クラスタに登録したレプリケーションサービスを削除する場合の手順について説明します。
以下の2つの場合に分けて説明します。
PRIMECLUSTERによるクラスタシステムの場合
MSFCによるクラスタシステムの場合
PRIMECLUSTERによるクラスタシステムの場合
クラスタアプリケーションに登録したレプリケーションサービスを削除する場合は、以下の手順で実施してください。
RMSが起動している場合は停止します。(運用ノード)
レプリケーションサービスのリソースを クラスタアプリケーションから削除します。(運用ノード)
詳細はPRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
# hvw
レプリケーションサービスのリソースIDとプロシジャ名を確認します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldspproc
レプリケーションサービスのリソースを削除します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelprocrsc -r リソースID
レプリケーションサービスの状態遷移プロシジャを削除します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelproc プロシジャ名
レプリケーションサービスのリソースとプロシジャが削除されたことを確認します。(運用ノードおよび待機ノード)
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldspproc all
レプリケーションのプロセス監視を行っている場合、レプリケーションのプロセス監視スクリプトを削除します (運用ノードおよび待機ノード)。
# rm -f /opt/FJSVlnkre/etc/CLmon.プロシジャ名
# rm -f /opt/FSUNlnkre/etc/CLmon.プロシジャ名
なお、レプリケーションのプロセス監視を行っていない場合、本作業は不要です。
MSFCによるクラスタシステムの場合
クラスタアプリケーションに登録したレプリケーションサービスを削除する場合は、運用、待機のいずれかのノードからフェールオーバークラスタ管理ツールを使って行います。
フェールオーバークラスタ管理ツールは、Windows Server 2008の場合は[フェールオーバークラスタの管理]、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012またはWindows Server 2016の場合は[フェールオーバークラスターマネージャー]から実行します。
フェールオーバークラスタ管理ツールを起動します。
コンソールツリーが折りたたまれている場合は、レプリケーション運用のLinkexpress Replication optionのサービスを登録しているクラスターの下のツリーを展開します。
Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合、コンソールツリーの[サービスとアプリケーション]の下の、レプリケーション運用のLinkexpress Replication optionのサービスをクリックします。
Windows Server 2012またはWindows Server 2016の場合、コンソールツリーの[役割]を選択し、中央のウィンドウ領域でレプリケーション運用するLinkexpress Replication optionのサービスを登録しているクラスターをクリックします。
Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合、中央のウィンドウ領域でLinkexpress Replication optionのリソースを右クリックし、[削除]をクリックします。
Windows Server 2012またはWindows Server 2016の場合、中央のウィンドウ領域の[リソース]タブをクリックし、[役割]の一覧からLinkexpress Replication optionのリソースを右クリックし、[削除]をクリックします。
[動作の確認]で[はい]をクリックします。
Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合、手順4.と同様にLinkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックし、[削除]をクリックします。
Windows Server 2012またはWindows Server 2016の場合、手順4.と同様に[記憶域]の一覧からLinkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックして削除します。
[動作の確認]で[はい]をクリックします。
コンソールツリーの[記憶域]をクリックします。
Windows Server 2008またはWindows Server 2008 R2の場合、中央のウィンドウ領域でLinkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックし、[削除]をクリックします。
Windows Server 2012またはWindows Server 2016の場合、中央のウィンドウ領域で[ディスク]をクリックし、Linkexpress Replication optionが使用する共用ディスクを右クリックし、[削除]をクリックします。
[動作の確認]で[はい]をクリックします。