スタンバイサーバで設定するファイルおよびパラメータの内容について、説明します。
postgresql.confファイルの以下のパラメータを編集したあと、インスタンスを起動してください。
表A.2 postgresql.confファイルパラメータ  | 設定値  | 説明  | 
|---|
synchronous_standby_names  | 'プライマリサーバ名'  | プライマリサーバを識別する任意の名前を半角シングルクォートで囲んで指定します。 この名前は、プライマリサーバを切り替えたあとに、旧プライマリサーバを新しくスタンバイサーバとして組み込むときに必要です。 Mirroring Controller起動中は、本パラメータを変更しないでください。  | 
backup_destination  | バックアップデータ格納先ディレクトリ名  | バックアップデータ格納先ディレクトリ名を指定します。 指定するディレクトリは、インスタンス管理者ユーザーのみがアクセスできるように権限を設定してください。 他のサーバのバックアップデータを使ってリカバリを正しく行うために、すべてのサーバで同じパスになるように指定してください。  | 
archive_command  | 'cmd /c ""インストールディレクトリ\\bin\\pgx_xlogcopy.cmd" "%p" "バックアップデータ格納先ディレクトリ\\archived_xlog\\%f""'  | トランザクションログを保存するコマンドと格納先パス名を指定します。  | 
wal_receiver_timeout  | タイムアウト時間(ミリ秒)  | スタンバイサーバ側でのトランザクションログの受信に異常が発生したと判断する時間を指定します。 サーバ識別子.confファイルの(heartbeat_interval + heartbeat_timeout×1000) × (heartbeat_retry + 1)の値と合わせることで、異常と判断する時間を統一できます。  |