機能説明
ビジネス・プロセス実行環境にBPEL定義の配備を行います。
以下に、deployサブコマンドの引数を説明します。
形式
isibpeladmin deploy --target applicationname [--force] dirpath
引数
引数 | 説明 |
---|---|
--target applicationname | 操作対象となるビジネス・プロセス実行環境のアプリケーション名を指定します。 |
--force | すでに配備されているBPEL定義を更新する場合に指定します。 更新するBPEL定義は、同じBPELプロセス名のBPEL定義です。 |
dirpath | 配備対象のBPEL定義を格納したディレクトリを絶対パス、または相対パスで指定します。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了(配備成功) |
1 | ビジネス・プロセス実行環境が停止している、または高負荷な状態のため、配備待ち状態になりました。出力されるメッセージの対処を行ってください。 |
上記以外 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限を所有するユーザだけが実行できます。
本コマンドは、管理者権限を所有するユーザ、またはInterstage運用者だけが実行できます。
本コマンドを実行する場合、事前に操作対象となるビジネス・プロセス実行環境がコマンドを実行するマシン上に作成されている必要があります。
本コマンドは、同時に複数実行できません。
本コマンドは、以下のコマンドと同時に実行できません。
isibpeladmin
listサブコマンド
undeployサブコマンド
isibpelwsdlexport
“--force”オプションを指定して、すでに配備されているBPEL定義を更新する場合は、更新するBPEL定義を利用した業務が実行されていないことを確認してから、本コマンドを実行してください。BPEL機能を利用した業務が実行中か否かは、実行ログを参照してください。実行ログについては、“ISI アプリケーション開発ガイド”の“BPEL機能のアプリケーション開発”の“BPEL定義の開発”の“ビジネス・プロセス実行機能のログ設定”の“実行ログ”を参照してください。
ビジネス・プロセス実行環境が停止している状態でコマンドを実行した場合は、BPEL定義は配備待ち状態になります。BPEL定義は、次回ビジネス・プロセス実行環境を起動したときにビジネス・プロセス実行環境に配備されます。配備結果の確認方法は、“ISI アプリケーション開発ガイド”の“BPEL機能のアプリケーション開発”の“BPEL定義の開発”の“ビジネス・プロセス実行環境への配備”を参照してください。
ビジネス・プロセス実行環境が高負荷な状態でコマンドを実行した場合は、BPEL定義は配備待ち状態になる可能性があります。BPEL定義は、しばらくするとビジネス・プロセス実行環境に配備されます。配備結果の確認方法は、“ISI アプリケーション開発ガイド”の“BPEL機能のアプリケーション開発”の“BPEL定義の開発”の“ビジネス・プロセス実行環境への配備”を参照してください。
dirpathに指定する配備対象のBPEL定義を格納したディレクトリ名、またはBPELプロセス名が長い場合、配備が失敗する場合があります。BPEL定義をコピーする時に、配備先のファイル名やフルパスの長さがOSの最大長を超過した場合、失敗となります。また配備先ディレクトリのフルパスの長さが255バイトを超過した場合、失敗となります。超過している場合は、配備元ディレクトリ名やBPELプロセス名を短くしてください。
BPEL定義のファイルは、BPELプロセスファイル作成時に入力したBPELプロセス名により、以下のファイル名となります。
BPEL定義 | ファイル名 |
---|---|
BPELプロセスファイル | [BPELプロセス名].bpel |
WSDL定義 | [BPELプロセス名]Artifacts.wsdl |
配備先ディレクトリは以下になります。
[Java EE共通ディレクトリ]\domains\interstage\applications\j2ee-modules\[アプリケーション名]¥WEB-INF\processes\[配備元ディレクトリ名]_[現在時刻ミリ秒]
現在時刻ミリ秒の最大長は19文字です。Java EE共通ディレクトリが“C:\Interstage\F3FMisjee\var”、アプリケーション名が“ode”、現在時刻ミリ秒が“1295501952944”のときに、dirpath に “C:\WORK\BPEL001”を指定した例を示します。
C:\Interstage\F3FMisjee\var\domains\interstage\applications\j2ee-modules\ode\WEB-INF\processes\BPEL001_1295501952944
ファイル名の最大長は255文字、フォルダまでのフルパス(ドライブ名を含みます)の最大長は247文字、ファイルまでのフルパス(ドライブ名を含みます)の最大長は259文字です。
[Java EE共通ディレクトリ]/domains/interstage/applications/j2ee-modules/[アプリケーション名]/WEB-INF/processes/[配備元ディレクトリ名]_[現在時刻ミリ秒]
現在時刻ミリ秒の最大長は19バイトです。Java EE共通ディレクトリが“/var/opt/FJSVisjee”、アプリケーション名が“ode”、現在時刻ミリ秒が“1295501952944”のときに、dirpath に “/home/user/BPEL001”を指定した例を示します。
/var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/applications/j2ee-modules/ode/WEB-INF/processes/BPEL001_1295501952944
ファイル名の最大長は255バイト、フルパスの最大長は1023バイトです。
[Java EE共通ディレクトリ]/domains/interstage/applications/j2ee-modules/[アプリケーション名]/WEB-INF/processes/[配備元ディレクトリ名]_[現在時刻ミリ秒]
現在時刻ミリ秒の最大長は19バイトです。Java EE共通ディレクトリが“/var/opt/FJSVisjee”、アプリケーション名が“ode”、現在時刻ミリ秒が“1295501952944”のときに、dirpath に “/home/user/BPEL001”を指定した例を示します。
/var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/applications/j2ee-modules/ode/WEB-INF/processes/BPEL001_1295501952944
ファイル名の最大長は255バイト、フルパスの最大長は4095バイトです。
使用例
isibpeladmin deploy --target ode C:\temp\BPEL_Sample001
isibpeladmin deploy --target ode /user/tmp/BPEL_Sample001