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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

3.5.7 パッケージング

プログラムとして作成したクラスファイルをパッケージ化します。各プラットフォームのIDEでパッケージングを実施します。
Windowsの場合、アプリケーションに署名が必要です。
詳細は、"Windows デベロッパー センター"のドキュメントを参照してください。

注意

パッケージング作成のウィザードにて、「Any CPU」でのパッケージングはできません。対象のプラットフォーム(x86/x64/ARM)を指定してパッケージングしてください。

IMAPSサーバでアプリケーションを配布する場合

IMAPSサーバでアプリケーションを配布する場合は、パッケージ化したファイルを含めた以下のようなzip形式のアーカイブファイルを作成します。
アーカイブファイルの作成

それぞれのファイルについて説明します。以下のファイルをzipファイルのルートフォルダーに含めます。
  • アプリケーション本体
    パッケージ化したアプリケーション本体です。拡張子は、appxです。
    アプリケーションのバージョンと識別IDは255文字以降は無視されます。
    バージョンはアプリケーションのバージョンです。
    パッケージは、アプリケーションを特定するための値です。以下の値を参照します。
    Package.appxmanifestのIdentity要素のName属性
  • 説明ファイル

    アプリ詳細画面でアプリケーションの説明欄に表示する文章を定義するファイルです。ファイルはUTF-8で記載します。
    日本語の説明はdescription_ja.txt、英語の説明はdescription.txtに記載します。
    説明文は、0文字以上4000文字以下の範囲で記載できます。
    略時は空文字になります。

  • アイコン

    IMAPSサーバによる配布画面上で利用されるアイコンです。アイコンの推奨サイズは96x96ピクセル以上で縦横の幅が同じ画像です。ファイルはpng形式でファイル名はicon.pngです。
    省略時はデフォルトのアイコンになります。

  • そのほか

    アプリケーションをインストールするための依存ファイルなどです。Windowsアプリの場合は、依存関係にあるファイルもアプリケーション本体との位置関係を維持したままzipファイルに含めます。

注意

IMAPSサーバによる配布をするには、プラットフォームごとに以下の条件があります。丸括弧内は、主に対応が必要となる人物です。
ここで説明されている内容は、各ベンダーによって変更される可能性があります。最新の情報は、それぞれの公開情報を参照してください。
(システム管理者) Microsoft社とのサイドローディング契約が必要です。
また、以下のインストール条件があります。
  • (アプリケーション開発者) アプリケーションを信頼できるルート証明書にチェーンされた証明書を使って署名する。
  • (アプリケーション利用者) インストール先のスマートデバイスをActive Directoryドメインに追加するか、インストール時に開発者ライセンス認証を行う。
  • (アプリケーション利用者) インストール先のスマートデバイスのグループポリシー[信頼できるすべてのアプリのインストールを許可する]を有効にする。
アプリケーション利用者の操作は、アプリケーション作成時に生成されるAdd-AppDevPackage.ps1ファイルを利用することでも実行できます。
以下のように実行します。
  • (システム管理者) あらかじめこのファイルと、そのほかのアプリケーションのインストールに必要なファイルをzip形式のアーカイブに含めてIMAPSサーバに登録します。
  • (アプリケーション利用者) zipファイルをダウンロード・展開し、Add-AppDevPackage.ps1ファイルを右クリックして、[PowerShellで実行]を選択します。
  • (アプリケーション利用者) 画面に表示される質問に答えることでインストールできます。
※正式なインストール手順はマイクロソフト社のドキュメントを参照してください。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/jj874388.aspx