ここでは、SSLで通信データを保護する方法について説明します。
●SSLとは
通常のWebサーバが使用する通信プロトコルでは、セキュリティが考慮されていないため、ネットワーク上でデータを第三者に傍受、改ざんされる危険性があります。
SSL(Secure Sockets Layer)を使用すると、Webサーバの通信プロトコル部分をSSLプロトコルに置き換え、これらの危険を回避し、WebサーバとWebブラウザ間で安全な通信を行うことができます。
SSLを使用するためには以下の作業を行います。
プロキシまたはWebサーバとWebブラウザでSSLを有効にする。
SSLを使用するためには、プロキシまたはWebサーバとWebブラウザでそれぞれ環境設定が必要になります。
証明書および秘密鍵を作成します。
証明書をプロキシまたはWebサーバに登録します。
保護する資源、認証の種類(サーバ認証/クライアント認証)を設定します。
詳細については、各マニュアルを参照して設定してください。
使用するプロキシのマニュアルを参照してください。
WebサーバがInterstageの場合には、以下を参照してください。
Interstage Application ServerのオンラインマニュアルのSSL によるセキュリティに関する記載
Interstage Web ServerのオンラインマニュアルのSSL によるセキュリティに関する記載
WebサーバがIIS 6.0以降の場合には、IIS ヘルプの[管理]-[サーバーの管理]-[セキュリティ]-[証明書]を参照してください。
ポイント
インターネットサービスマネージャの種類により、メニュー名や画面上の文字列などが違う場合があります。
SSLを使用するためには、以下の設定手順でWebブラウザの環境設定を行ってください。
証明機関の証明書を登録します。
クライアント証明書の発行依頼と登録を行います(SSL3.0のクライアント認証を使用する場合)。
詳細については、Webサーバのマニュアル、およびWebブラウザのヘルプを参照してください。