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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

3.5.3.8 SLS内のデータの引き継ぎ

IMAPSでは、クライアント内にデータをセキュアに保存するための仕組みとして、SLSを提供しています。SLSを認証モードで利用している場合、格納データはパスワードをキーにして保護されています。
そのためパスワードが変更された場合、格納された暗号化データを引き継ぐ(暗号化データを新しいパスワードで再暗号化する)必要があります。

使用例
private async void loginFunc() {
    string url = "https://サーバアドレス:ポート";
    string userId = "user1";
    string passwd = "pass11";
    try
    {
        LoginManager lm = new LoginManager();
        await lm.loginOnline(url, userId, passwd);
    }
    catch (IMAPSSlsPasswordException spe)
    {
        // パスワードが異なるため、データの引き継ぎができなかった場合に例外が発生します。
        // データの引き継ぎをおこなうかをユーザーに問い合わせます。
    }
    catch (例外キャッチ)
    {
        // キャッチした例外の内容に応じて、例外処理を実装します。
    }
}

// データを引き継ぎます
private void transFunc(string oldPasswd) {
    try
    {
        LoginManager lm = new LoginManager();
        lm.transData(oldPasswd);
    }
    catch (IMAPSSlsPasswordException spe)
    {
        // パスワードが異なるため、データの引き継ぎができなかった場合に例外が発生します。
        // データの引き継ぎをおこなうかをユーザーに問い合わせます。
    }
    catch (例外キャッチ)
    {
        // キャッチした例外の内容に応じて、例外処理を実装します。
    }
}

// データを削除します
private void deleteFunc() {
    try
    {
        LoginManager lm = new LoginManager();
        lm.deleteData();
    }
    catch (例外キャッチ)
    {
        // キャッチした例外の内容に応じて、例外処理を実装します。
    }
}