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Interstage Mobile Application Server V1.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

A.1 インストールパラメーターCSVファイルの作成

システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の書式に従いインストールパラメーターCSVファイルを作成します。サンプルを任意のフォルダにコピーして、必要となる機能に合わせてparametersセクションの各パラメーターの設定値を適切に設定してください。

ポイント

インストールパラメーターCSVファイルのサンプルは以下に格納しています。
<サーバパッケージDVD>\ISTAGE\citool\sample\IMAPS_param.csv
記述形式
インストールパラメーターCSVファイルは、各行3列のCSV形式で記述します
セクション名,パラメーター名,設定値
セクション名,パラメーター名,設定値
:
各列には以下の設定をします。
項目 設定内容
セクション名 セクション名を設定します。
なお、セクション名には、以下の2種類あります。
  • installInfo : 製品情報を設定します。
  • parameters : 本製品の設定パラメーターの情報を設定します。
パラメーター名 パラメーター名を設定します。

セクションごとに有効なパラメーターがあります。

設定値 設定値を設定します。

注意

  • 空行を含めることはできません。
  • セクション名、およびパラメーター名は省略できません。
  • セクション名が"installInfo"の行では、定義されてないパラメーターを設定することができません。また、同じパラメーターを複数回設定することもできません。
  • セクション名が"parameters"の行で定義されてないパラメーターを設定した場合、実行時に無視されます。また、同じパラメーターを複数回設定した場合、下の行の設定が有効になります。
パラメーター一覧
セクションごとに設定可能なパラメーターについて説明します。
installInfoセクション
パラメーター名 設定内容
Name 製品名を設定します。本製品においては、以下の固定値を設定してください。

"Interstage Mobile Application Server V1.3 "

注意

installInfoセクションには、上記のパラメーター以外に、"softwareName","OS","Version","Edition"が設定できますが、これらのパラメーターの設定値は、サイレントインストールには影響を与えません。

なお、上記のパラメーターの設定値は、1文字以上の半角英数字またはダブルクォート(")とコンマ(,)を除く半角の記号で構成される文字列が有効です。

parametersセクション
パラメーター名 設定内容
InstallPath インストール先のフォルダーを設定します。
DataPath データインストール先のフォルダーを設定します。
IMAPS_STANDARD IMAPSサーバを動作させるために必要な機能のインストールを設定します。
IMAPS_RTC 双方向通信サービスを利用するために必要な機能のインストールを設定します。
IMAPS_PUSH IMAPSプッシュを利用するために必要な機能のインストールを設定します。
IMAPS_BUSINESS IMAPS業務サーバ機能を構築する場合に必要な機能のインストールを設定します。
パラメーター詳細
パラメーターごとの設定内容について説明します。
InstallPath
設定内容 インストール先のフォルダーを設定します。
関係する機能 共通
有効な設定値 パス文字列
  • 41文字以下のパスをドライブ名から指定してください。
  • 次の文字を使用してください。
    半角英数字、半角スペース、"-"、"_"、"("、")"
    ":"は、ドライブ名の次の文字としては使用できます。
省略値 C:\Program Files\Fujitsu
備考 <指定フォルダー>\INTS-MAPS配下にインストールされます。
DataPath
設定内容 データインストール先のフォルダーを設定します。
関係する機能 共通
有効な設定値 パス文字列
  • 41文字以下のパスをドライブ名から指定してください。
  • 次の文字を使用してください。
    半角英数字、半角スペース、"-"、"_"、"("、")"
    ":"は、ドライブ名の次の文字としては使用できます。
省略値 C:\ProgramData\Fujitsu
備考 <指定フォルダー>\INTS-MAPS配下にインストールされます。
IMAPS_STANDARD
設定内容 IMAPSサーバを動作させるために必要な機能のインストールを設定します。
関係する機能 IMAPSサーバ
有効な設定値 Y:インストールします。

N:インストールしません。

省略値 N
備考
IMAPS_RTC
設定内容 双方向通信サービスを利用するために必要な機能のインストールを設定します。
関係する機能 双方向通信サービス
有効な設定値 Y:インストールします。

N:インストールしません。

省略値 N
備考
IMAPS_PUSH
設定内容 IMAPSプッシュを利用するために必要な機能のインストールを設定します。
関係する機能 プッシュ基盤サーバ
有効な設定値 Y:インストールします。

N:インストールしません。

省略値 N
備考
IMAPS_BUSINESS
設定内容 IMAPS業務サーバ機能を構築する場合に必要な機能のインストールを設定します。
関係する機能 IMAPS業務サーバ用プラグイン
有効な設定値 Y:インストールします。

N:インストールしません。

省略値 N
備考
記述例
インストールパラメーターCSVファイルの記述例を以下に示します。
installInfo,softwareName,Interstage Mobile Application Server
installInfo,OS,WindowsX64
installInfo,Version,V1.3
installInfo,Name, Interstage Mobile Application Server V1.3
parameters,InstallPath,C:\Program Files\Fujitsu
parameters,DataPath,C:\ProgramData\Fujitsu
parameters,IMAPS_STANDARD,Y
parameters,IMAPS_RTC,N
parameters,IMAPS_PUSH,Y
parameters,IMAPS_BUSINESS,Y

注意

インストールパラメーターCSVファイルを作成する上で注意が必要な設定について説明します。
インストールパラメーターCSVファイルでは、個々のパラメーターとしては、有効な値を設定している場合でも、機能の組み合わせや実行環境によっては、設定値が有効にならない場合や、サイレントインストールまたは、その後の環境構築、運用に失敗してしまう場合がありますので注意してください。
“InstallPath”または“DataPath”
次の場合には、サイレントインストールに失敗しますので、あらかじめインストール環境を確認してください。
  • "InstallPath"および"DataPath"に同じフォルダーを指定した場合
  • 書き込み不可のフォルダーを指定した場合
  • 指定したフォルダーまたはドライブの容量が不足している場合