ここでは、ソフトウェアIDのプレフィックス設定について説明します。
ソフトウェア情報には、"固定プレフィックス(SW) + 8桁の連番"の形式でソフトウェアIDが付けられます。
製品インストール時に登録済みのソフトウェア情報や、ユーザーが登録したソフトウェア情報に対しても同様です。
Active-Active運用を行う場合、両サイトで同一のソフトウェアIDを持つソフトウェア情報が登録される可能性があります。この状態を回避するために、ソフトウェアIDのプレフィックスを変更できます。
ソフトウェアIDのプレフィックスを変更したあと、ソフトウェアID一括変換コマンドを実行します。
これにより、登録済みのソフトウェア情報のソフトウェアIDを、新たに設定したプレフィックスを使用したソフトウェアIDに変換します。
ポイント
ソフトウェアIDのプレフィックスは、切替え元サイトと切替え先サイトの間で、それぞれ異なるプレフィックスが設定されていれば問題ありません。このため、切替え元サイトのプレフィックスをデフォルトの"SW"のままで運用し、切替え先サイトのプレフィックスを"SW"以外に変更する運用でも問題ありません。
ソフトウェアIDのプレフィックスの変更と、ソフトウェアID一括変換コマンドによるソフトウェアIDの変換は、以下のいずれかのタイミングで実行してください。
本製品のマネージャーの構築時
Active-Active運用の切替えを行う直前
手順
以下の手順で、ソフトウェアIDのプレフィックスの設定、および、既存のソフトウェアIDへの反映(IDの一括変換)を行います。
定義ファイルをテキストエディターで開きます。
定義ファイルは以下に格納されています。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCFMG\config\vsys_config.xml
【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVcfmg/config/vsys_config.xml
定義ファイルに以下の定義を追記します。
追加行は、<properties>と</properties>の間に記述する必要があります。
<entry key="software-id-prefix">[プレフィックス]</entry> |
キー名 | 説明 |
---|---|
software-id-prefix | 半角英字2文字で任意のプレフィックスを設定します。 上記以外の文字列が指定された場合、デフォルトの"SW"が設定されます。 |
例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
定義ファイルを保存します。
マネージャーを再起動します。
マネージャーの再起動については、「運用ガイド CE」の「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。
ソフトウェアID一括変換コマンドを実行します。
ソフトウェアID一括変換コマンドについては、「B.7 cfmg_changesoftwareid」を参照してください。