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NetCOBOL V11.1 メッセージ集
FUJITSU Software

2.4.7 JMN2006I-S

SELECT句のファイル名は,FDまたはSD記述項のファイル名として一意に定義しなければなりません.

例題

[P2006.cob]
000001 IDENTIFICATION DIVISION.
000002 PROGRAM-ID.    P2006.
000003 ENVIRONMENT    DIVISION.
000004 INPUT-OUTPUT    SECTION.
000005 FILE-CONTROL.
000006     SELECT SQFILE1 ASSIGN TO SYS001.
000007 DATA           DIVISION.
000008 FILE            SECTION.
000009 WORKING-STORAGE SECTION.
000010 PROCEDURE      DIVISION.
000011 END PROGRAM    P2006.

P2006.cob 6: JMN2006I-S SELECT句のファイル名は,FDまたはSD記述項のファイル名として一意に定義しなければなりません.

詳細な説明

COBOL言語でファイルを使用する場合,各ファイルごとに以下の記述が必要です.

  • ファイル管理記述項

  • ファイル記述項

この診断メッセージが出力される場合,以下のいずれかの原因が考えられます.

  • ファイル管理記述項で指定したファイル名に対応するファイル記述項が記述されていない.

  • ファイル管理記述項で指定したファイル名に対応するファイル記述項が複数記述されている.

例えば,例題プログラムではファイルSQFILE1に対するファイル記述項が記述されていないことが原因です.