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NetCOBOL V11.1 ユーザーズガイドHadoop連携機能編
FUJITSU Software

第1章 概要

基幹バッチ処理では、近年データ量の増大によりバッチ処理に時間がかかる問題が起きています。このため、バッチ処理時間の短縮のためにサーバの性能を増強したり、データを分割して多重処理したりするなどの対応が取られています。しかし、そのようなアプローチでは高価なハードウェアが必要になったり、多重処理のために新たに処理が必要になったりするなどコスト上の問題があります。

Hadoop連携機能を使用すると、逐次処理を行っていた従来のバッチ処理を、データを分割して複数のサーバで並列処理することでバッチ処理を高速化できます。既存アプリケーションを利用できるため、高い移行性が確保されます。

これにより、高速化以外にも以下のメリットがあります。

Hadoop連携機能では、HadoopのMapReduceと呼ばれる機能を使って分散処理を行います。