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Interstage Navigator ServerV9.4.1 新機能ご紹介
FUJITSU Software

10.9.2 項目間の階層関係を定義したドリリング

集計結果からさらに詳細なレポートを作成する機能に、ドリリング機能があります。
ドリリングでは、以下のように対象を絞った問い合わせができます。

従来、ドリリング機能を使用するには、対象の項目(上記例では県名と市名)を別テーブルにして、テーブル間の結合関係を定義し、マスタ型管理ポイントを作成しておく必要がありました。そのため、例えば1つのテーブル内の複数の項目を使ったドリリングをしたい場合、マスタテーブルを2つに分割するなどの作業が必要となっていました。

V6.0L10からは1つのテーブル内の複数の項目(例えば県名と市名)の間に、階層関係を定義できるようになります。

項目間の階層関係を定義することで、マスタテーブルの分割を行わなくても、ドリリング機能が利用できるようになります。

以下のテーブルで「県名」、「市名」および「地区名」を使ってドリリングする場合、従来はテーブルを分割しなければできませんでした。項目間の階層関係を定義すると、テーブルの分割やテーブルの結合定義をしなくても以下のような結果を得ることができます。