば、<Enter>はEnterというラベルの付いたキーを押すことを意味し、<Ctrl>+<B>は、CtrlまたはControlというラベルの付いたキーを押しながら<B>キーを押すことを意味します。

書体/記号

以下の書体は特定要素の強調に使用されます。

書体 / 記号

使用方法

均等幅

コンピュータ出力、およびプログラムリスト:テキスト本文中のコマンド、ファイル名、マニュアルページ名、他のリテラルプログラミング項目

斜体, <斜体>

具体的な数値/文字列に置き換える必要のある変数 ―入力値―

<均等幅>

具体的な数値/文字列に置き換える必要のある変数 ―表示値―

太字

記述どおりに入力する必要のあるコマンドライン項目

“均等幅”

参照先のタイトル名、マニュアル名、画面名等

[均等幅]

ツールバー名、メニュー名、コマンド名、アイコン名

<均等幅>

ボタン名

例1.

以下に/etc/passwdファイルのエントリーの一部を示します。

root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
bin:x:1:1:bin:/bin:/bin/bash
daemon:x:2:2:daemon:/sbin:/bin/bash
lp:x:4:7:lp daemon:/var/spool/lpd:/bin/bash

例2.

cat(1)コマンドでファイルの内容を表示するには、以下のコマンドラインを入力します。

$ cat ファイル名
記号

特に注意すべき事項の前には以下の記号が付いています。

ポイント

ポイントとなる内容について説明します。

注意

注意する項目について説明します。

例題を用いて説明します。

参考

参考となる内容を説明します。

参照

参照するマニュアル名などを説明します。

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。

商標について

SAP、SAP HANAおよびその他のSAP製品は、ドイツおよびその他の国におけるSAP SEの商標または登録商標です。

Red Hat は米国およびそのほかの国において登録されたRed Hat, Inc. の商標です。

Linux は、Linus Torvalds 氏の登録商標です。

Microsoft、WindowsおよびInternet Explorerは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。

PRIMECLUSTERは、富士通株式会社の登録商標です。

その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。

お願い

出版年月および版数

2016年 7月 初版
2016年12月 第1.1版

著作権表示

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2016

変更履歴

追加・変更内容

変更箇所

版数

対象となるSAP HANA PlatformにSPS12を追加しました。

2.1.2 SAP HANA のインストール
2.2.1 PRIMECLUSTER Wizard for SAP HANA の設定
3.3.6 災対用ノードのSAP HANAプライマリシステムから1:1運用待機ノードへの切戻し

第1.1版

タイムアウト値の設定についての注意を追加しました。

2.2.2.3 リソースの設定
2.2.3.1 スタンバイ運用(1:1 運用待機)のクラスタアプリケーションの構築
2.2.3.2.3 リソースの設定

タイムアウト値の設定指針の説明を変更しました。

2.3 タイムアウト値の設定指針

userApplicationがWait状態からStandby状態になるまでに時間を要する場合がある説明を追加しました。

3.1.1 起動
3.1.4 プライマリシステムからセカンダリシステムへの手動引継ぎ
3.1.5 クラスタシステム異常時の切替え
3.3.1 起動
3.3.4 本番サイト内での切戻し
3.3.6 災対用ノードのSAP HANAプライマリシステムから1:1運用待機ノードへの切戻し

マルチティア構成で本番サイトの一部のノードのみを復旧する場合の対処方法を追加しました。

A.5 マルチティア構成で本番サイトの一部のノードのみを復旧する場合の対処