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Symfoware Server V12.3.0 アップデート情報
FUJITSU Software

3.1 V12.3.0でのプログラム修正一覧

今回のバージョンレベルで吸収された修正内容、および修正番号については、以降に示す表を参照してください。

No.

バージョン
レベル

P番号

現象

EE

SE

LE

1

V12.3.0

PG50835

[現象]

アプリケーション実行時に、TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した値が無視されて動作してしまいます。

※トランザクションの実行時間が、TRAN_TIME_LIMITパラメタに指定した時間を超過してもコネクションが切断されません。

[環境]

本現象は以下の環境で発生します。

  • Windows

  • Oracle Solaris

  • Linux

[発生条件]

1) 以下のいずれかの環境である。かつ、

  1-1) ロードシェア運用である。または、

  1-2) Enterprise Extended Edition以外の製品を利用している。

2) 利用者制御機能を利用している。かつ、

3) 動作環境ファイルにTRAN_TIME_LIMITを指定した場合。

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2

PH01914

[現象]

[現象1]

下記の「発生条件1」を満たす場合、結果セットが取得できません。

[現象2]

下記の「発生条件2」または「発生条件3」または「発生条件4」を満たす場合、SQLSTATE2A000の以下のエラーメッセージが返却されます。

「SQL文構文エラー」

[現象3]

下記の「発生条件5」を満たす場合、期待値とは異なる値(-1)が返却されます。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

◆発生条件1

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) SELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを利用して、SELECT文を発行する。かつ、

6) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetResultSetメソッドを使って、2)のSELECT文に対応する結果セットを取得する。

◆発生条件2

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) SELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSELECT文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteUpdateメソッドを実行する。

◆発生条件3

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) 更新文(UPDATE/NSERT/DELETE文)を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSQL文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteQueryメソッドを実行する。

◆発生条件4

1) プロシジャルーチンをサーバに定義する。かつ、

2) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

3) 1)で作成したプロシジャルーチンに対してCall文を指定し、CallableStatementオブジェクトを作成する。かつ、

4) 3)で作成したCallableStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

5) 3)のCall文を指定して、CallableStatementオブジェクトを作成する。かつ、

6) 5)で作成したCallableStatementオブジェクトのexecuteQueryメソッドを実行する。

◆発生条件5

1) JDBCのステートメントキャッシュ機能を利用して、接続を確立する。かつ、

2) 更新文(UPDATE/INSERT/DELETE文)を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

3) 2)で作成したPreparedStatementオブジェクトのclose メソッドを実行する。かつ、

4) 2)のSQL文を指定して、PreparedStatementオブジェクトを作成する。かつ、

5) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのexecuteメソッドを利用して、2)のSQL文を発行する。かつ、

6) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetUpdateCountメソッドを実行する。かつ、

7) 4)で作成したPreparedStatementオブジェクトのgetUpdateCountメソッドを再実行する。

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3

PH02031

[現象]

rdbexecsqlコマンドで可変要素指定を利用せず、-iオプションで指定したファイル中のSQL文に"&1","&2"、・・・"&n"を指定すると、左記の文字列を空文字に置き換えます。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) rdbexecsqlコマンドの-iオプションで指定したファイル中のSQL文に"&1"、"&2"、・・・"&n"のような、"&"の右隣に半角数字が書かれている文字列が含まれる。かつ、

2) rdbexecsqlコマンドで可変要素指定を利用していない。かつ、

3) rdbexecsqlコマンドを利用して、SQL文を実行する。

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4

PH02331

[現象]

以下に示す環境・発生条件のときSymfoware/RDBまたはConnection Managerがダウンする場合があります。ダウン時に出力されるメッセージは以下のとおりです。

Symfoware/RDBの場合

qdg12695u:System error occurred. Reference code = xxxx Internal code = (idt_p:xxxx sub_code:xxxx module:qdafbspi800 line:xxxx)

Connection Managerの場合

apc00020u:System error occurred. Reference code = xxxx Internal code = (idt_p:xxxx sub_code:xxxx module:qdafbspi800 line:xxxx)

[環境]

本障害は以下のOSで発生します。

  • Windows

[発生条件]

Symfoware/RDBの場合

1) Symfoware/RDBを停止する。かつ、

2) 1)の処理中に以下のいずれかの処理を実施する。

  (1) RDBコマンド または、

  (2) システム内接続のアプリケーション

Connection Managerの場合

1) Connection Managerを停止する。かつ、

2) 1)の処理中に以下のいずれかの処理を実施する。

  (1) apcnetコマンド または、

  (2) Connection Managerを利用したアプリケーション

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5

PH02495

[現象]

[現象1]

RDBコマンド実行時に下記のメッセージを出力してSymfoware/RDBが停止する場合があります。

qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード=xx 内部コード=(xx)

[現象2]

RDBコマンド実行時に誤ったオプション指定がエラーにならずに正常終了する場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合

  • Linux

  • Oracle Solaris

  • Windows

[発生条件]

以下の条件に合致した場合に発生する可能性があります。

[現象1の発生条件]

1) 以下のいずれかのRDBコマンド(オプション指定)を実行している。かつ、

  - rdbconbf (iオプション指定)

  - rdbdisbf (iオプション指定)

  - rdbdmp (iオプション指定)

  - rdbexdsi (iオプション指定)

  - rdbexspc (pオプション指定)

  - rdbinf (i,p,dオプション指定)

  - rdbinh (i,pオプション指定)

  - rdbmrdmp (pオプション指定)

  - rdbmrrcv (pオプション指定)

  - rdbpmt (i,pオプション指定)

  - rdbrcv (i,pオプション指定)

  - rdbresident (iオプション指定)

  - rdbrls (i,pオプション指定)

  - rdbrtr (i,pオプション指定)

  - rdbsetrp (iオプション指定)

2) 1)のオプションのデータベース名を、以下のいずれかで囲んでいる。かつ、

  - ダブルクォーテーション(")

  - シングルクォーテーション(')

3) 2)で囲んだ中にデータベース名の直前の空白を含んでいる場合。(*1)

(*1)以下に実行例を示します

      データベース名はTESTDB、DSI名はTESTDSIを例に記述します。

      rdbinf "-i TESTDB.TESTDSI"

      rdbinf -i " TESTDB.TESTDSI"

[現象2の発生条件]

1) 以下のいずれかのRDBコマンド(オプション指定)を実行している。かつ、

  - rdbconbf (iオプション指定)

  - rdbdisbf (iオプション指定)

  - rdbdmp (iオプション指定)

  - rdbexdsi (iオプション指定)

  - rdbexspc (pオプション指定)

  - rdbinf (i,p,dオプション指定)

  - rdbinh (i,pオプション指定)

  - rdbmrdmp (pオプション指定)

  - rdbmrrcv (pオプション指定)

  - rdbpmt (i,pオプション指定)

  - rdbrcv (i,pオプション指定)

  - rdbresident (iオプション指定)

  - rdbrls (i,pオプション指定)

  - rdbrtr (i,pオプション指定)

  - rdbsetrp (iオプション指定)

2) 1)のオプションのデータベース名、または、DSI名を以下のいずれかで囲んでいる。かつ、

  - ダブルクォーテーション(")

  - シングルクォーテーション(')

3) 2)で囲んだ中のデータベース名、または、DSI名の途中に空白を含んでいる場合。(*2)

(*2)以下に実行例を示します。

    データベース名はTESTDB、DSI名はTESTDSIを例に記述します。

    rdbinf -i "TEST DB.TESTDSI"

    rdbinf -i "TESTDB.TEST DSI"

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6

PH03094

[現象]

(現象1)

SQL文を実行すると以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsopn120 line:XXX)

(現象2)

DSIの削除を行うと以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsuti150 line:XXX)

(現象3)

DSIの定義を行うと以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンします。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = XX.XX.XX.XX Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdarsuti150 line:XXX)

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(現象1の発生条件)

1) アプリケーションまたはrdbexecsqlコマンドで以下のいずれかのSQL文を実行する。かつ、

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(*1)かつ、

3) 1)の同一コネクション内で1)と同一の表に対して以下のいずれかのSQL文を実行する。

  - INSERT文

  - DELETE文

  - UPDATE文

  - SELECT文

(現象2の発生条件)

1) 以下のいずれかを実行する。かつ、

  - アプリケーションまたはrdbexecsqlコマンドで以下のいずれかのSQL文

    - INSERT文

    - DELETE文

    - UPDATE文

    - SELECT文

  - アプリケーションまたはrdbddlexコマンドでCREATE INDEX文

    - rdbuptコマンド

    - rdbunlsqlコマンド

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(*1)かつ、

3) 2)以降にSymfoware/RDBを再起動していない。かつ、

4) 1)の表配下のDSIに対して以下のいずれかによりDSIの削除を行う。

  - DROP DSI文

  - DROP SCHEMA文(CASCADE指定)

  - DROP TABLE文(CASCADE指定)

  - DROP DSO文(CASCADE指定)

  - DROP INDEX文

(現象3の発生条件)

1) アプリケーションまたはrdbddlexコマンドで以下のいずれかを実行する。かつ、

  - CREATE TABLE文(格納領域指定(ON))

  - CREATE TABLE文(一時表指定(GLOBAL TEMPORARY))

  - CREATE DSI文(FORMAT指定(*2))

  - CREATE INDEX文

2) 1)実行中にメモリ不足が発生する。(*1)

(*1)以下のいずれかのメッセージが出力されます。

  JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

  JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました.

(*2)FORMATはV10.0.0以降のV/Lで指定可能です。

【補足(内部条件)】

処理対象の表配下のDSIをアクセスする環境開設中にメモリ不足が発生した時にのみ現象が発生する場合があります。

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7

PH03176

[現象]

SQL文実行時に下記のメッセージを出力してSymfoware/RDBが停止する場合があります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合

  • Linux

  • Oracle Solaris

  • Windows

[発生条件]

以下の条件の場合に発生する可能性があります。

1) 表の列にBLOB型を指定している。かつ、

2) 1)の表のDSOの格納オプションにPRECEDENCE(1)を指定している。かつ、

3) 1)の表のDSIの圧縮指定にCOMPRESSを指定している。かつ、

4) 1)の表に対してUPDATE文を実行している。かつ、

5) 4)の更新対象レコードが複数件である。かつ、

6) 4)の更新後のレコード長がページ長を超える場合

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8

PH04156

[現象]

[現象1]

発生条件1、または、派生条件に該当する場合、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u:システム障害が発生しました 分類コード= 16.1.7.12290 内部コード=(idt_p:XXXXXXXXXXXXXXXX sub_code:18446744073709551615 module:qdafenky260 line:51) u*

[現象2]

発生条件2に該当する場合、コネクションが使用するソート作業域、または、作業用テーブル域が使用するメモリおよびファイルの使用量が不当に増加し、メモリ不足およびディスク枯渇が発生する可能性があります。

メモリ不足およびディスク枯渇が発生した場合は、以下のいずれかのメッセージが出力されます。

qdg12102u:RDBII空間内ローカルメモリ不足が発生しました

JYP5007E RDBIIサーバ空間内のメモリ不足が発生しました.

JYP5026E 作業用ディレクトリの容量が不足しました.

上記は代表的なメッセージで、上記以外にも以下のメッセージが出力される場合があります。

JYP4810E、JYP4811E、JYP4815E、JYP4830E、JYP4942E、JYP5107E、JYP5027E

また、現象2に派生し、現象1が発生する場合があります。

[環境]

以下のOSで発生します。

1) Linux

2) Oracle Solaris

3) Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1) 格納データを暗号化する。かつ、

2) トランザクションを超越するカーソルを複数オープンする。かつ、

3) 2)のSQL文は、作業用テーブル域を使用する。かつ、

4) トランザクションをCOMMITした状態である。かつ、

5) コネクションを切断する。

[発生条件2]

1) トリガが動作するSQL文を実行する。かつ、

2) 1)のSQL文は、ソート作業域、または、作業用テーブル域を使用する。かつ、

3) 1)のトリガの被トリガSQL文がCALL文である。かつ、

4) 3)のCALL文で呼び出すプロシジャルーチン内において、以下のいずれかが発生する。

  4-1)SQL文の実行でエラーが発生する。または、

  4-2)SIGNAL文、または、RESIGNAL文により例外事象が発生する。

[派生条件]

1) 現象2が発生する。かつ、

2) 発生条件2の2)のSQLが作業用テーブル域を使用する。かつ、

3) 格納データを暗号化する。かつ、

4) 以下のいずれかに該当する。かつ、

  4-1)発生条件2の1)から3)および派生条件2)、3) の条件に該当するSQL文をコネクション内でWORK_MEM_SIZEの指定値/64の回数を超えて繰り返し実行する。または、

  4-2)発生条件2の2)で使用する作業用テーブル域の使用量がWORK_MEM_SIZEを超える。

5) コネクションを切断する。

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9

PH04549

[現象]

[現象1]

qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

・qdg02842u シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

※本現象の発生頻度は、Symfoware/RDBが選択するアクセスプランおよびSymfoware内部のメモリ使用状況に依存します。

[現象2]

アプリケーションに、誤った検索結果を返却する場合があります。

※本現象の発生頻度、および顕在化する事象は、Symfoware/RDBが選択するアクセスプランおよびSymfoware内部のメモリ使用状況に依存します。そのため、結合条件に該当するレコードが返却されなかったり、誤ったカラムデータが返却される可能性があり、顕在化する事象は不定です。

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

以下の場合、現象1が発生する場合があります。

1) FROM句にOUTER JOINを指定する。かつ、

2) 1)の結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

3) 2)の列は一意性制約されていない。かつ、

4) 1)の右表(*1)に導出表を指定する。かつ、

5) 4)の導出表のWHERE句に副問合せを指定している。かつ、

6) 5)の副問合せに外への参照列を複数指定している。かつ、

7) 1)のジョイン系アクセスモデルが、インデックスを利用してジョインするマージジョインである。かつ、

8) 6)の外への参照列が、7)のジョイン系アクセスモデルが利用するインデックスの構成列である。かつ、

9) 2)に指定した1)の左表(*1)の列を探索条件を指定している。かつ、

10) 選択リストに指定した列が以下のいずれかに該当する。

  10-1)インデックス構成列以外の列を指定する。または、

  10-2)可変長文字列型、または、可変長各国語文字列型の列を指定する。

例1)

SELECT /* ASSIST JOIN_RULE(MERGE) */ ・・・7)

T1.C3 ・・・10)

FROM

T1

LEFT JOIN ・・・1)

( SELECT T2.C1 FROM T2

WHERE T2.C1=(SELECT T3.C1 FROM T3 ・・・5)

WHERE T3.C1=T2.C1

AND T3.C2=T2.C2) ・・・6)

) D1 ・・・4)

ON T1.C1=D1.C1 ・・・2)

WHERE T1.C1=1 ・・・9)

・各テーブル定義とインデックス定義

T1(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

T2(C1,C2,C3) IDX(C1,C2) ・・・8)

T3(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

[発生条件2]

以下の場合、現象1および現象2が発生する場合があります。

1) ロードシェア運用である。かつ、

2) FROM句にOUTER JOINを指定する。かつ、

3) 2)の結合表のON句には、比較演算子“=”で表を結合する結合条件を指定している。かつ、

4) 3)の列は一意性制約されていない。かつ、

5) 2)の右表(*1)に導出表を指定する。かつ、

6) 5)の導出表のWHERE句に副問合せを指定している。かつ、

7) 6)の副問合せに外への参照列を複数指定している。かつ、

8) 2)のジョイン系アクセスモデルが、インデックスを利用してジョインするマージジョインである。かつ、

9) 7)の外への参照列が、8)のジョイン系アクセスモデルが利用するインデックスの構成列である。かつ、

10) 3)に指定した1)の左表(*1)の列を探索条件を指定している。かつ、

11) 選択リストに指定した列が以下のいずれかに該当する。かつ、

  11-1)インデックス構成列以外の列を指定する。または、

  11-2)可変長文字列型、または、可変長各国語文字列型の列を指定する。

12) 6)の副問合せで参照する表がアプリケーションが接続したノード以外に偏在する。かつ、

13) 7)の副問合せの外への参照列と比較する列が、副問合せで参照する表のインデックス構成列に含まれない。

例2)

SELECT /* ASSIST JOIN_RULE(MERGE) */ ・・・8)

T1.C3 ・・・11)

FROM

T1

LEFT JOIN ・・・2)

( SELECT T2.C1 FROM T2

WHERE T2.C1=(SELECT T3.C1 FROM T3 ・・・6)

WHERE T3.C1=T2.C1

AND T3.C2=T2.C2) ・・・7)

) D1 ・・・5)

ON T1.C1=D1.C1 ・・・3)

WHERE T1.C1=1 ・・・10)

・各テーブル定義とインデックス定義

T1(C1,C2,C3) IDX(C1,C2)

T2(C1,C2,C3) IDX(C1,C2) ・・・9)

T3(C1,C2,C3) IDX(C3) ・・・13)

・ノード構成とノードに偏在するテーブル

ノード1:T1,T2

ノード2:T3 ・・・12)(*2)

*1:結合型がRIGHTの場合、右表は左表に、左表は右表に読み替えてください。

*2:例2のSQLを実行するアプリケーションは、ノード1に接続するものとします。

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10

PH05060

[現象]

DISCONNECT文によるコネクションの切断に時間がかかります。

派生する現象として以下があります。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)またはSymfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

dxsvstopコマンドが、約10分後に「32001 通信処理において異常が発生しました」を出力し終了します。

<Symfoware Active DB Guard(以降、ADBGと略す)の場合>

複写先システムのrdbbcofflineコマンドに時間がかかります。

[環境]

以下のいずれかの場合に発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

派生する現象は以下の場合に発生します。

<MCの場合>

- Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

  Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V10.1.0~V10.1.0B

  EE V10.1.0~V10.1.0B

2) MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

-Linux64-IPFの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0~9.2.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

- Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V11.0.0A~V11.1.1

  EE V11.0.0A~V12.1.1

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE V10.1.0

  EE V10.1.0

2) MC V10.1.0を使用。

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2) MC 9.1.0を使用。

- Linux32の場合

1) EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。

または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

- Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。

または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

<DB二重化機能の場合>

- Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.0

  Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.1.0

- Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.1

  SE V10.1.0~V12.1.1

- Linux32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V12.1.1

  SE V10.1.0~V12.1.1

- Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)以下のいずれかを使用。

  EE V10.1.0~V12.1.0

  SE V10.1.0~V12.1.0

<ADBGの場合>

- Oracle Solarisの場合

1) EEE V10.1.0~V11.1.1を使用。

または

1 )EEE 9.0.0~9.2.0を使用。かつ、

2) ADBG 9.0.0を使用

- Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用

  EEE V10.1.0~V11.1.1

  EE V10.1.0~V12.1.1

または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.1.0

  EE 9.1.0

2) ADBG 9.1.0を使用

- Linux64-IPFの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

  EEE 9.0.0~9.2.0

  EE 9.0.0~9.1.0

2) ADBG 9.0.0~9.0.1を使用

または

1) EEE 8.0.0~8.0.1を使用。かつ、

2) ADBG 8.0.0を使用

[発生条件]

1) 大量のDSIにアクセスするSQL文を実行する。かつ、

2) 1)のコネクションに対してDISCONNECT文を実行する。

<MCまたはDB二重化機能の場合>

1) DBミラーリングサービス運用中である。かつ、

2) 1)の状態で、正系ノードで1つのロググループ配下の大量のDSIをフォーマット、または、更新する。かつ、

3) 正系ノードでdxsvstopコマンドを実行する。

<ADBGの場合>

1) オンライン状態である。かつ、

2) 1)の状態で、複写元システムで1つのロググループ配下の大量のDSIをフォーマット、または、更新する。かつ、

3) 複写元システムでrdbbcswhコマンドによるRLCの強制交替を実行する。または、RLCの領域が満杯になりRLC交替が発生する。かつ、

4) 複写先システムでrdbbcextコマンドを実行する。かつ、

5) 複写先システムでrdbbcref -aコマンドを実行する。かつ、

6) 複写先システムでrdbbcofflineコマンドを実行する。

尚、本障害はマシン性能に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

下記の場合、コネクション切断に約30秒かかる場合があります。

  -1つのコネクションでアクセスしていたDSIが50000個

    (CPU:Xeon E5-2690v2 3.00GHz、メモリ:16GBの場合)

下記の場合、dxsvstopコマンド、または、複写先システムのオフラインに約10分かかる場合があります。

  -1つのロググループの場合、定義したDSI数が60000個

    (CPU:Xeon X5460 3160MHz、メモリ:16GBの場合)

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11

PH05275

[現象]

「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

(1) 「-f バックアップ制御ファイル名」を指定して、rdbrcvコマンドを実行している。かつ、

(2) (1)の対象のDSIのデータ構造がRANDOMである。かつ、

(3) (2)のDSIの割付け対象PRIMEの格納領域が、同じデータベーススペース上で複数に割付けられている。(*1)

※データの格納状態に依存するため、条件に該当しても発生しない場合があります。

(*1) rdbprtコマンドのDSI定義情報のAllocation informationで確認できます。

12

PH05940

[現象]

[現象1]

発生条件1の4-1)、4-4)、発生条件2の4-1)のいずれかの条件に該当する場合、COBOLアプリケーションに返却される選択リストに指定した入力ホスト変数のデータが入力ホスト変数に設定したデータと異なる場合があります。

[現象2]

発生条件1または発生条件2の4-2)の条件に該当する場合、4-2)の条件を満たすレコードが返却されない場合があります。

[現象3]

発生条件1の4-3)の条件に該当する場合、以下のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード= 16.5.65.257 内部コード=(idt_p:XXXXXXXXXXXXXXXX sub_code:XXXXXXXX module:jypifw02 line:123)

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

1)埋め込みCOBOLアプリケーションを使用している。かつ、

2) 導出表または、副問合せの選択リストに以下のいずれかに該当する数値型の入力ホスト変数、または、動的パラメタを指定する。かつ、

  2-1) SIGN句を省略する。または、

  2-2) SIGN句にTRAILINGを指定する。

3) 2)の導出表、および2)の外側の問い合わせが以下のいずれかに該当し、作業用テーブルを使用する。かつ、

  3-1) FROM句に2)の導出表を含む複数の表を指定する。または、

  3-2) 2)の外側の問い合わせが導出表である。または、

  3-3) ORDER BY句を指定する。または、

  3-4) GROUP BY句を指定する。または、

  3-5) DISTINCTを指定する。または、

  3-6) HAVING句を指定する。または、

  3-7) カーソル宣言にSCROLLを指定する。または、

  3-8) トランザクションを超越するカーソル(*1)を利用する。

4) 以下のいずれかに該当する場合。

  4-1) 2)の外側のすべての問い合わせに2)の列を指定する。または、

  4-2) 2)の外側の問い合わせで探索条件に2)の列を指定する。または、

  4-3) 以下の条件をすべて満たす場合。または、

    4-3-1) 3)の条件を複数回満たす。かつ、

    4-3-2) 2)の列を以下のいずれかに指定する。

      4-3-2-1)GROUP BYのグループ化指定。または、

      4-3-2-2) ORDER BYのソート指定。または、

      4-3-2-3) DISTINCTの列指定。または、

      4-3-2-4) ジョインキー(*2)の列指定。

  4-4) 2)の外側の問い合わせで引数に2)の列を指定した以下のいずれかの関数を指定する。

    4-4-1) MAX。または、

    4-4-2) MIN。

[発生条件2]

1) 埋め込みCOBOLアプリケーションを使用している。かつ、

2) SQL文に以下のいずれかを指定する。かつ、

  2-1) CASE句。または、

  2-2) ABS式。または、

  2-3) CEIL式。または、

  2-4) FLOOR式。または、

  2-5) ROUND式。または、

  2-6) TRUNC式。

3) 2)の引数に以下のいずれかに該当する数値型の入力ホスト変数、または、動的パラメタを指定する。かつ、

  3-1) SIGN句を省略する。または、

  3-2) SIGN句にTRAILINGを指定する。

4) 3)の値式を以下のいずれかに指定する。

  4-1) 選択リストに指定する。または、

  4-2) 探索条件に指定する。

(*1) 以下のいずれかの条件に該当する場合、トランザクションを超越したカーソルになります。

  -トランザクションの独立性水準指定がREAD COMMITTEDで、カーソル指定の更新可能性句が FOR READ ONLY の場合

  -カーソル宣言に、カーソルモード指定がある場合

(*2) 複数の表を=で結合する場合に指定する列をジョインキーといいます。

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13

PH05959

[現象]

RDBコマンドが遅延することがあります。

派生する現象として、以下があります。

  - クラスタシステムの場合、Symfoware/RDBの無応答を検知して、以下のいずれかの事象が発生することがあります。

    (RDBのリソース登録時、無応答検出時のアクションとしてmessageを選択した場合)

    qdg13960wのメッセージを出力

    qdg13960w:RDBシステムからの応答が指定したタイムアウト時間を超えました

    (RDBのリソース登録時、無応答検出時のアクションとしてfailoverを選択した場合)

    qdg12673uのメッセージを出力して、クラスタ切替え

    qdg12673u:RDBIIシステムからの応答が指定した待ち時間を超えました

  - DBミラーリングシステムの場合、Symfoware/RDBの無応答を検知して、22021のメッセージを出力して、ノード切替えが発生することがあります。

  2021:正系ノードでSymfoware/RDBの無応答を検出しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) 大量のDSIにアクセスしたコネクションに対して、DISCONNECT文を実行している。かつ、

2) 1)と同時に以下のいずれかのRDBコマンドを実行している場合。

rdbalmdsi、rdbcninf、rdbconbf、rdbcrbf、rdbdisbf、rdbdrbf、rdbdvinf、rdbexdir、rdbexdsi、rdbexecsql、rdbexspc、rdbfmt、rdbgcdic、rdbgcdsi、rdbinf、rdbinh、rdblkinf、rdblog -V -M、rdbpmt、rdbprdic、rdbprt、rdbps、rdbresident、rdbrls、rdbrtr、rdbsaloader、rdbsar、rdbsloader、rdbspcinf、rdbsuloader、rdbsysstat、rdbtadef、rdbtais、rdbterm、rdbudsi、rdbunl、rdbunladt、rdbunlsql、rdbunlx、rdbups、rdbupt、rdbbcmap

※2)のRDBコマンドが遅延した場合、その後に実行した2)以外のRDBコマンド

(rdbchksanity等)およびアプリケーションも遅延することがあります。

本障害はマシン性能に依存するため、条件に該当しても必ず発生するわけではありません。

下記の場合、コネクション切断に約30秒かかる場合があります。

  1つのコネクションでアクセスしていたDSIが50000個

  (CPU:Xeon E5-2690v2 3.00GHz、メモリ:16GBの場合)

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14

PH06166

[現象]

[現象1]

qdg12695uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=16.1.8.17154 内部コード=(com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdazrdud180 line:150)

[現象2]

独立性水準がREAD UNCOMMITTED、または、占有モード指定にNO LOCKを指定したSQL文が、以下のメッセージを出力して、異常終了する場合があります。

JYP2099E デッドロックが発生しました.

[現象3]

先行トランザクションの独立性水準がREAD UNCOMMITTED、または、占有モード指定にNO LOCKを指定したSQL文にも関わらず、後続の更新トランザクションが排他待ちとなる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[発生条件1]

以下の条件のとき、現象1、または、現象2が発生する場合があります。

1) 以下のいずれかに該当する。かつ、

  1-1) 独立性水準がREAD UNCOMMITTED。または、

  1-2) 占有モード指定にNO LOCKを指定する。

2) 1)のアプリケーションにてカーソルを実行する。かつ、

3) 2)のアプリケーションがアクセスする表が、以下すべてに該当する。かつ、

  3-1) SEQUENTIAL構造である。かつ、

  3-2) DSO定義でPRECEDENCE(1)を指定していない。かつ、

  3-3) レコード長がページ長以下である。

4) 2)のカーソルが、インデックス検索と表のデータ取得のアクセスプランである。かつ、

5) 2)のアプリケーションがアクセスする表にアクセスする、別の更新トランザクションを実行する。かつ、

6) 5)の更新トランザクション実行中に何らかのエラーが発生する場合。

[発生条件2]

以下の条件のとき、現象3が発生する場合があります。

1) 以下のいずれかに該当する。かつ、

  1-1) 独立性水準がREAD UNCOMMITTED。または、

  1-2) 占有モード指定にNO LOCKを指定する。

2) 1)のアプリケーションにて以下のいずれかのカーソルを実行する。かつ、

  2-1) スクロールカーソル。または、

  2-2) 並列クエリ

3) 2)のアプリケーションがアクセスする表が、以下すべてに該当する。かつ、

  3-1) SEQUENTIAL構造である。かつ、

  3-2) DSO定義でPRECEDENCE(1)を指定していない。かつ、

  3-3) レコード長がページ長以下である。

4) 2)のカーソルが、表DSIをアクセスするアクセスプランである。かつ、

5) 2)のカーソルが、TIDソート以外の作業用テーブル(*1)を使用しないアクセスプランである。かつ、

6) 2)のカーソルをクローズしていない。かつ、

7) 2)のアプリケーションがアクセスする表に対し、更新トランザクションを実行する場合。

*1:以下のいずれかに該当するSQL文を実行した場合、TIDソート以外で作業用テーブルを使用する場合があります。

  作業用テーブルの使用の有無はアクセスプランで確認してください。

  ・FROM句に複数の表を指定する。または、  

  ・問合せ式(UNION)を指定する。または、

  ・導出表を指定する。または、

  ・副問合せを指定する。または、

  ・ORDER BY句を指定する。または、

  ・GROUP BY句を指定する。または、

  ・DISTINCTを指定する。または、

  ・HAVING句を指定する。または、

  ・トランザクションを超越するカーソル(*2)を利用する。

*2:以下のいずれかの条件に該当する場合、トランザクションを超越したカーソルになります。

  - トランザクションの独立性水準指定がREAD COMMITTEDで、カーソル指定の更新可能性句が FOR READ ONLY の場合

  - カーソル宣言に、カーソルモード指定がある場合

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PH06303

[現象]

誤りがあるSQL文を実行した場合、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル6を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

1) SQL文を実行している。かつ、

2) 1)のSQL文で、定数を4個以上指定している。かつ、

3) 2)の定数のうち、2個が以下のいずれかである。かつ、

  - 日時定数

  - 時間隔定数

4) 3)の直後に文字列定数を指定している。かつ、

5) 4)の定数のうち、最後に指定した文字列定数が以下のいずれかである場合。

  - 引用符の対応に誤りがある。

  - 文字列定数の後に必要なキーワードが指定されずに文が終了している。

16

PH07215

[現象]

以下いずれかの現象が発生します。

(現象1)

旧正系ノードでdxsvstartコマンドが正常終了したにもかかわらず、昇格正系ノードでRLPのコネクション状態(※)が"disconnection"から"connection"に遷移しません。このため、データベースが二重化構成になりません。

(現象2)

正系ノードでdxsvstartコマンドが正常終了したにもかかわらず、副系ノードでRLPのコネクション状態(※)が"disconnection"から"connection"に遷移しません。このため、データベースが二重化構成になりません。

(現象3)

副系ノードでdxsvstartコマンドが正常終了したにもかかわらず、正系ノードでRLPのコネクション状態(※)が"disconnection"から"connection"に遷移しません。このため、データベースが二重化構成になりません。

※rdbbcrlp(-V -Oオプション)コマンドで確認できます。

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)の場合>

- Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.1

Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.1.0

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0~V10.1.0B

EE V10.1.0~V10.1.0B

2) MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。

- Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V11.0.0A~V11.1.1

EE V11.0.0A~V12.1.1

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。または

1) 以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0

EE V10.1.0

2) MC V10.1.0を使用。

- Linux32の場合

1) EE V11.0.0A~V12.1.1を使用。かつ、

2) MC V11.0.0A~V12.1.1を使用。または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

- Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) EE V11.0.0~V12.1.0を使用。かつ、

2) MC V11.0.0~V12.1.0を使用。または

1) EE V10.1.0を使用。かつ、

2) MC V10.1.0を使用。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

- Oracle Solarisの場合

1) 以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.1

EE V10.1.0~V12.1.0

Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.1.0

- Linux64-EM64Tの場合

1) 以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.1

EE V10.1.0~V12.1.1

SE V10.1.0~V12.1.1

- Linux32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.1.1

SE V10.1.0~V12.1.1

- Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1) 以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.1.0

SE V10.1.0~V12.1.0

[発生条件]

(現象1の発生条件)

1) RLPの通信タイプがTCP/IPである。かつ、

2) 副系ノードで、dxswitchコマンドを実行し、ノード切替えを実施する。かつ、

3) 旧正系ノードで、以下の順に実行する。

  3-1) dxstopコマンドを実行する。

  3-2) dxstartコマンドを実行する。

  3-3) dxrebuildコマンドを実行する。

  3-4) 以下のいずれかを実行(*1)する。

       - dxstopコマンド

       - dxmonitorのプロセスをkillコマンドで強制終了

  3-5) dxstartコマンドを実行する。

  3-6) rdbstartコマンドを実行する。

  3-7) dxsvstart -rコマンドを実行する。

(現象2の発生条件)

1) RLPの通信タイプがTCP/IPである。かつ、

2) 両ノードで、DBミラーリングサービスを開始している。かつ、

3) 正系ノードで、以下の順に実行する。

  3-1) dxsvstop -rコマンドを実行する。

  3-2) rdbstopコマンドを実行する。

  3-3) dxstopコマンドを実行する。

  3-4) dxstartコマンドを実行する。

  3-5) 以下のいずれかを実行(*1)する。

       - dxstopコマンド

       - dxmonitorのプロセスをkillコマンドで強制終了

  3-6) dxstartコマンドを実行する。

  3-7) rdbstartコマンドを実行する。

  3-8) dxsvstart -cコマンドを実行する。

(現象3の発生条件)

1) RLPの通信タイプがTCP/IPである。かつ、

2) 両ノードで、DBミラーリングサービスを開始している。かつ、

3) 副系ノードで、以下の順に実行する。

  3-1) 以下のいずれかを実行する。

       - dxsvstop -rコマンド

       - dxsvstop -mコマンド

  3-2) rdbstopコマンドを実行する。

  3-3) dxstopコマンドを実行する。

  3-4) dxstartコマンドを実行する。

  3-5) 以下のいずれかを実行(*1)する。

       - dxstopコマンド

       - dxmonitorのプロセスをkillコマンドで強制終了

  3-6) dxstartコマンドを実行する。

  3-7) rdbstartコマンドを実行する。

  3-8) dxsvstart -rコマンドを実行する。

(*1)直前に実行したdxstartコマンドからの間隔が短い場合(1秒以内)に発生する可能性があります。

    しかし、タイミングに依存するため必ず発生するわけではありません。

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PH07267

[現象]

[現象1]

SET STATISTICS文を実行すると、JYP4312Eエラーメッセージを出力する場合があります。

※JYP4312E 指定されたDSI“xx”は表のDSIではありません.

[現象2]

以下のいずれかのコマンドを実行すると、Symfoware/RDBがダウンする場合があります。

  ‐rdbprt

  ‐rdbfmt

  ‐rdbups

  ‐rdbgcdsi

※Symfoware/RDBがダウンする時に、メッセージログへ下記ようなメッセージを出力する

qdg02842u:シグナルxxを受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

qdg14248i:OSで設定されたコアファイルの出力規約に従いコアファイルを採取しました

[現象3]

以下のいずれかのコマンドを実行すると、qdg02883uエラーメッセージを出力する場合があります。

  ‐rdbsloader

  ‐rdbsaloader

  ‐rdbsuloader

※qdg02883u:メッセージ制御ファイル内にメッセージ制御コード'xx'が見つかりませんでした

[現象4]

rdbunlコマンドを実行すると、qdg12017uエラーメッセージを出力する場合があります。

※qdg12017u:DSI'xx'は表のDSIではありません

[現象5]

INSERT文を実行して行を挿入すると、JYP2081Eエラーメッセージを出力する場合があります。

※JYP2081E 行に指定されている分割のキーとなる列の値を満たす分割値を持つDSIが存在しません.

[現象6]

rdbprtコマンドを実行すると、追加した列が表示されない場合があります。

[現象7]

以下のいずれかのSQL文を実行して、追加した列にアクセスすると、JYP7205Eを出力する場合があります。

  ‐SELECT文

  ‐INSERT文

  ‐UPDATE文

  ‐DELETE文

※JYP7205E 列“@1@”は有効な範囲中には存在しません.

[現象8]

ALTER DSI文で表のDSIの分割値を変更した後で、rdbprtコマンドは変更前の表のDSIの分割値を出力する場合があります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[条件1](現象1に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、rdbddlexコマンドでSET STATISTICS文を実行して1)の表へDSIの最適化情報を設定する。

[条件2] (現象2に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、下記のいずれのコマンドを実行する。

-rdbprtを実行して、3)で一括確定したDSIの定義情報を表示する

-rdbfmtを実行して、3)で一括確定したDSIを初期化する

-rdbupsを実行して、3)で一括確定したDSIの最適化情報を出力する

-rdbgcdsiを実行して、3)で一括確定したDSIを再編成する

[条件3] (現象3に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、下記のいずれのコマンドを実行して、3)で一括確定したDSIへ、入力ファイルのデータをロードする

  -rdbsloader

  -rdbfmt

  -rdbups

  -rdbgcdsi

[条件4] (現象4に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、rdbunlコマンドを実行して、3)で一括確定したDSI中のデータを出力ファイルへ出力する

[条件5] (現象5に対応)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードのDSI定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードのDSI定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、INSERT文を実行して、3)で一括確定したDSIの分割値に対応する行を追加する

[条件6] (現象6に対応する)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードの列定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードの列定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、rdbprtコマンドを実行して3)で一括確定した列の定義情報を表示

する。

[条件7] (現象7に対応する)

1) 表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ、

2) rdbddlex -lで、1)の表へ準備モードの列定義を追加する。かつ、

3) rdbddlfix -aで、1)の表へ追加した準備モードの列定義を一括確定する。かつ、

4) 3)が実行した後に、以下のいずれかのSQL文を実行して、3)で一括確定した列をアクセスする

  - SELECT文

  - INSERT文

  - UPDATE文

  - DELETE文

[条件8] (現象8に対応する)

1) ロードシェアを運用する。かつ、

2) Satelliteシステムに表を定義している。かつ、

3) 2)の表に1つのDSOと複数のDSIを定義する(各DSIに分割値を定義する)。かつ

4) rdbexdsiコマンドで3)のDSIをアプリケーションの処理対象外とする。かつ、

5) 2)の表にアクセスするアプリケーションを多重実行している。かつ

6) ALTER DSI文で4)のDSIの分割値を変更する。かつ、

7) 6)が実行した後に、rdbprtコマンドで、6)で処理したDSIの分割値を表示する。

現象・条件と一致した場合、本障害となります。

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PH07446

[現象]

lxrepenaコマンドを実行するとメモリに十分な空きがあるにもかかわらず、qdg12071uのエラーになってしまいます。

qdg12071u:利用可能なメモリが不足しています

[環境]

以下のいずれかの環境の場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) 以下を指定した入力ファイルでlxrepcreコマンドを実行した。かつ、

  - REPTYPEオペランドに“COPY”を指定している。

2) 1)の抽出レコードの長さが1024メガバイト以上である。かつ、

3) 1)の入力ファイルの抽出定義名を指定したlxrepenaコマンドを実行した場合。または、

1) 以下を指定した入力ファイルでlxrepcreコマンドを実行した。かつ、

  - REPTYPEオペランドに“MEMBER”を指定している。

2) 1)の抽出レコードの長さが1024メガバイト以上である。かつ、

3) 以下をすべて指定した入力ファイルでlxrepcreコマンドを実行した。かつ、

  - GRPNAMEオペランドを指定している。

  - MEMBERオペランドに1)の入力ファイルの抽出定義名を指定している。

4) 3)の入力ファイルのレプリケーショングループ名を指定したlxrepenaコマンドを実行した場合。

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PH07830

[現象]

以下の条件の場合、CREATE PROCEDURE文(プロシジャルーチン定義)が構文エラーにならずに、正常終了します。

派生する事象として、該当のプロシジャルーチンを指定して、CALL文を実行すると、qdg02842uのメッセージを出力して、Symfoware/RDBがダウンすることがあります。

qdg02842u:シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1) CREATE PROCEDURE文(プロシジャルーチン定義)を実行している。かつ、

2) 1)の定義で、ハンドラ宣言のハンドラ動作以外にRESIGNAL文を指定している。かつ、

3) 2)のRESIGNAL文で、信号値を省略している場合。

20

PH08192

[現象]

SQL文実行時に、処理対象の行がアプリケーションに返却されない場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSである。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)以下のいずれかに該当する。かつ、

  1-1)動作環境ファイルのJOIN_ORDERパラメタにAUTO、または、OUTSIDEを 指定する。または、

  1-2)SQL文にASSIST指定のLEADING_TABLEを指定する。

2)FROM句に結合表を2個以上入れ子で指定する。かつ、

3)内側の結合表が以下のいずれかに該当する。かつ、

  3-1)結合型にOUTER JOIN(外部結合)を指定する。かつ、WHERE句に結合表の右表の列にIS NULL以外の条件(*2)を指定する。または、

  3-2)結合型にINNER JOINを指定する。

4)内側の結合表のON句に、左側の値式が右表の列、右側の値式が左表の列である比較述語を指定する。かつ、

5)外側の外部結合の結合表のON句に、左右の値式が内側の結合表の左表の列と外側の結合表の右表の列である比較述語を指定する。かつ、

6)外側の外部結合の結合表のON句に、左右の値式が内側の結合表の右表の列と外側の結合表の右表の列である比較述語を指定する。

*1:外部結合の左表、右表は、結合型にLEFTを指定した場合を前提に記載しています。

    結合型がRIGHTの場合は、右表は左表に、左表は右表に読み替えてください

*2:複数の条件をORブール演算子に指定し、すべての条件に結合表の右表の列にIS NULL以外の条件を指定した場合、3-1)に該当します。

21

PH09084

[現象]

DBミラーリングサービスを構成する両ノードの状態が想定しない状態(*)となる場合があります。

本事象が発生すると、通常停止コマンドがエラー復帰します。

*:dxinfコマンドの出力において、ノードの状態が両ノードで「C:正系」となる。

[環境]

動作環境が以下の場合に発生します。

<Symfoware Server Mirroring Controller(以降、MCと略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

Symfoware Server Enterprise Extended Edition(以降、EEEと略す) V11.0.0~V11.1.2

Symfoware Server Enterprise Edition(以降、EEと略す) V11.0.0~V12.2.0

2)MC V11.0.0~V12.2.0を使用。または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0~V10.1.0B

EE V10.1.0~V10.1.0B

2)MC V10.1.0~V10.1.0Bを使用。または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE 9.1.0~9.2.0

EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux64-IPFの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE 9.1.0~9.2.0

EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V11.0.0A~V11.1.2

EE V11.0.0A~V12.2.0

2)MC V11.0.0A~V12.2.0を使用。または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE V10.1.0

EE V10.1.0

2)MC V10.1.0を使用。または

1)以下のいずれかを使用。かつ、

EEE 9.1.0

EE 9.1.0

2)MC 9.1.0を使用。

-Linux32の場合

1)EE V11.0.0A~V12.2.0を使用。かつ、

2)MC V11.0.0A~V12.2.0を使用。または

1)EE V10.1.0を使用。かつ、

2)MC V10.1.0を使用。

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)EE V11.0.0~V12.2.0を使用。かつ、

2)MC V11.0.0~V12.2.0を使用。または

1)EE V10.1.0を使用。かつ、

2)MC V10.1.0を使用。

<Symfoware Serverのデータベース二重化機能(以降、DB二重化機能と略す)の場合>

-Oracle Solarisの場合

1)以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.2

EE V10.1.0~V12.2.0

Symfoware Server Standard Edition(以降、SEと略す) V10.1.0~V12.2.0

-Linux64-EM64Tの場合

1)以下のいずれかを使用。

EEE V10.1.0~V11.1.2

EE V10.1.0~V12.2.0

SE V10.1.0~V12.2.0

-Linux32の場合

1)以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.2.0

SE V10.1.0~V12.2.0

-Windows64-EM64TまたはWindows32の場合

1)以下のいずれかを使用。

EE V10.1.0~V12.2.0

SE V10.1.0~V12.2.0

[発生条件]

DBミラーリングサービスを構成するノードを「ノード1」、「ノード2」とします。

1) [ノード1]・[ノード2]共にDBミラーリングサービスのサービス状態がセットアップ直後、または、通常停止状態である。かつ、

2) [ノード1]で正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する。かつ、

3) [ノード1]で何らかの原因によりSymfoware/RDBが停止している。かつ、

4) [ノード2]で正系ノードのDBミラーリングサービスを開始する。

※4)の状態でdxinfコマンドの実行結果から[ノード1]および[ノード2]の両方のノードのノードの状態が「C:正系」であると確認できます。

22

PH09189

[現象]

下記の現象が発生する場合があります。

最初に現象1が発生した後、発生条件に示した操作を行うことで、現象2から現象4へと現象が遷移していきます。

[現象1]

監査ログエレメントの Used rate が 0% でないにもかかわらず、Record span が表示されなくなります。

[現象2]

監査ログエレメントの Record span の開始時刻が、実際に格納されている最初の監査ログの格納時刻よりも新しくなります。

[現象3]

監査ログエレメントの Used rate が 0% でないにもかかわらず、Status が FREE になります。

[現象4]

媒体障害による閉塞が発生しないにもかかわらず、監査ログエレメントの状態がHARD-INHIBIT になります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Oracle Solaris

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

1)監査ログ運用を行っている。かつ、

2)状態がCURRENT USEとなった監査ログエレメントに対して監査ログを取得する。かつ、

3) 2)の後に一度も以下を実行していない。かつ、

  3-1) rdbstop コマンドのオプション無し

  3-2) rdbstop コマンドの -mc オプション

4)監査ログエレメントの切替えが発生していない。かつ、

5)rdbstop コマンドの -e オプションを実行する。かつ、

6) Symfoware/RDBを起動する(注1)。かつ、

7) アプリケーションまたはコマンドの実行で、監査ログを取得する(注2)。かつ、

8) 監査ログエレメントを切り替える(rdbauditコマンドの -eオプション)(注3)。かつ、

9) 以下のいずれかによってSymfoware/RDBを停止する。かつ、

  9-1) rdbstop コマンドのオプション無し

  9-2) rdbstopコマンドの -mc オプション

10) Symfoware/RDBを起動する(注4)。

注1:この時点で、現象1 が発生します。

注2:この時点で、現象2 が発生し、Record span の開始時刻には、2)の時刻は表示されず、7)の時刻が表示されます。

注3:この時点で、現象3 が発生します。

注4:この時点で、現象4 が発生します。

23

PH09487

[現象]

rdbddlexコマンドで、ファイル指定のSET STATISTICS文を実行すると、インデックスのDSIの最適化情報のページ数またはインデックスの高さが正しく設定されません。

[環境]

1)以下のいずれかのOSを使用している。かつ、

  - Oracle Solaris

  - Linux

  - Windows

2) 以下のいずれかの製品を使用している。かつ、

  - Symfoware Server V10.0.0以降

  - Symfoware Server 9.2.0以前

3) Symfoware Server 9.2.0以前の場合、FNS-20747の修正を含む緊急修正を適用している。対応する緊急修正番号は以下です。

・Oracle Solaris

緊急修正番号 : T002715SP-02~17

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.2.0

緊急修正番号 : T001858SP-08~22

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.1.0

緊急修正番号 : T001859SP-07~21

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0

緊急修正番号 : T001096SP-11~20

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.0.0,9.0.0A

緊急修正番号 : T001097SP-11~20

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.0.0,9.0.0A

緊急修正番号 : T000174SP-11~25

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 8.0.0

緊急修正番号 : T000191SP-10~24

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 8.0.0

緊急修正番号 : T025TS-18~26

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 7.0.2

緊急修正番号 : T025US-17~25

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 7.0.2

緊急修正番号 : T023GS-20~28

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 7.0.1

緊急修正番号 : T023HS-18~26

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 7.0.1

緊急修正番号 : T014HS-25~33

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 7.0

緊急修正番号 : T014IS-23~31

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 7.0

緊急修正番号 : 913621-39~46,913622-39~46,913623-39~46,913624-39~46

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 6.0.1

緊急修正番号 : 913625-34~41,913626-34~41

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 6.0.1

緊急修正番号 : 913574-37~44,913575-37~44,913576-37~44,913577-37~44

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 6.0

緊急修正番号 : 913578-35~42,913579-35~42

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 6.0

緊急修正番号 : 912090-66~69,912091-66~69,912092-66~69,912093-66~69

正式製品名称 : SymfoWARE Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 5.0.1

・Windows32

緊急修正番号 : T002016WP-08~22,T002017WP-08~22

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0,9.1.1

緊急修正番号 : T000210WP-10~24

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

              : Symfoware Server Base Edition

製品世代 : 8.0.0

緊急修正番号 : TK00678,TK00753,TK00799,TK00846,TK00918,TK00930,TK00940,TK01009,

                TK01080

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

              : Symfoware Server for Windows

製品世代 : V7.0L10,V7.0L10C

緊急修正番号 : TK00758,TK00794,TK00832,TK00913,TK00932,TK00945,TK01024,TK01094

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

              : Symfoware Server for Windows

製品世代 : V6.0L10

・Windows64-EM64T

緊急修正番号 : T002018XP-08~22,T002019XP-08~22

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0,9.1.1

・Windows64-IPF

緊急修正番号 : T002021IP-07~21,T002022IP-07~21

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.1,9.1.1

・Linux32

緊急修正番号 : T002784LP-02~17,T002785LP-02~17

正式製品名称 : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.2.0

緊急修正番号 : T001968LP-07~21,T001969LP-07~21

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0

緊急修正番号 : T000838LP-12~21,T001095LP-11~20

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.0.0,9.0.1

緊急修正番号 : T000241LP-11~25

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 8.0.0,8.0.0A

緊急修正番号 : T00989-18~26

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : V7.0L10C

緊急修正番号 : T00899-19~27

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : V7.0L10

・Linux64-EM64T

緊急修正番号 : T002786LP-02~17,T002788LP-02~17

正式製品名称 : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.2.0

緊急修正番号 : T001924LP-09~25,T001925LP-09~25

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

              : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0

・Linux64-IPF

緊急修正番号 : T001856QP-02~17,T001857QP-02~17

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 9.2.0

緊急修正番号 : T001926QP-07~21,T001927QP-07~21

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

              : Symfoware Server Enterprise Edition

              : Symfoware Server Standard Edition

製品世代 : 9.1.0

緊急修正番号 : T000674QP-16~25,T001108QP-11~20

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

              : Symfoware Server Enterprise Edition

製品世代 : 9.0.0,9.0.1

緊急修正番号 : T000132QP-13~27

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : 8.0.0,8.0.0A,8.0.1

緊急修正番号 : T000016QP-21~29

正式製品名称 : Symfoware Server Enterprise Extended Edition

製品世代 : V7.0L10

[発生条件]

1) rdbddlexコマンドで、SET STATISTICS文を実行している。かつ、

2) 1)のSET STATISTICS文でファイル指定を指定している。かつ、

3) 2)で指定したファイルに、表のDSIと関連するインデックスのDSIを指定している。かつ、

4) 3)の表のDSIに対するDSI情報で指定したレコード件数が、すでに設定されている最適化情報のレコード件数と異なる。かつ、

5) 3)のインデックスのDSIに対するBTREE型DSI情報で、以下のいずれかを省略している。

  - PAGE

  - INDEX HEIGHT

24

PH10442

[現象]

qdg12695uのメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。

qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード

=(idt_p:xxxxxxxx sub_code:xxxxxxxx module:jypfs250 line:xxx) u*

[環境]

以下のいずれかのOSである場合。

  • Windows

  • Oracle Solaris

[発生条件]

1)以下のいずれかのSQL文を実行し、作業用ソート領域を使用する。かつ、

  1-1)問合せ指定にORDER BY句を指定する。または、

  1-2)問合せ指定にGROUP BY句を指定する。または、

  1-3)問合せ指定のFROM句に複数の表を指定する。または、

  1-4)問合せ指定にDISTINCTを指定する。または、

  1-5)UNIONを指定する。または、

  1-6)集合関数にDISTINCTを指定する。

2)動作環境ファイルの実行パラメタSORT_MEM_SIZEにおおよそ1.5Gバイトを超える値(*)を

指定する。かつ、

3)1)の作業用ソート領域のデータ量が2)のSORT_MEM_SIZEに指定した値を超え、二次記憶

の作業用ソート領域を使用する。

*:作業用ソート領域のファイルに格納するレコードの格納順にも依存するため、しきい値

は一概に言えません。

おおよそ、1.5Gバイトを超える値を指定した場合に発生する可能性があります。