SymfoWARE Navigatorの利用者の設定には、従来、利用者をサーバOSに登録する必要がありましたが(OS認証と呼びます)。エンタープライズ認証では、ユーザプログラム(認証出口モジュールと呼びます)を介することで、従業員データベースなど、すでに構築しているユーザ認証システムの情報を利用できるようになります。
これにより、任意のユーザ認証システムと統合することがきるため、サーバの運用管理、利用者の利便性向上、セキュリティの向上を目的とした、企業内で使用するソフトウェアの認証システムの統一(一元化)を推進することができます。
エンタープライズ認証は、辞書の運用形態がエンタープライズ辞書運用の場合に利用できる機能です。エンタープライズ認証のシステム構成を以下に示します。
(1) ログイン要求
(2) 認証要求
(3) 認証出口モジュールのクライアント-サーバ間通信
(4) ユーザ情報の取り出し要求
(5) ユーザ情報の取り出し
(6) 認証出口モジュールのクライアント-サーバ間通信
(7) 認証結果の返却
(8) 認証成立後のユーザ辞書情報の取り出しなど
注意)(3)~(6)は、お客様のユーザ認証システムの一例です。