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Linkexpress Replication optionV5.0L19 インストールガイド
FUJITSU Software

2.3.1 初期インストール

初期インストールを実行するには、以下の手段があります。

2.3.1.1 GUIでのインストール

GUIでのインストール手順について説明します。

クラスタシステムへインストールする場合も、それぞれのノードにインストールしてください。

本ソフトウェアをインストールすると、Cドライブに“uninstall_LINKREP.bat”が作成されます。このバッチファイルは、アンインストール時に必要となりますので削除しないでください。

以下の手順でインストールしてください。

  1. ユーザーIDの変更

  2. CD-ROMのセット

  3. インストール

1.ユーザーIDの変更

“Administrator”権限のあるユーザー(Administratorsグループに属するユーザーID)でログインしなおします。

2.CD-ROMのセット

インストール用のCD-ROMをセットします。

autorunによるメニュー起動後は、画面の表示に従いインストールを続行してください。autorunによるメニューが起動しない場合は、以下のコマンドを実行してインストールします。

CD-ROMのドライブ名:\rep_menu.exe

[ユーザー アカウント制御]ダイアログが表示された場合、[続行]ボタンをクリックして、処理を継続してください。

3.インストール

以下の手順でインストールを行います。

  1. [Linkexpress Replication optionのインストール(L)]を選択します。

  2. インストールを続ける場合は、[次へ(N)]を選択します。

  3. インストール先フォルダを選択します。

  4. インストールを続ける場合は、[次へ(N)]を選択します。(Linkexpress Replication optionのプログラムのコピーが開始します)

  5. ソフトウェア説明書を読む場合は、[はい(Y)]を選択します。

  6. 環境変数(PATH)を有効とするため、システムを再起動する必要があります。続けて再起動できる場合は、[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]を選択します。

2.3.1.2 サイレントインストール

サイレントインストール手順について説明します。

サイレントインストールは、“Administrator”権限のあるユーザー(Administratorsグループに属するユーザーID)で行ってください。

デフォルトインストール先である“C:\Replication”以外にインストールする場合は、インストールパラメーターCSVファイルを作成してください。

以下の手順でインストールしてください。

  1. インストールパラメーターCSVファイルの作成

  2. サイレントインストール用のバッチファイルの実行

1.インストールパラメーターCSVファイルの作成

インストールパラメーターCSVファイルは、規格“RFC4180”に従い、作成してください。

  1. インストールパラメーターCSVファイルをコピーします。

    インストールパラメータCSVファイルのひな型は、“Z:\citool\sample.csv(ZはCD-ROMをマウントしたドライブ)”です。

  2. コピーしたCSVファイルを編集します。

    コピーしたインストールパラメーターCSVファイルの内容は以下のとおりです。

    installInfo,softwareName,Linkexpress Replication option
    installInfo,OS,Windows
    installInfo,Version,5019
    installInfo,Name,lrepinst
    parameters,LREPINST_DIR,C:\Replication

    installInfo、または、“installInfo”で始まるinstallInfoセクションは、パラメーターを変更しないでください。

    parameters、または、“parameters”で始まるparametersセクションは、下の表に対応しています。parameters行の3番目の要素(上記のサンプルの例でC:\Replication)が、インストールパラメーターの指定値となります。 必要に応じて指定値を変更してください。なお、parametersセクションは必ず1行以上を記述してください。

    parametersセクション

    parameters行の2番目の要素

    パラメーターの説明

    備考

    LREPINST_DIR

    本ソフトウェアのインストールディレクトリ

    省略値は“C:\Replication”です。

    注意

    • 指定値を記述しない(カンマで終わっている)場合、省略値が採用されます。

      parameters,LREPINST_DIR,
    • parameters行の2番目の要素に同じ文字列が指定したparameters行が複数ある場合は、最後に記述された行が有効となります。

2.サイレントインストール用のバッチファイルの実行

  1. インストール用のCD-ROMをセットします。
    インストール用のCD-ROMをCD-ROMドライブにセットすると、自動的に[インストールメニュー]画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックします。

  2. コマンドプロンプトで、サイレントインストール用のバッチファイル(lrepinst.bat) が存在するディレクトリに移動します。

    Z:\>cd citool
  3. コマンドプロンプトで、サイレントインストール用のバッチファイル(lrepinst.bat)を実行します。
    インストールパラメーターCSVファイルを作成した場合、作成したインストールパラメーターCSVファイルのパス名を引数に指定します。
    パス名の指定は、絶対パス指定と相対パス指定のどちらも可能です。

    Z:\citool>lrepinst.bat インストールパラメーターCSVファイル

    なお、すべて省略値でインストールする場合(インストールパラメーターCSVファイルを作成しなかった場合)は、lrepinstスクリプトを引数なしで実行します。この場合、以下の値が指定されたものとみなされます。

    インストールディレクトリ:“C:\Replication”

    Z:\citool>lrepinst.bat
  4. インストール結果の確認

    サイレントインストールが成功した場合、以下のメッセージが出力されます。

    Silent installation processing is successful.

    注意

    環境変数(PATH)を有効とするため、Linkexpress Replication optionを使用する前までにシステムを再起動する必要があります。

    何らかのエラーがあった場合、lrepinstスクリプトは復帰値0以外で終了し、異常原因を示すメッセージと、以下のメッセージが出力されます。

    Silent installation processing is interrupted.

    出力されるメッセージおよび対処方法については、“付録B サイレントインストールの復帰値およびメッセージ”を参照してください。