ここでは、アプリケーションサーバで変更可能な項目について説明します。
注意
環境設定は、コネクタ連携機能のサービスの停止中に行ってください。
環境設定後の値は、サービスの起動後に有効となります。
サービスの起動および停止方法については、以下を参照してください。
本書に記載している環境設定ファイルの項目以外は、変更しないでください。
ポイント
コネクタ連携機能を使用する場合、ファイアウォール機能が有効な環境では、List Creatorが使用するポートをブロックしないように設定してください。
●RequesterProperty ファイル
コネクタ連携機能の内部で使用するRMI通信に関する設定です。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\remoteprint\requester\bin\RequesterPropertyファイル
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVoast/remoteprint/requester/bin/RequesterPropertyファイル
項目 | プロパティ | 初期値 | 設定範囲 | 説明 |
---|---|---|---|---|
jp.co.pfu.ardus.model.jom.requester.rmiPort | 3914 | 1~65535 | List Creator内部のRMI通信で使用するTCP/IP ポート番号です。RMI通信は、アプリケーションサーバ側で動作します。 |
●DaemonProperty ファイル
コネクタ連携機能の通信に関する設定です。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\remoteprint\daemon\bin\DaemonPropertyファイル
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVoast/remoteprint/daemon/bin/DaemonPropertyファイル
項目 | プロパティ | 初期値 | 設定範囲 | 説明 |
---|---|---|---|---|
jp.co.pfu.ardus.model.jom.daemon.job.applicationRoot | /opt/FJSVoast/bin | - | UNIX系OSのchmodコマンドがあるディレクトリを指定します。 | |
jp.co.pfu.ardus.model.jom.daemon.responder.rmiPort | 3914 | 1~65535 | List Creator内部のRMI通信で使用するTCP/IP ポート番号です。RMI通信は、アプリケーションサーバ側で動作します。 |
●DefaultPushJobInstruction ファイル
帳票やデータファイルなどを帳票出力サーバに送信するための設定です。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\remoteprint\requester\data\DefaultPushJobInstructionファイル
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVoast/remoteprint/requester/data/DefaultPushJobInstructionファイル
項目 | プロパティ | 初期値 | 設定範囲 | 説明 |
---|---|---|---|---|
job.push.responderApp.timeout | 0 | 0~3600 | 帳票出力サーバでのList Creatorの帳票出力完了の待ち合わせ時間を秒単位で設定します。指定した時間内に帳票出力が完了しない場合は出力完了の待ち合わせを打ち切ります。 |
●DefaultTransferProperty ファイル
アプリケーションサーバと帳票出力サーバとの間の通信に関する設定です。ネットワーク環境などに合わせて変更してください。
【Windows版】の場合
List Creatorインストールディレクトリ\remoteprint\requester\data\DefaultTransferProperty ファイル
【UNIX系OS版】の場合
/etc/opt/FJSVoast/remoteprint/requester/data/DefaultTransferProperty ファイル
項目 | プロパティ | 初期値 | 設定範囲 | 説明 | |
---|---|---|---|---|---|
jp.co.pfu.atool.delivery.requester.transferPort | 3913 | 1~65535 | 帳票出力サーバの受信ポート番号を設定します。必要に応じて変更してください。帳票出力サーバのDaemonPropertyファイルの受信ポート番号の設定値と合わせる必要があります。 | ||
間欠転送指定 | jp.co.pfu.atool.delivery.requester.partitionedTransfer | false | true | ネットワーク帯域を圧迫しないようにファイルを転送(間欠転送)する場合に指定します。指定した間隔をおいて分割して転送します。間欠転送をする場合は「true」を指定します。通常は間欠転送しない指定(false)になっていて、ファイルを1度に転送します。 | |
間欠転送間隔 | partitionedTransferInterval | 5 | 0~2147483647 | 間欠転送が有効の場合に、その間隔をミリ秒単位で指定します。 | |
エラーリトライ指定 | jp.co.pfu.atool.delivery.requester.errorRetry | false | true | 以下の設定ができます。
エラーリトライは、帳票出力サーバへの帳票資源やデータファイルなどの転送や帳票出力サーバで生成したファイルの取得に失敗した場合のリトライ設定を行います。 | |
エラーリトライ回数 | errorRetryCount | 3 | 0~2147483647 | 転送/取得エラー時に、リトライする回数を指定します。 | |
エラーリトライ間隔 | errorRetryInterval | 10000 | 0~2147483647 | 転送/取得エラー時に、リトライする間隔を指定します。ミリ秒単位で指定します。 | |
転送タイムアウト | bufferTimeout | 60000 | 0~2147483647 | アプリケーションサーバから帳票出力サーバへ接続後に、帳票サーバでの接続時間がかかる場合や応答がなかった場合の接続中のタイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。 | |
転送エラーリトライ回数 | bufferRetryCount | 5 | 0~2147483647 | 接続中のタイムアウトが発生したときのリトライ回数を指定します。 | |
転送エラーリトライ間隔 | bufferRetryInterval | 10000 | 0~2147483647 | 接続中のタイムアウトが発生したときのリトライ間隔をミリ秒単位で指定します。 | |
コネクションリトライ回数 | connectionRetryCount | 0 | 0~2147483647 | 接続エラー時に、リトライする回数を設定します。 | |
コネクションリトライ間隔 | connectionRetryInterval | 0 | 0~2147483647 | 接続エラー時に、リトライする間隔を設定します。 |
*1:
インストール直後(初期状態)は、環境設定ファイルに「転送タイムアウト設定」、および「コネクションリトライ」に関する項目は記述されていません。 項目が記述されていない場合は、初期値で動作します。初期値を変更する場合は、環境設定ファイルに項目を追加し、設定してください。