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Interstage List Creator V10.5.0 PDF変換機能編
FUJITSU Software

2.5.4 WebブラウザにPDFファイルをダウンロードさせるしくみ

PDF手元非表示印刷を使用するとき、Webブラウザに手元非表示印刷対象のPDFファイルをダウンロードさせるしくみを検討する必要があります。

しくみとして、以下の2方式を説明します。

PDF手元非表示印刷するPDFファイルへのリンクを持ったHTMLファイルを作成する

手元非表示印刷の対象となるPDFファイルへのリンクを持ったHTMLファイルを作成し、そのHTMLファイルをWebブラウザで開き、ユーザがリンクをクリックすることでPDF手元非表示印刷を実行します。

以下のサンプルHTMLをWebブラウザで開き、画面に表示されるリンクをクリックすると、リンク先ファイル名の拡張子に対応したPDF手元非表示印刷が実行されます。

<HTML>
<BODY>
<A HREF="http://somehost/report.pd1">サイレント印刷</A><BR>
<A HREF="http://somehost/report.pd2">プリンタ選択ダイアログ表示印刷</A><BR>
</BODY>
</HTML>

PDFファイルのURLは、システムに応じた値に変更してください。

Webサーバ上のアプリケーションがWebブラウザにPDFファイルのURLを復帰する

Webブラウザで、表示しているHTML中に定義された<FORM>タグ内のボタンをクリックすることでWebサーバ上のアプリケーションを呼び出し、Webサーバ上のアプリケーションがWebブラウザに手元非表示印刷対象のPDFファイルのURLを復帰する方式です。

具体的には、HTTPプロトコルの“Locationヘッダ”を、手元非表示印刷対象のPDFファイルのURLと共にブラウザに復帰します。Locationヘッダを受け取ったWebブラウザは、その中で指定されたURLのPDFファイルをWebサーバからダウンロードします。PDFファイルをダウンロードすると、ファイル名の拡張子によって指定された方式で、PDF手元非表示印刷を実行します。

Locationヘッダの復帰方法は、Webアプリケーションサーバの環境、および使用するプログラミング言語によって異なります。具体的な方法については、Webアプリケーションサーバのマニュアルなどを参照してください。

以下に、Locationヘッダを復帰するサンプルを示します。

サンプルについて