この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。
ここでは、集計表形式の売上集計表で、金額が1000を超える場合のみ異なる明細を出力する方法を例に説明します。
帳票様式定義画面で、明細パーティションを定義し(DE)、「製品名」および「金額」を定義します。「金額」は数字項目として定義します。
帳票様式定義画面で、明細パーティションを定義し(DE1)、1.の「製品名」および「金額」をレコード域共用項目として定義します。また、「備考」も定義します。
データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「(金額 > 1000)」と2.で定義した明細パーティション名(DE1)を記述します。
⇒「金額」に対するデータが1000を超える場合に明細パーティション(DE1)を出力します。
データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、1.で定義した明細パーティション名(DE)を記述します。
⇒「金額」に対するデータが1000以下の場合(3.以外の場合)に明細パーティション(DE)を出力します。
例)
データ項目名 | オペランド |
---|---|
製品名 | |
金額 | |
備考 |
DETAIL ( 金額 > 1000 )DE1 DETAIL DE |
ポイント
明細に条件を指定して出力する場合、制御切れが発生せずに改ページされた後の最初の明細出力について、集計表形式とフリーフレーム形式で動作が異なります。
集計表形式の場合
明細の条件判定は改ページ前に行い、真となった明細パーティションを改ページ後に出力します。
フリーフレーム形式の場合
改ページ後、明細の条件判定を行って真となった明細パーティションを出力します。