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Interstage List Creator V10.5.0 PDF変換機能編
FUJITSU Software

A.1.3 出力できる文字について(【UNIX系OS版】の場合)

帳票出力サーバがUNIX系OSの場合の、PDFファイル保存できる文字コードについて説明します。

A.1.3.1 帳票に指定できる文字

Unicodeの文字を使用できる帳票定義情報を設計する場合、Unicodeの範囲の文字を指定できます。

Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合、帳票設計時に指定できる文字は、Shift-JIS(Windowsで表示できる文字)の範囲です。

以下に、Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合に、帳票に指定できる文字を示します。

表A.3 帳票設計時に指定できる文字

文字種

文字コード範囲
(16進)

対応状況

備考

JIS非漢字

8140~84FC

JIS第一水準漢字

889F~989E

  • 83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されます。

    詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

JIS第二水準漢字

989F~EAFC

他社文字

NEC特殊文字
など)

8740~879E

  • 入力データの文字コード系により以下のように異なります。

    • Shift-JIS
      すべての文字が出力できます。

    • EUC(U90)
      オーバレイ文字以外はShift-JISコード系で出力できないNEC特殊文字の14文字は出力できません。
      オーバレイ文字は、すべての文字が出力できます。
      詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

    • EUC(S90)
      オーバレイ文字以外は、出力できません。
      オーバレイ文字は、すべての文字が出力できます。

    詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

IBM拡張文字

FA40~FCFC

NEC/IBM選定文字

ED40~EEFC

利用者定義文字

F040~F9FC

  • 入力データがEUC(S90)の場合、オーバレイ文字以外は出力できません。

◎:出力可能

△:出力可能だが、一部出力不可能

A.1.3.2 帳票の文字コード変換

入力データの文字コード系がEUCの場合は、帳票を作成するWindows上で帳票の文字コード変換を行い、あらかじめEUCコード系にしておく必要があります。

入力データの文字コード系がUNICODE(UTF8)の場合は、帳票を作成するWindows上で帳票の文字コード変換を行い、あらかじめUNICODE(UTF8)コード系にしておく必要があります。

なお、入力データがEUC(S90)の場合は、帳票を文字コード変換するWindows上にCharset Managerをインストールして、文字コード変換する必要があります。

帳票の文字コード変換については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

A.1.3.3 入力データに指定できる文字

入力データがShift-JISの場合

入力データがShift-JISの場合に指定できる文字は次のとおりです。

表A.4 入力データがShift-JISのときに指定できる文字

文字種

文字コード範囲
(16進)

対応状況

備考

JIS非漢字

8140~84FC

JIS第一水準漢字

889F~989E

  • 83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されます。
    詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

JIS第二水準漢字

989F~EAFC

他社文字

NEC特殊文字
など)

8740~879E

IBM拡張文字

FA40~FCFC

NEC/IBM選定文字

ED40~EEFC

利用者定義文字

F040~F9FC

◎:出力可能

入力データがEUCU90)の場合

入力データがEUC(U90)の場合に指定できる文字は次のとおりです。

表A.5 入力データがEUC(U90)のときに指定できる文字

文字種

文字コード範囲
(16進)

対応状況

備考

JIS非漢字

A1A1~A8FE

JIS第一水準漢字

B0A1~CFFE

  • 83年度JISで字体変更された文字は、一部のみ旧字体で出力され、その他は(_)に置き換わります。
    詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

    出力されない旧字体は、Charset Managerの文字コード変換表カスタマイズ機能を使用することで、例えばEUC(U90)の旧字体を83年度JISの新字体に対応付けを行うことで、新字体で出力することができます。

JIS第二水準漢字

D0A1~F4FE

OASYS拡張文字

F7A1~FDFE

  • UNICODEに存在する文字は出力されます。UNICODEに存在しない文字は、(_)に置き換わります(PDFファイル保存時にUNICODEに変換されるためです)。

JEF拡張漢字

8FA1A1~8FD0FE

JEF拡張非漢字

8FD1A1~8FDCFE

利用者定義文字

8FDDA1~8FFDFE

◎:出力可能

△:出力可能だが、一部出力不可能

入力データがEUCS90)の場合

入力データがEUC(S90)の場合に指定できる文字は次のとおりです。

表A.6 入力データがEUC(S90)のときに指定できる文字

文字種

文字コード範囲
(16進)

対応状況

備考

JIS非漢字

A1A1~A8FE

JIS第一水準漢字

B0A1~CFFE

  • 83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されます。
    詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

JIS第二水準漢字

D0A1~F4FE

他社文字

NEC特殊文字
など)

ADA1~ADFC

利用者定義文字

F5A1~FEFE

◎:出力可能

注意

  • EUC(S90)の場合、IBM拡張文字およびNEC/IBM選定文字は使用できません。

  • CharsetMGR-A 5.0以前を使用する場合、NEC特殊文字は使用できません。

入力データがUNICODEUTF8)の場合

UNICODE(UTF8)の文字コード系で作成した入力データをPDFファイル保存する場合、すべての文字が出力できます。

なお、利用者定義文字の出力方法については、以下を参照してください。
2.1.9 外字を使用したPDFの出力方法