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Interstage List Creator V10.5.0 帳票Webサービス機能編
FUJITSU Software

4.3.1 アプリケーションの作成手順

帳票Webサービスを使用したアプリケーションを作成する場合は、以下の手順で行います。

  1. 帳票WebサービスのWSDLドキュメントから、スタブ(プロキシ)モジュールを生成します。WSDLドキュメントについては4.2.1 WSDLドキュメントを参照してください。

  2. 入力データの指定方法、および出力先を決めます。
    帳票Webサービスを使用する際の入力データの指定方法と出力先により、使用するメソッドを決めます。

    入力データ

    出力先

    使用するメソッド

    帳票出力サーバの入力データファイルを使用
    (ファイル渡し)

    印刷、電子帳票、PDFファイル、OWFファイル、Excelファイル、FAX、TIFFファイル

    Prprint

    PDFファイル、Excelファイル、OWFファイル、TIFFファイル

    PrprintRetDataByMem

    アプリケーションで入力データを生成
    (メモリ渡し)

    印刷、電子帳票、PDFファイル、OWFファイル、Excelファイル、FAX、TIFFファイル

    PrprintWithFormData

    PDFファイル、Excelファイル、OWFファイル、TIFFファイル

    PrprintWithFormDataRetDataByMem

    ポイント

    使用するメソッドは、入力データの形式により以下を参考にして選択してください。

    【ファイル渡しが適している場合】

    • 入力データが帳票Webサービスの動作するサーバ上にファイルで存在する場合、または入力データをファイルで生成するのが容易な場合

    • 入力データが大量な場合

    • 入力データのファイルを帳票Webサービスと同じサーバ内に配置できる場合

    【メモリ渡しが適している場合】

    • 入力データをアプリケーションが動的に作成し、かつその入力データをファイル化して、帳票Webサービスのファイル渡しのメソッドを呼び出す運用が困難な場合

    • 入力データが少量である場合

    • 帳票Webサービスが動作するサーバと別のコンピュータでアプリケーションが動作し、入力データのファイルを帳票Webサービスが動作するサーバに配置することが困難な場合

    注意

    入力データがメモリ渡しの場合は、入力データを一旦メモリ上に記憶するため、コンピュータの使用メモリ量が増大します。このため、大量の入力データをメモリ渡しした場合は、コンピュータの動作に影響を与える場合があります。

  3. 帳票出力の実行オプション(コマンドライン)を記述した文字列を作成します。

  4. LCWebSvcクラスのインスタンスオブジェクトを生成し、2.で選択したメソッドを呼び出します。帳票出力の実行オプション(コマンドライン)には、3.で作成した文字列を指定します。