帳票Webサービスを使用したアプリケーションを作成する場合は、以下の手順で行います。
帳票WebサービスのWSDLドキュメントから、スタブ(プロキシ)モジュールを生成します。WSDLドキュメントについては“4.2.1 WSDLドキュメント”を参照してください。
入力データの指定方法、および出力先を決めます。
帳票Webサービスを使用する際の入力データの指定方法と出力先により、使用するメソッドを決めます。
入力データ | 出力先 | 使用するメソッド |
---|---|---|
帳票出力サーバの入力データファイルを使用 | 印刷、電子帳票、PDFファイル、OWFファイル、Excelファイル、FAX、TIFFファイル | Prprint |
PDFファイル、Excelファイル、OWFファイル、TIFFファイル | PrprintRetDataByMem | |
アプリケーションで入力データを生成 | 印刷、電子帳票、PDFファイル、OWFファイル、Excelファイル、FAX、TIFFファイル | PrprintWithFormData |
PDFファイル、Excelファイル、OWFファイル、TIFFファイル | PrprintWithFormDataRetDataByMem |
ポイント
使用するメソッドは、入力データの形式により以下を参考にして選択してください。
【ファイル渡しが適している場合】
入力データが帳票Webサービスの動作するサーバ上にファイルで存在する場合、または入力データをファイルで生成するのが容易な場合
入力データが大量な場合
入力データのファイルを帳票Webサービスと同じサーバ内に配置できる場合
【メモリ渡しが適している場合】
入力データをアプリケーションが動的に作成し、かつその入力データをファイル化して、帳票Webサービスのファイル渡しのメソッドを呼び出す運用が困難な場合
入力データが少量である場合
帳票Webサービスが動作するサーバと別のコンピュータでアプリケーションが動作し、入力データのファイルを帳票Webサービスが動作するサーバに配置することが困難な場合
注意
入力データがメモリ渡しの場合は、入力データを一旦メモリ上に記憶するため、コンピュータの使用メモリ量が増大します。このため、大量の入力データをメモリ渡しした場合は、コンピュータの動作に影響を与える場合があります。
帳票出力の実行オプション(コマンドライン)を記述した文字列を作成します。
LCWebSvcクラスのインスタンスオブジェクトを生成し、2.で選択したメソッドを呼び出します。帳票出力の実行オプション(コマンドライン)には、3.で作成した文字列を指定します。