ページの先頭行へ戻る
NetCOBOL V11.1 メッセージ集
FUJITSU Software

3.1 メッセージ形式

日付と時刻 メッセージ番号 [プロセスID スレッドID] メッセージ本文 プログラム情報

日付と時刻

日付と時刻は次のように表示されます。

YYYY-MM-DD HH:MM:SS (西暦-月-日 時:分:秒) 

表示される時間はローカル時間(日本の場合、GMT+9時間)です。

メッセージ番号

メッセージ番号は次のように表示されます。

JMPnnnni-w

重大度コードの意味および完了コードとの関係を下表に示します。

表3.1 実行時メッセージの重大度コードの意味と完了コードへの影響

重大度コード

レベル

意味

完了コードへの影響

I (INFORMATION)

通知メッセージ

ランタイムシステムが検出した情報です。プログラムの実行に支障はありません。

なし

W (WARNING)

軽度のエラー

プログラムの実行に支障はありません。ただし、実行結果が利用者の意図どおりかを確認する必要があります。

なし

E (ERROR)

中程度のエラー

エラーが存在します。しかし、適当な仮定に従って処理を続行します。

あり(注1)

U (UNRECOVERABLE)

致命的なエラー

abort関数(SIGABRTシグナル) を発行しプログラムの実行を終了します。このとき、動作プロセスのcoreがカレントディレクトリに作成されます。

あり(注2)

注1 : Eレベルのメッセージが出力された場合、COBOL実行単位の終了時に完了コードが設定されます。このときEレベルのメッセージは完了コード12と評価され、特殊レジスタPROGRAM-STATUSの値と比較して大きい方が、完了コードとして設定されます。

注2 : 完了コードはプロセス起動元の仕様に従います。なおプログラムは異常終了します。

プロセスID、スレッドID

エラーの検出されたプログラムのプロセスIDおよびスレッドIDを以下の形式で設定します。

[PID:mmmmmmmm TID:nnnnnnnn]

メッセージ本文

エラーの内容を説明します。

プログラム情報

メッセージ本文の末尾に付加されるプログラム情報とは、エラーの検出されたプログラムの情報のことです。なお、エラーの検出された状態によっては、プログラム情報は付加されない場合もあります。

プログラム情報は、以下の形式で表示されます。