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Interstage Navigator ServerV9.4.1 新機能ご紹介
FUJITSU Software

19.1.1 機能概要

V7.0L10で追加された機能の概要について説明します。

セキュリティの強化

データ利用履歴の監査

Websightでは、一般利用者のデータ利用履歴(操作や対象情報など)がログとして保存されます。これを利用して、セキュリティ上の監査や、運用改善を目的とした調査・分析ができます。

V7.0L10では、出力するログ内容がさらに充実し、Navigatorが出力したログと関係付けて調べることもできるようになり、より精度の高いログの調査・分析が可能になりました。

カタログ資源に対するアクセス権限設定

Websightでは、問い合わせの手順や問い合わせ結果をカタログ資源として管理し、一般利用者はこれを共有できます。カタログ資源にはアクセス権限を設定しておくことで、許可しない部門や個人に対して表示やアクセスを禁止できます。

V7.0L10では、一般利用者が行うアクセス権限の設定をシステム部門が限定することができます。これにより、情報共有における安全性が高まります。

システム運用の安定化

大きなサイズの問い合わせ結果に対する安定運用

キューブの生成ができないような大きなサイズの問い合わせ結果は、ダウンロードでデータを取り出すことがでます。また、同時実行する複数の問い合わせに対しては、想定する多重度と利用形態に応じた最適なWebsightの実行領域が確保されます。

これらから、システムの運用に負荷がかかる、大きなサイズの問い合わせや同時実行する複数の問い合わせに対して、安定した運用を行うことができるようになりました。

自動サービス再起動

Websightが何らかの要因で万が一異常終了しても、自動的にWebsightのサービスを再起動して、早期に運用を再開することができます。

操作性オプションの追加

管理ポイント絞込みの初期設定

問い合わせの新規作成または編集を行う場合に、管理ポイントの一覧表示の方法が選択できます。

“管理者が定義したとおりに表示”を選択した場合は、管理者が設定したとおりの管理ポイントのグループ名と管理ポイントが表示され、使用する管理ポイントの選定が容易になりました。

データの後方空白の削除オプション

問い合わせ結果のデータをダウンロードする場合、文字型のデータに対して、後方空白を削除することができます。

運用機能の強化

スケジュールの分単位設定

スケジューリング機能で、問い合わせを月に1度、日に1度などの時間単位のタイミングで更新できます。V7.0L10では、問い合わせの更新スケジュールを分単位で設定できるようになりました。

資源管理ツールの強化

資源管理ツール(wsresourcetoolコマンド)は、Websightの資源に対して管理者が、利用者ごとに権限を一括して編集することができます。

V7.0L10では、資源の作者と表示名の出力、および表示名を一括して編集することができます。

起動・停止のログ出力

Websightの起動および停止時のメッセージおよびサービスのプロセス情報をログファイルに出力することができます。これにより、OSやJavaなどのツールを利用して、システムのプロセス状態(メモリ使用量、Javaヒープ領域の使用量など)の監視が容易になります。