ページの先頭行へ戻る
Interstage Mobile Application Server V1.3.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

3.3.8 パッケージング

プログラムとして作成したクラスファイルをパッケージ化します。各プラットフォームのIDEでパッケージングを実施します。
署名なしのアプリケーションでもデバッグ環境では動作します。しかし、実際の端末で動作させる場合には署名が必要です。 詳細は、"Android Developers"のドキュメントを参照してください。

IMAPSサーバでアプリケーションを配布する場合

IMAPSサーバでアプリケーションを配布する場合は、パッケージ化したファイルを含めた以下のようなzip形式のアーカイブファイルを作成します。
アーカイブファイルの作成

それぞれのファイルについて説明します。以下のファイルをzipファイルのルートフォルダーに含めます。
  • アプリケーション本体
    パッケージ化したアプリケーション本体です。拡張子は、apkです。
    アプリケーションのバージョンと識別IDは255文字以降は無視されます。
    バージョンはアプリケーションのバージョンです。
    パッケージは、アプリケーションを特定するための値です。以下の値を参照します。
    AndroidManifext.xmlのpackage属性
  • 説明ファイル

    アプリ詳細画面でアプリケーションの説明欄に表示する文章を定義するファイルです。ファイルはUTF-8で記載します。
    日本語の説明はdescription_ja.txt、英語の説明はdescription.txtに記載します。
    説明文は、0文字以上4000文字以下の範囲で記載できます。
    省略時は空文字になります。

  • アイコン

    IMAPSサーバによる配布画面上で利用されるアイコンです。アイコンの推奨サイズは96x96ピクセル以上で縦横の幅が同じ画像です。ファイルはpng形式でファイル名はicon.pngです。
    省略時はデフォルトのアイコンになります。

  • そのほか

    アプリケーションをインストールするための依存ファイルなどです。

注意

IMAPSサーバによる配布をするには、プラットフォームごとに以下の条件があります。丸括弧内は、主に対応が必要となる人物です。
ここで説明されている内容は、各ベンダーによって変更される可能性があります。最新の情報は、それぞれの公開情報を参照してください。
  • (アプリケーション利用者) 配布されたアプリケーションをインストールするには、スマートデバイスの[提供元不明のアプリのインストール]を許可する設定にします。
  • (システム管理者) IMAPSサーバを自己発行証明書を使用してSSLで運用している場合、ブラウザ(IMAPSサーバによる配布画面など)でアプリケーションをダウンロードできないことがあります。その場合はHTTPで運用するか、または、認証局が発行した正式な証明書を利用してください。
  • (システム管理者) Androidの標準ブラウザを使用しており、ネットワーク接続にプロキシを使用している場合、アプリケーションを正常にダウンロードできないことがあります。その場合は、プロキシを不使用でIMAPSサーバに接続するように端末のネットワーク設定を変更してください。
  • (システム管理者) Android版Chromeブラウザでアプリケーションをダウンロードする場合、セキュリティ上の理由で確認メッセージが表示されます。ファイル名を確認し、問題なければ[OK]ボタンをタップすれば、アプリケーションをダウンロードできます。