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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

B.4.3 複数種類の明細パーティションを使用したい

この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。

ここでは、集計表形式の売上集計表で、金額が1000を超える場合のみ異なる明細を出力する方法を例に説明します。

=操作手順=
  1. 帳票様式定義画面で、明細パーティションを定義し(DE)、「製品名」および「金額」を定義します。「金額」は数字項目として定義します。

  2. 帳票様式定義画面で、明細パーティションを定義し(DE1)、1.の「製品名」および「金額」をレコード域共用項目として定義します。また、「備考」も定義します。

  3. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「(金額 > 1000)」と2.で定義した明細パーティション名(DE1)を記述します。

    ⇒「金額」に対するデータが1000を超える場合に明細パーティション(DE1)を出力します。

  4. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、1.で定義した明細パーティション名(DE)を記述します。

    ⇒「金額」に対するデータが1000以下の場合(3.以外の場合)に明細パーティション(DE)を出力します。

例)

[データ定義]タブ

データ項目名

オペランド

製品名

金額

備考

[拡張定義]タブ

DETAIL  ( 金額 > 1000 )DE1

DETAIL                    DE

ポイント

  • 明細に条件を指定して出力する場合、制御切れが発生せずに改ページされた後の最初の明細出力について、集計表形式とフリーフレーム形式で動作が異なります。

    • 集計表形式の場合

      明細の条件判定は改ページ前に行い、真となった明細パーティションを改ページ後に出力します。

    • フリーフレーム形式の場合

      改ページ後、明細の条件判定を行って真となった明細パーティションを出力します。