PDFにフォントをエンベッドしない場合には、クライアントシステムの環境によっては見え方が異なったり、または正しく表示されない場合があります。
太字の文字修飾を行った場合、Acrobat上での拡大表示や印刷時に文字がきれいに出力されない場合があります。この場合、フォントをエンベッドすることで正しく出力することができます。
外字(利用者定義文字とJEF拡張文字)を使用したPDFファイルを生成する場合、PDF文書情報ファイルの設定またはList Creator デザイナの帳票業務情報、または帳票出力時にフォントのエンベッドを行わないと、PDFファイルが正しく表示されません。
@文字(縦書き)を使用した場合、WindowsおよびMacintoshでそれぞれ、エンベッドしたときとしないときで、以下の網がけで示した文字に関して、向きや位置が横書きのフォントと異なります。
エンベッドせずにWindowsで表示した場合
例)
エンベッドせずにMacintoshで表示した場合
例)
エンベッドしてWindowsおよびMacintoshで表示した場合
例)
フォントをエンベッドすることで、フォントデータをPDFファイルに埋め込むため、埋め込みを行った文字数分のファイルサイズが肥大化します。
帳票出力サーバがSolarisで、入力データにEUC(U90)を使用して、83年度JISで字体変更された旧字体を新字体で出力する場合、Charset Managerの文字コード変換表カスタマイズ機能を使用することで新字体での文字出力が可能となります。
例えば、EUC(U90)の旧字体を83年度JISの新字体に対応付けすることにより、新字体を出力することができます。