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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

1.5.7 制限事項

以下に、List Creatorを利用する場合に留意が必要な制限事項について示します。

資源やファイルの格納先に関する制限事項

List Creatorにおける資源やファイルの格納先における制限について示します。

帳票名に指定できる範囲

以下の場合、ファイル名およびディレクトリ名に日本語(全角文字、半角カナ文字)は指定できません。

  • UNIX系OSで出力する場合

  • 分散出力時、アプリケーションサーバまたは帳票出力サーバのどちらかがUNIX系OSの場合

  • 英語環境(英語ロケール)で出力する場合

  • 分散出力時、アプリケーションサーバまたは帳票出力サーバのどちらかが英語環境(英語ロケール)の場合

  • Webアプリケーション連携機能使用時、サーバまたはクライアントのどちらかが英語環境(英語ロケール)の場合

したがって、帳票名も必ず英数字のみで指定してください。

また、FM出力およびFNP出力時は、英数字8文字以内で指定してください。

ポイント

  • 組合せフォーム名は、帳票名に指定できる範囲と同じ範囲で指定します。

資源の参照先/配置先に指定できる範囲

List Creatorでは、帳票出力時に、帳票資源の参照先や帳票の出力先をUNC指定(\\コンピュータ名\共有名\ディレクトリ名)で指定することができます。ただし、使用する機能や入力データによっては、指定に際し、留意事項や制限事項があります。

詳細については、以下を参照してください。

⇒“8.6 帳票資源、および帳票出力先の指定について

なお、帳票の設計・保守を行う場合(List Creatorデザイナを使用する場合)は、UNC指定はできません。

ファイル名/ディレクトリ名に関する制限事項

英語環境(英語ロケール)に関する制限事項

List Creatorを英語環境(英語ロケール)で使用する場合の制限について示します。

帳票定義情報

帳票定義情報は半角英数・記号(ASCII範囲)で定義してください。

デザイナの帳票のプロパティ画面の[帳票定義体]タブで、「Unicodeの文字を使用する」を選択した場合、帳票に出力される文字列属性にUnicodeの文字を使用することができます。

入力データ

入力データの文字コード系はUnicodeのみ使用できます。

情報ファイル

帳票出力時に使用する情報ファイルは半角英数・記号(ASCII範囲)で記述してください。

ネットワーク環境に関する制限事項

List Creatorでは、基本的にイントラネット内の運用をサポート(推奨)しています。

インターネット経由での運用をサポートしている場合がありますが、その場合でも、必ず以下のようなセキュリティ対策を行ってください。

クラスタ運用に関する制限事項

List Creatorは、フェイルオーバーに対応していません。

したがって、クラスタ運用時は、あらかじめ運用ノードと待機ノードの両方でList Creatorのサービスを起動しておく必要があります。

また、帳票資源を配置する場合は、共有ディスクに配置する運用を推奨します。

負荷分散装置、または負荷分散ソフトウェアを使用する場合の注意事項

List Creatorではコネクタ連携機能使用時に、負荷分散装置(IPCOM)、または負荷分散ソフトウェア(Traffic Director)と連携することができます。

これらの装置やソフトウェアを使用する場合、以下の点に注意してください。

入力データのサイズに関する制限事項

List Creatorで使用できる入力データのサイズには、以下の制限があります。

オペレーティングシステム

入力データの上限

Windows

4Gバイト

Solaris

8Gバイト

Linux

2Gバイト

注意

  • 帳票出力時に、入力データの上限値を超えると、エラーになる場合があります。