Mirroring Controllerが出力するメッセージは、イベントログに出力されます。自動切り替えに失敗した場合などは、運用の継続に関わる重要なメッセージが出力されることがあるため、イベントログのメッセージを監視するようにしてください。
ポイント
重要と考えるメッセージ種別を監視するためには、事前にイベントログに設定が必要となる場合があります。
OSのマニュアルなどを参照して、監視対象とするメッセージ種別のメッセージがイベントログに出力されるかを確認して必要があれば設定してください。
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イベントソース名[プロセスID]: メッセージ種別: メッセージ内容(メッセージ番号)
イベントソース名は、サーバ識別子.confファイルのevent_sourceパラメータで指定します。
以下に、Mirroring Controllerが出力するメッセージの種別、重要度、およびイベントログとの対応関係を示します。
メッセージ種別  | 重要度  | 意味  | イベントログ  | 
|---|---|---|---|
INFO  | 通常  | LOG、NOTICEに該当しない情報を提供します。  | INFORMATION  | 
LOG  | 動作履歴を追跡するにあたり、特に重要なイベントとして認識する情報を提供します。 (例:自動切り替えが完了した など)  | ||
NOTICE  | 注意  | 実行した、または自動実行された結果に対して、プログラム内でユーザーの指示に配慮を加えた内容を出力します。  | |
WARNING  | 警告  | やがて多重化状態が維持できなくなるなどの警告するべき内容を提供します。  | WARNING  | 
ERROR  | エラー  | FATAL、PANIC以外のエラーが発生したことを報告します。  | ERROR  | 
FATAL  | 多重化したデータベースシステムのいずれかで何らかの異常を検出したため、異常が発生したシステムの復旧を開始する必要があることとその異常の内容や原因を報告します。  | ||
PANIC  | 多重化したデータベースシステムのすべてで何らかの異常を検出したため、直ちに復旧を開始する必要があることとその異常の内容や原因を報告します。  | 
メッセージの重要度は以下の意味を持ちます。
通常
通常の状態です。システムから通知されているメッセージが表示されます。特に対処を実施する必要はありません。
注意
通常の状態ですが、注意すべきメッセージが表示されます。必要に応じてメッセージに記載されている“利用者の処置”にしたがって対処を実施してください。
警告
エラーではありませんが、利用者の確認、作業を求めています。メッセージに記載されている“利用者の処置”を行ってください。
エラー
エラーです。メッセージに記載されている“利用者の処置”を行ってください。