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Interstage List Creator V10.5.0 旧機能編
FUJITSU Software

4.2.1 プログラム開発方法

4.2.1.1 qryexecコマンドの記述例

qryexecコマンドは、クエリ機能を利用して帳票出力を行うための入力データを抽出するコマンドです。

qryexecコマンドを実行すると、クエリ定義にしたがってデータベースに問い合わせが行われ、その結果(クエリ結果)がテキストファイルに出力されます。

以下に、qryexecコマンドの記述例について記述します。

ポイント

  • qryexecコマンドを使用するには、以下のいずれかの製品をインストールしてください。

    • List Creator Enterprise Edition

    • List Creator Standard Edition

    • List Creator Connector

  • qryexecコマンドは、【Windows版】でのみサポートしています。

[記述例]

データベースから請求明細を取り出し、請求書データのテキストファイル「C:\Data\Data.csv」を作成します。

データベースへは、データソース名「DB1」で作成したODBC経由で、ユーザ名「user01」、パスワード「user01?」で接続します。

クエリ定義「請求書クエリ」と帳票「請求書」を使用します。「請求書クエリ」の抽出条件に指定されている「userid」を「001001」に置換します。

qryexec  -exec  "請求書クエリ"
         -csv  "C:\Data\Data.csv"
         -w  "請求書"
         -dsc "DB1"
         -cuser  "user01"
         -cupass  "user01?"
         -s  "userid"  "001001"

4.2.1.2 prdbexecコマンドの記述例

prdbexecコマンドは、クエリ機能を利用して帳票出力を行うための入力データを検索し、そのまま続けて帳票出力を行うためのコマンドです。

prdbexecコマンドを実行すると、クエリ定義にしたがってデータベースに問い合わせが行われ、帳票に配置する入力データが抽出されます。抽出された入力データとList Creatorの帳票出力コマンドを利用して、そのまま帳票が出力されます。

prdbexecコマンドの記述例について、以下の場合に分けて記述します。

ポイント

  • prdbexecコマンドを使用するには、以下のいずれかの製品をインストールしてください。

    • List Creator Enterprise Edition

    • List Creator Standard Edition

  • prdbexecコマンドは、【Windows版】でのみサポートしています。

1つの帳票を出力する場合

[記述例]

データベースから請求明細を取り出し、請求書明細をプリンタ「prt01」に印刷します。

データベースへは、データソース名「DB1」で作成したODBC経由で、ユーザ名「user01」、パスワード「user01?」で接続します。

クエリ定義「請求書明細クエリ」と帳票「請求書明細」を使用します。「請求書明細クエリ」の抽出条件に指定されている「userid」を「001001」に置換します。

prdbexec  -qry  "請求書明細クエリ:請求書明細"
          -dsc "DB1"
          -cuser  "user01"
          -cupass  "user01?"
          -s  "userid"  "001001"
          -prt  -atmethod  print  -n  " prt01"

マルチフォーム出力する場合

[記述例]

データベースから請求書表紙用データと請求明細を取り出し、請求書表紙と請求書明細をプリンタ「prt01」に印刷します。

データベースへは、データソース名「DB1」で作成したODBC経由で、ユーザ名「user01」、パスワード「user01?」で接続します。

クエリ定義「請求書表紙クエリ」と帳票「請求書表紙」、クエリ定義「請求書明細クエリ」と帳票「請求書明細」を使用し、マルチフォーム出力します。「請求書表紙クエリ」、「請求書明細クエリ」の抽出条件に指定されている「userid」を「001001」に置換します。

prdbexec  -qry  "請求書表紙クエリ:請求書表紙,請求書明細クエリ:請求書明細"
          -dsc "DB1"
          -cuser  "user01"
          -cupass  "user01?"
          -s  "userid"  "001001"
          -prt  -atmethod  print  -n  " prt01"