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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 アプリケーション開発ガイド
FUJITSU Software

E.18 cordova emulate

形式
cordova emulate [--list|--nobuild] [--debug|--release] [--browserify] [--archs=anycpu|x86|x64|arm] [PLATFORM...] [-- platformOpts]
説明
cordova run --emulatorを実行します。
PLATFORM
対象のプラットフォームを指定します。
複数のプラットフォームを一度に指定するには、半角スペースで区切って指定します。
省略すると、プロジェクトに追加されているすべてのプラットフォームを対象にします。
オプション
--list
利用可能なスマートデバイスの一覧を表示します。
--nobuild
ビルドをスキップしてアプリケーションを配備します。
--debug
アプリケーションをデバッグ用にビルドします。
--debugと--releaseのどちらも指定しない場合はデバッグ用にビルドします。
Cordovaプロジェクトのルートディレクトリの下にパッケージを作成します。
表 E.7 パッケージを作成する場所
プラットフォーム 場所
Android platforms/android/build/outputs/apk/android-debug.apk
iOS platforms/ios/biuld/device/<アプリケーション名>.ipa
Windows platforms/windows/AppPackages/CordovaApp.Windows_<バージョン>_<archs>_debug_Test
--release
アプリケーションをリリース用にビルドします。
Cordovaプロジェクトのルートディレクトリの下にパッケージを作成します。
表 E.8 パッケージを作成する場所
プラットフォーム 場所
Android platforms/android/outputs/apk/android-release.apk
iOS platforms/ios/biuld/device/<アプリケーション名>.ipa
Windows platforms/windows/AppPackages/CordovaApp.Windows_<バージョン>_<archs>_Test
リリースモードでビルドする方法は、各プラットフォームベンダーの情報、および、 2.2.4 パッケージングの説明を参照してください。
プラットフォーム 参考URL
Android

http://cordova.apache.org/docs/en/6.x/guide/platforms/android/index.html

http://developer.android.com/tools/publishing/app-signing.html

iOS

http://cordova.apache.org/docs/en/6.x/guide/platforms/ios/index.html

https://developer.apple.com/jp/documentation/AppDistributionGuide.pdf

Windows

http://cordova.apache.org/docs/en/6.x/guide/platforms/win8/index.html

--device
USB接続しているスマートデバイスに配備します。
--device、--emulator、--targetのいずれも指定しない場合は、USB接続された端末があればそれに配備し、なければ起動しているエミュレータ/シミュレータに配備します。
配備可能なエミュレータが無い場合はプラットフォームによって動作が異なります。
プラットフォーム 動作
Android エミュレータの導入を促すメッセージを表示する
iOS シミュレータが起動する
Windows Windowsマシンに配備する
--emulator
エミュレータに配備します。
--target
指定したスマートデバイスに配備します。
targetidは、cordova run --listコマンドで確認してください。
--buildConfig <config file>|--buildConfig=<config file>
署名オプションを定義したファイルを指定します。
build.jsonファイルをCordovaプロジェクトのルートディレクトリに配置することで、本オプションを省略できます。
指定する内容は、パッケージングを参照してください。
--archs
ビルドターゲットとなるプロセッサアーキテクチャーを指定します。 複数の値を指定する場合は、半角空白で区切って指定します。 例:--archs="x86 x64" 省略した場合は、anycpuです。 指定できる値は、以下のとおりです。
説明
anycpu すべてのプロセッサ用にビルドします。
x86 x86用にビルドします。
x64 x64用にビルドします。
arm armプロセッサ用にビルドします。
platformOpts
ハイフン二つ「--」の後に空白を開けた後ろに、リリースビルド用の署名オプションやプラットフォーム固有の設定を指定します。
--buildConfigと本オプションを同時に使用した場合は、本オプションに指定した値が優先されます。
指定する内容は、パッケージングを参照してください。
戻り値
0
正常終了
1
異常終了

実行例

以下のように実行します。
> cd <Cordovaプロジェクトのディレクトリ>
> cordova emulate android