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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 運用ガイド
FUJITSU Software

12.2 IMAPSクライアントアプリケーションのログによる保守

本製品では、スマートデバイス上のアプリケーションのログを収集する仕組みを提供しており、環境やアプリケーションの問題などで動作異常が発生した場合のトラブルの調査などに利用することができます。

製品の機能が出力する保守用の情報のほか、製品が提供するライブラリを使用することで、アプリケーションは任意のメッセージをログとしてデバイス上に蓄積、および、ログをIMAPSサーバに送信することができます。

スマートデバイスから送信されたログは、IMAPSサーバのログ収集機能で受信し、以下のディレクトリにzip形式で格納されます。
Windows
<製品データインストールフォルダー>\domains\imaps0\logs\clients
Linux
/var/opt/FJSVimaps/domains/imaps0/logs/clients
送信されたZIPファイルには以下のファイル名が設定されます。
[受信時のタイムスタンプ]_[識別子].zip

注意

IMAPSサーバを複数台構成で運用している場合、スマートデバイスから送信されたログはどれか1つのIMAPSサーバが受信します。

参考

  • 識別子にファイル名に使用できない文字や半角スペースが含まれる場合は、該当箇所がアンダースコア(_)に置換されます。
  • 同じ日時に同じユーザーからログを受信した場合、ファイル名に以下のように通番を付与します。

    [受信時のタイムスタンプ]_[識別子]-[通番].zip

Windows標準のエクスプローラ、Linuxのgzipコマンドなど、OS標準の機能で展開してください。

ログ種別

ログ収集機能で収集したZIPファイルには、以下のログが含まれます。

ログ名称

ログファイル名

内容

サイズ

プラグインログ

imapsPlugin.log

IMAPSプラグインの内部情報を記録するログです。

技術員によるトラブル調査用の情報が記録されます。

10MB×2世代
(デフォルト)

ユーザーログ

imapsUser.log

ユーザーアプリケーションがログのAPIで出力した情報を記録するログです。

10MB×2世代
(デフォルト)

プッシュログ

imaps_push.log

プッシュ通知機能を利用したアプリケーションが出力するログです。

プッシュ機能について、技術員によるトラブル調査用の情報が記録されます。

10MB×2世代
(デフォルト)

注意

  • Android版のログには、初期化メッセージも出力されます。
  • ログの改行コードはAndroid/iOSはLF、WindowsではCR+LFです。
  • プラグインログ、ユーザーログおよびプッシュログのサイズおよびローテーション世代数は、クライアント設定ファイルで変更できます。
  • 指定方法は、"アプリケーション開発ガイド""クライアント設定ファイル"を参照してください。