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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

B.4.9 合計を計算して出力したい

この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。

集計表形式およびフリーフレーム形式の帳票を使用してデータの集計を行うには、データ定義画面の[拡張定義]タブで設定を行う必要があります。

ここでは、集計表形式の毎日の売上集計表で、月ごとに合計を計算する方法を例に説明します。

=操作手順=
  1. 帳票様式定義画面で、「月」、「日」、「製品名」、および「金額」を定義します。「月」、「日」、および「金額」は数字項目として定義します。

  2. 帳票様式定義画面で、制御脚書きパーティションを定義し(CF1)、数字項目として「合計」を定義します。

  3. データ定義画面の[データ定義]タブで、「月」のオペランドに「BREAK」を指定します。

    ⇒「月」に対するデータが変わったことを検知します。

  4. データ定義画面の[データ定義]タブで、「合計」のオペランドに「SUM(金額)」を指定します。

    ⇒「月」ごとの合計を計算します。

  5. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「COMPUTE合計」を記述します。

    ⇒1明細出力するたびに「合計」に「金額」を加算します。

  6. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「CNTL-FOOT」段落を追加し、「月」と2.で定義した制御脚書きパーティション名(CF1)を記述します。

    ⇒「月」に対するデータが変わるタイミングで制御脚書きパーティション(CF1)を出力します。

例)

[データ定義]タブ

データ項目名

オペランド

BREAK

製品名

金額

合計

SUM(金額)

[拡張定義]タブ

DETAIL
COMPUTE 合計
CNTL-FOOT 月 CF1

ポイント

  • 「合計」はプログラムが自動計算して出力するので、入力データは必要ありません。

  • 「合計」の出力後に改ページしたい場合は、制御脚書きパーティションのプロパティで、「印刷後」の「制御」に「改ページ」を指定します。

  • パーティション種別と[拡張定義]タブの段落名の関係は次のとおりです。

    • 集計表形式の場合

          レポート頭書き/RH:REPORT-HEAD
          ページ頭書き/PH  :PAGE-HEAD
          制御頭書き/CH    :CNTL-HEAD
          明細/DE          :DETAIL
          制御脚書き/CF    :CNTL-FOOT
          ページ脚書き/PF  :PAGE-FOOT
    • フリーフレーム形式の場合

          ヘッダ/HEAD      :HEAD
          制御頭書き/CH    :CNTL-HEAD
          明細/DE          :DETAIL
          制御脚書き/CF    :CNTL-FOOT
          ボディ/BODY      :BODY
          フッタ/FOOT      :FOOT
  • SUM関数を指定する項目は、[データ定義]タブで、BREAKを指定した項目よりも後ろに並べます。

  • 「合計」は、制御脚書きパーティション(CF1)が出力されたタイミングで初期化されます。