日付と時刻 メッセージ番号 [プロセスID スレッドID] メッセージ本文 プログラム情報
日付と時刻
日付と時刻は次のように表示されます。
YYYY-MM-DD HH:MM:SS (西暦-月-日 時:分:秒)
表示される時間はローカル時間(日本の場合、GMT+9時間)です。
メッセージ番号は次のように表示されます。
JMPnnnni-w
JMP : COBOLの実行時メッセージであることを示します。
nnnn : メッセージの通し番号を表示します。
i : オペレーターの応答の必要性を示す以下の文字を表示します。
I : オペレーターの応答が不要であることを示します。
A : オペレーターの応答が必要であることを示します。
w : 重大度を示すコードを表示します。
重大度コードの意味および完了コードとの関係を下表に示します。
重大度コード | レベル | 意味 | 完了コードへの影響 |
---|---|---|---|
I (INFORMATION) | 通知メッセージ | ランタイムシステムが検出した情報です。プログラムの実行に支障はありません。 | なし |
W (WARNING) | 軽度のエラー | プログラムの実行に支障はありません。ただし、実行結果が利用者の意図どおりかを確認する必要があります。 | なし |
E (ERROR) | 中程度のエラー | エラーが存在します。しかし、適当な仮定に従って処理を続行します。 | あり(注1) |
U (UNRECOVERABLE) | 致命的なエラー | abort関数(SIGABRTシグナル) を発行しプログラムの実行を終了します。このとき、動作プロセスのcoreがカレントディレクトリに作成されます。 | あり(注2) |
注1 : Eレベルのメッセージが出力された場合、COBOL実行単位の終了時に完了コードが設定されます。このときEレベルのメッセージは完了コード12と評価され、特殊レジスタPROGRAM-STATUSの値と比較して大きい方が、完了コードとして設定されます。
注2 : 完了コードはプロセス起動元の仕様に従います。なおプログラムは異常終了します。
プロセスID、スレッドID
エラーの検出されたプログラムのプロセスIDおよびスレッドIDを以下の形式で設定します。
[PID:mmmmmmmm TID:nnnnnnnn]
mmmmmmmm : エラーを検出したアプリケーションのプロセスID
nnnnnnnn : エラーを検出したアプリケーションのスレッドID
エラーの内容を説明します。
プログラム情報
メッセージ本文の末尾に付加されるプログラム情報とは、エラーの検出されたプログラムの情報のことです。なお、エラーの検出された状態によっては、プログラム情報は付加されない場合もあります。
プログラム情報は、以下の形式で表示されます。
[Linux]
プログラム定義で検出された場合
PGM=外部プログラム名
メソッド定義で検出された場合
CLASS=メソッドが定義されているクラス名 METHORD=メソッド名
[Solaris][Solaris64][LinuxIPF][Linux64]
プログラム定義で検出された場合
PGM=外部プログラム名. LINE=[COPY修飾値-]行番号
メソッド定義で検出された場合
CLASS=メソッドが定義されているクラス名 METHOD=メソッド名. LINE=[COPY修飾値-]行番号
COPY修飾値および行番号の形式については、以下を参照してください。
[Solaris][Solaris64][LinuxIPF]
“NetCOBOL 使用手引書”の“3.1.7.4 ソースプログラムリスト”
[Linux64]
“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“B.4 ソースプログラムリスト”